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ウィンター! 部活動のお時間です! ~文化部編~
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○北の大地へ ~
生物部
「生物部、北へ……そうボクらがブラキストン線を越える日がいよいよ来たんだよ」
羽田空港へ向かうバスの中、ウルフカットに眼鏡の
新井 すばる
がちくわを片手につぶやいた。
「ブラキストンセン? 何かの光線?」
もこもこに冬装備を固めたののこが頭上に『?』マークが浮かびそうな顔をしている。
「ブラキストン線は動植物の分布境界線ですー。簡単に言うと、津軽海峡を境に、生息している動物の種類ががらっと変わるのです」
三つ編みで童顔の部長、
屋敷野 梢
が説明する。
「そう、つまり北海道には本州じゃ見られない動物がいっぱいいるってことなんだ」
すばるがののこに向けてウィンクした。
「そっかー、楽しみ!」
元気にはしゃぐののこである。
冬休み12月の某日、寝子高生物部部員3名とと体験入部者4名、総勢7名が北海道へ向かった。
「体験入部の皆さん、よろしくね。会計としても、部員が増えてくれるとありがたいわ」
ロングヘアに眼鏡、いかにも真面目な感じの
神野 美野梨
が言う。
「よろしくお願いしまーす」
声を揃えるのはののこと美弥子。
「不束者ですがよろしくお願いしますよっと」
獣の耳のようなヘアスタイルと顔の刺青が目立っている
鳴海 瀬斗
もノリ良く挨拶する。
ノリの軽いちゃらけた性格に見えるが、稲荷神を祀る神社の一人息子であった。
「いつも妹がお世話になってます。今回は用事で来れない妹の代わりというわけではないのですけど、新井さんが生のキタキツネが見れるからと誘ってくださいまして」
こちらもロングヘアだが、柔和なイメージの
橘 舞
が口を開く。
人当たりもよく世話好きで情に厚く、語学にも堪能。
おまけに、美人で手料理もうまい。
更にどんな状況でもいい方に考えられるポジティブシンキングを持つ、完全無欠のお嬢様だ。
「俺もキタキツネ見たい! 妹さんって、あれ、橘ちゃん1年生だよね?」
瀬斗の疑問に舞はにっこりと答える。
「ええ、1年ですよ。双子の妹が生物部なんです」
(新井さんや部長さん、美野梨さんは、友人が主催しているミステリ研究会のメンバーの方ですけど、新井さん以外とはお話したことがないので、他の皆さんとも仲良くなりたいですね)
舞は持ち前の人当たりの良さで、気さくに皆に話しかけた。
「やっぱり冬の北海道は寒いですね。家族と旅行で何度か来たことはあるのですけど夏だったので、冬の北海道はこれが初めてなのですよ」
「そうね……私もよ」
(舞さんは妹さんと双子だからよく似てるけど、もっと柔らかい感じね)
新井くんに任しておけばいいかしら、と美野梨は思っていたが、いつの間にか話に引き込まれて返事を返しているのだった。
すばるも皆に実家の魚屋『魚新』のちくわを勧めたり、特技の手品をしながら話しかけ、体験入部者とも仲良くなっていた。
「いやー、とうとう冬の北の大地に降り立ってしまいましたよー! よーし、皆さんで北を堪能しましょー!」
一面の雪景色を見ながら梢が元気に言う。
ちなみに、北の大地なのでイラストよりしっかり防寒している。
2泊3日の北海道合宿の1日目は、屈斜路湖散策。
釧路空港から川湯温泉を経由してやってきた。
湖面は蒼空と雪山を映し、美しい光景が広がっている。
皆完全防寒の装備だが、バスを降りると寒気が突き刺さってきた。
「うっひゃー、たくさん積もった雪を踏むのは面白いなぁ」
瀬斗が雪を踏みしめながらはしゃいだ声をあげる。
「ここらへんの砂ってなんて言ったっけ……まぁなんか忘れたけど、掘ったら温泉出るんだよな?」
そう言うと瀬斗はブーツのつま先で雪の積もっていない場所を掘ってみたが。
「うーん冷たいな。やっぱり普通に温泉入った方があったかそーだ」
「あー、砂湯は夏ですね。今は寒いからすぐ水になっちゃいますよー」
梢が湖に近づきながら言う。
「晴れてよかったわ。でもやっぱり寒いわね……」
白い息を吐きながら美野梨がつぶやく。
「そうだね、でも冬の北海道なんてなかなか来るチャンスはないよ。この機会にクッシーを探してみようか」
すばるが言う。
「クッシー?! ネッシーみたいな奴だよね、探そう!」
ののこが目を輝かすが。
「クッシーより寝子島でネコシーを探したほうが可能性があるわよ」
冷静に美野梨が言う。
「ここ、昔硫黄が湧き出て魚が全滅したんですよね。今はニジマスやらヒメマスやらがいますが、餌がない時期があったので例の伝説はただのロマン派です!」
梢も言うのだった。
「まあ、いないんですか? 残念です」
がっかりしたのはののこだけではなかった。舞もののこと共にクッシーに期待したらしい。
