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ウィンター! 部活動のお時間です! ~文化部編~
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「それじゃ私は、紅白かまぼこと錦たまごだね」
腕まくりをしながらあおいが言う。
「にしきたまごって?」
ののこが尋ねる。
「ほら、黄色と白に分かれた卵、あるよね」
「目玉焼き?」
「違う違う、まあ見てて。まずはゆで卵を作るよ」
あおいは水の入った鍋に卵を入れ、火をつけた。
綾花は隣でちょっと心配そうにあおいの調理を見ていたが。
(今のところ大丈夫のようですね)
そう判断し、綾花は自分の作業を進めることにする。
ニシンを昆布で巻き、茹でた干瓢で結んで昆布の戻し汁や醤油などで味付けして、煮る。
ぐつぐつ煮える音と共に、昆布と醤油の良い香りが漂いだす。
絽紗は、煮た海老が冷めたところでタッパに入れ、冷蔵庫に入れた。
「しばらく寝かせておきます。その間に黒豆にとりかかりましょ」
お豆さんが傷つかないように、やさしくやさしく手洗いする。
「えっ、何入れてるの?」
ののこが驚いた。
絽紗は持参した鉄製の箸置きを鍋底に入れたのだ。
「鉄が思いつかないので持って来ました。驚くかもしれませんが、これでお豆さんがツヤツヤ真っ黒になるんです」
「ええ~、すごい」
美弥子も感心している。
「それと調味料のさしすせその『す』と『そ』を抜いたものをいれて、中火で煮ますねー」
「えっと……さはさとうで、しは塩だけど……『せ』って?」
ののこが首をひねる。
「『せ』は醤油ですよ。昔はしょうゆのことを『せうゆ』と言ったんですって」
絽紗が説明する。
「へー」
「吹きこぼれに注意して灰汁をとりながら、水を足していきます。うちだと最近は買っちゃっていますけどこうするとふっくら、ぷっくりした黒豆になりますから」
レオンは焼きあがった卵に切れ目を入れ、巻きすで巻いていた。
「い、意外と難しいな、これ……!」
巻きすごと巻いてしまうと後で外すとき面倒になる。
巻き込まずに丸めるよう、苦戦しながら伊達巻を巻く。
「……いえ、初めてとは思えない手際だと思います……」
彩が感心する。
「そうか? ……よし、なんとかできた!」
そのまま巻きすごと輪ゴムで留め、形が落ち着くまでしばらく置く。
「次は栗きんとんだな。こっちは伊達巻より簡単かな?」
レオンはさつまいもの皮をむいて、水にさらしてアクを抜いていく。
「んで、くちなしで色づけした湯でさつまいもをゆでて……」
「綺麗な色になるんだね~」
ののこが覗き込む。
「裏ごしして砂糖を混ぜたら、鍋に入れて。シロップを加えて煮詰めて、それから栗の甘露煮を混ぜて練る」
「あの、こ、焦げそうです……」
彩が指摘した。
「うお、やべ焦げる焦げる!」
「わあっ、大変!」
レオンはあたふたと火を止め、少量の水を足す。
「あ、危なかった……」
(ちょっと危なかったが、こっちもなんとか完成だな)
それから伊達巻の巻きすを外して、綺麗に切った。
(ちょっと不格好だが、まあうまくできたほうだろう)
お多福豆を煮ている間、彩は紅白なますを作っていた。
「だ、大根と人参をなます切りに……します」
「聞いたことある! 戦いもので、なます切りにしてやる! って言うよね~。千切りとは違うの?」
質問したのはののこだ。
「え、ええ……斜めに薄切りにしてから、千切りにするんです……」
相変わらずおどおどしたまま彩は説明する。
「ふーん、なるほど~」
「は、はい……それぞれ塩を振って揉み込みます」
これでなますは出来上がりだ。
お多福豆のほうは、煮た後流水で2時間冷ます。
さらに30分煮て2時間冷まし、砂糖を入れて1時間煮るという長丁場だ。
「あおいちゃん、ゆで卵、そろそろいいんじゃないでしょうか」
昆布巻きを煮込んでいる間にくわいの煮物作りを始めていた綾花が指摘する。
「あっ、そうだね!」
慌ててあおいが火を止め、ゆで卵を水で冷やす。
「ああ、ひびが入っちゃった……」
「殻むくの手伝おうか?」
ののこが声をかけるのに、あおいはちょっと考えて言う。
「うん、けっこう難しいよ? 一か所割れ目を入れたら、卵を軽く握ってみてね」
「こう?」
「そうそう、全体に細かくひびを入れると気持ちよくつながってむけるの」
「へえー、すごいあおいちゃん!」
感心するののこと美弥子に、あおいは嬉しそうに言う。
「すごいでしょ。同好会で教えてもらったんだ♪」
それを微笑ましく見守りながら、綾花はくわいの芽を残して皮をむいていた。
「……ク、クワイの芽、取れずに残っていますね。上手ですね……」
彩が羨ましがる。
「えっ、芽って残しておくの?」
美弥子とののこが驚いた。
「くわいは、『芽が出る』『めでたい』縁起物だから、芽を取らないんです」
綾花の説明に、二人はまたまた感心した。聞いていた絽紗も話に混ざる。
「おせち料理も色々と意味があるとかで、海老は見た目と漢字の通り長寿を祝って、紅白のなますやかまぼこは紅白で縁起物だとかで、面白いですねぇ」
「ほえー、そうだったんだ~」
「そうですね。くわいは、茹でてから、醤油やみりんなど加えて煮込みます」
「食べたことないけど、美味しいの?」
ののこの質問に、綾花は答えた。
「ほろ苦いので、好き嫌いは分かれるかもしれませんね。ぜひ食べてみてください」
「美味しいよ」
あおいも笑顔で答えるのだった。
綾花は昆布巻きも確認し、田づくりを作り始めた。
ごまめをじっくりと炒って、醤油や砂糖などを煮立たせ絡める。
香ばしく甘い匂いが家庭科室に漂った。
「最後の里芋は簡単ですよー。お芋さんはこの時期よく作るメニューですねぇ」
絽紗が里芋の煮物を作り始める。
「何か手伝えることあるか?」
手が空いたレオンが声をかけた。
(他のメンバーの腕前を見るいい機会でもあるしな)
と思っている。
「それじゃあ、あおいさんのほうを手伝ってあげてください」
言いながら、手際よく皮をむいていく。
「おおー、さすがだな」
感心するレオン。
「これも手ごろなサイズに切ってから先ほどのお出汁にみりんを少し足して煮つめて、冷まします」
「それじゃ、手伝ってもらってもいい? 白身と黄身を裏ごししてるの」
「ああ、任せろ」
「できたら砂糖を入れて、っと」
「待ってあおいちゃん! それ塩です!」
綾花が慌てて声をかけた。
「あっ」
「おいおい、大丈夫か?」
「だ、大丈夫まだ入れてないよ……うっかりしちゃった」
コツンと自分の頭を叩くあおい。
「もー、あおいちゃん、しっかりしてよ」
ののこがツッコミを入れる。
「ごめんごめん。ありがとう綾花ちゃん。もう間違えないよ」
とりあえず目を離さないでおこう、と思う綾花とレオンだった。
「私手が空いてるので、かまぼこ切っておきますね」
絽紗が言う。
「それじゃ私たちが紅白に並べておくよ~」
ののこと美弥子も手伝った。
こうして無事に錦たまごと紅白かまぼこが完成した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
24人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月16日
参加申し込みの期限
2016年03月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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