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ウィンター! 部活動のお時間です! ~文化部編~
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合宿2日目、一行は釧路湿原に着いた。
「今日は雪とけたのかなー? あれ、なんかキラキラしてる……」
真っ先にバスを降りたののこが、あたりを見回して言う。
舞い降りる雪がキラキラと光を反射する。
まるで宝石が降ってくるように見える光景は幻想的だった。
「あっ、これがダイヤモンドダストですー。氷点下10度以下で無風の晴れた朝でないと、滅多に見られないんですよ」
梢が満足そうにきらめく細氷を眺める。
「綺麗ね……見られるとは思っていなかったわ」
美野梨もそうつぶやいて見惚れた。
「あ、実は釧路は雪が少ないです。寒くて死ねますけど」
梢の言葉に、美野梨も続ける。
「この湿原は夏は霧の日が多いけど、冬は晴れた日が多いそうね」
効率的に観察するため、下調べは万全にしてきた。
展望台で雪原を見渡しながら、梢が全員分の双眼鏡を渡す。
「双眼鏡は貸し出しますよー! 体験入部の方、使い方を説明しますねー。まずは接眼レンズを目の幅に合わせます……」
梢が双眼鏡を調整しながらの説明にののこが感心する。
「ほえー、双眼鏡ってただ覗けばいいもんじゃなかったんだね」
「意外と使うのって難しいなコレ」
瀬斗もピント合わせに苦労しているようだ。
「左右の視力差が有る場合、調整しないとちゃんと見えないから大変なんですよー」
「どんな動物がいるんでしょう? 私はやっぱりキタキツネがみたいですね。新井さんも見れるよとおっしゃっていたので……楽しみです」
舞が言う。
「ここで見られるのはエゾシカ、キタキツネ、タンチョウ、オジロワシ、オオワシ等です。シマフクロウに会えたら幸運ですね。ヒグマは冬眠中でーす」
一通り皆がピントを合わせられるようになったのを確認すると、梢は次の説明を始める。
「では探し方をレクチャーしまーす! オオワシ・オジロワシは案外見つけやすいです。周りを見渡せるポツンと立ってる木とかー獲物を探してるんですよー」
「それにしても、鳴海くんって狐っぽいわね……髪型といいアクセサリーといい」
美野梨の小さな呟きをすばるは聞いていた。
「鳴海くんは確かに狐っぽいね。どれ、木の葉をのせてみたら化けてくれるかな」
そう言ってすばるが笑う。
軽くお昼を済ませ、午後からは雪上散策だ。
梢が声を上げる。
「お昼は軽食ですが、帰ったら市場いきますので気張っていきましょー! それでは、スノーシューを履いて雪上散策しまーす」
スノーシューは、西洋かんじきとでもいうべき雪の上を楽に歩くための雪上歩行具だ。
手軽に雪上の歩行を楽しむことができるので近年はツアーで使われている。
「スキーよりは歩きやすいねー」
ののこも気に入ったようだ。
双眼鏡を覗きながら瀬斗が言う。
「キタキツネの狩りってめちゃ可愛いらしいよな。ネットで雪にダイブするやつ見たけどキュンとしたわー。俺はキタキツネをひたすら探すかぁ」
「見れるといいですね。テレビではみたことあるのですけど……運良く見れたら記念に写真を撮りたいです……そういえば、るーるるとか言うと近寄ってくるって話、あれは事実とは違うそうです。それはちょっとショックでした」
舞が微笑んだ。
「あ、あれ足跡じゃない?」
しばらく歩いたとき、双眼鏡を覗いていた美野梨が言った。
「神野さんこっちにも足跡が。ほら二組、カップルかもね」
すばるは意味ありげに美野梨に微笑みかける。
「あーっ、キツネ!」
ののこが声を上げる。
指さすほうを見ると、金色の毛の生き物が、確かに雪上を駈けていた。
「静かに……騒ぐと逃げてしまうわ」
美野梨が、そして美弥子がスマホを構えシャッターを切った。
「キツネはやっぱりかわいいよね。みんなで見られて良かったよ」
その姿が雪原に消えてから、すばるがつぶやいた。
「写真、撮れた……」
美弥子が信じられないように言う。
「まあ、キツネに見惚れて写真のことを忘れていました。見せていただけませんか」
舞がおっとりと言う。
「串田さん写真とれたの?」
すばるが美弥子のスマホを覗き込む。
「うまいねー、素質あるかも」
「そんな、たまたまだよ」
照れる美弥子。
「あ、あっちに丹頂がいまーす!」
梢が指さした。
双眼鏡で覗くと、一本足で立ったタンチョウヅルの姿があった。
タンチョウは足を下ろすと悠々と歩き出した。
もう一羽がすうっと滑空し、優雅に羽を動かす。
その羽ばたきは、時の流れがゆっくりになったような不思議な流れを感じさせた。
皆はしばしその姿に見惚れるのだった。
「写真、撮らなきゃ」
今度こそ、と美野梨がシャッターを切った。
散策を終えて、一行はバスまで戻ってきた。
「夏の湿原も興味深いわね。また来れるといいのだけど」
観光パンフレットを見ながら美野梨が言う。
「夏の湿原はいいよね。ああ、またぜひ来たいね。みんなでさ」
すばるが頷いた。
「ここに書いてあるザンギって何?」
美野梨が首をひねる。
「ザンギは北海道名物で、からあげみたいなものですー。百聞は一見に如かず、食べてみましょー!」
梢が嬉しそうに言い、ののこが歓声を上げる。
「おなかすいた! 食べたい~」
瀬斗も笑顔を見せた。
「この後市場行くんだったよなー。俺海の幸すっごい好きだから楽しみだわ」
「今はシシャモの季節で明日は厚岸で牡蠣です! ふふふ……」
「シシャモに牡蠣……よし、たくさん食べるぞ!」
2日目は市内の温泉付きホテルに宿泊。
最終日は釧路川などを散策して、厚岸で昼食の後、夕方には釧路空港を発つこととなる。
短い時間だけど楽しみつくそう! と皆の思いは一致していた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
24人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月16日
参加申し込みの期限
2016年03月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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