「クッシーの件に関しては、そうだね部長が言っているように難しい」
すばるが寒さで凍ったちくわを口から放して言う。
「でもそれは古代からの生き残りとかそういった全うな考え方では無理だということで、1つアウトとられただけなんだ。陰棲生物学ってのは懐が深くてね。1つのアウトじゃいないことにならないんだ」
「じゃ、いるかもしれないの?」
美弥子が尋ねる。
「だからいるのだと乱暴に言うわけじゃない。そういうアウトの積み重ねをボクらは重ねて行けばいい。そうやっていって、どうしてもアウトに出来ない部分を発見した時がうれしいのさ。浪漫といってもいい」
「なんだか難しいけど、いるかもしれないんだね!」
ののこが元気を取り戻す。
「生物だってね、記憶の中、心の中にも住めるんだよ」
そう言いながらすばるはウィンクする。
「クッシーでておいで~」
そのウィンクには気づかず、ののこは湖面に呼びかけるのだった。
しかし答えるのは、クァックァッ、クォウクォウというハクチョウとカモのにぎやかな声ばかりである。
「屈斜路湖、深いからまだ凍ってないんですねー。ハクチョウがカモのごとく大量にいるとなかなかシュールですね」
梢の感想に、
「カモもけっこういるよー」
とののこ。
「そうですね、入り乱れてまーす……よく見るとアヒル顔ですし、優雅というか……」
「離れて見たほうが綺麗なのかもしれないわね」
美野梨が同意した。
「それにしても寒いですねー。ホットの缶珈琲、一瞬で冷えちゃいます」
缶珈琲で暖を取ろうとした梢だが効果はわずかしか続かず、歯をガチガチ言わせている。
「UMAより温泉はいりましょーよー寒いです! さむーい!」
「あそこのお土産屋に避難しようか」
すばるの声に、一行はお土産屋に駆け込む。
「舞さん見てごらん」
クッシーの人形を手に取り、すばるが言った。
「これは人形だけどこんなのがここにいると想像するだけでもわくわくしてこない?」
「ええ、そうですね」
舞は柔らかく微笑み、人形を見つめる。
「わーい、クッシーかわいい!」
クッシーのぬいぐるみを抱き上げてののこが歓声をあげる。
「あ、ののちゃんクッシーのぬいぐるみいいよね。ボクも買って帰ろうかな」
妹のことを思い浮かべながらすばるが声をかけ、舞もそちらへ向かっていく。
一方、瀬斗はキタキツネのぬいぐるみを手に取っていた。
「狐、好きなの?」
美野梨が声をかけた。
本来積極的に話しかけるタイプではないが、体験入部のののこや美弥子、鳴海が疎外感を感じないよう、なるべく話しかけようと思っていたのだ。
「ああ、動物はみんな好きだけど、特に狐はかわいいわー」
可愛くてたまらない、という表情でたれ目を細める瀬斗。
それを見ながら、
(生き物の好きな人に悪い人はいないわね)
と美野梨は思う。
「みんなはどんな生き物が好き?」
美野梨は近づいてきた舞と美弥子にも話しかけた。
ちなみに、美野梨はののことは『ねこみゅ』で一緒なので、彼女が猫好きなのは知っている。
「私はどちからというと猫派なのですけども、動物は全体的に好きですね。あ、でも、虫は苦手です」
舞が答えると、
「私も虫はだめ……! 特に毛虫やクモは。好きなのはやっぱり猫かなあ」
虫のことを話す美弥子は嫌そうな顔をした。
「美弥子さんも虫苦手なんですか? 私も脚が多いのとか苦手ですよ。冬の北海道だから虫はいないと新井さんがおっしゃってましたのでその辺は心配しておりませんけども」
舞の言葉に、
「北海道って虫いないの? 食べ物も美味しいし、北海道に住みたいなあ」
美弥子が言う。
「そうね、私も猫が好きだけど他の動物も好きよ。虫はたぶんいないと思うけど……」
美野梨も相槌を打ちつつ思う。
(屋内は暖かいので絶対いないとは言い切れないわね……)
幸い、その後泊まった温泉旅館では虫と遭遇することはなかった。
「部屋割りは適当でーす!」
とはいえ男子2人は相部屋決定だ。
「今回男一人じゃなくて良かったよ。
前回なんて
僕だけテントに泊まったからねー」
「マジ?!」
すばるの言葉に瀬斗が驚く。
「新井さんだけキャンプされたのですね、楽しそうです」
おっとりと舞が言えば、ののこも羨ましそうに。
「女の子はキャンプじゃないの?」
「あれは宿の都合で……一日だけよ」
美野梨が説明した。
今回は部屋の問題もなく、皆は温泉を満喫した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
24人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月16日
参加申し込みの期限
2016年03月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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