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ウィンター! 部活動のお時間です! ~文化部編~
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○幽霊屋敷と廃遊園地 ~
新聞部
「幽霊屋敷? ……おっおぅなのだ」
新聞部の会議で書記を務めていた
後木 真央
は、ホワイトボード用黒ペンを取落としかけた。
「そうだ。山中の廃屋で、近くには廃園になった遊園地があるが、ここも何かと噂がある」
新聞部部長の
八神 修
はこともなげに言った。
(NMRは神魂事件メインかと思っていたのに今回はマヂ幽霊屋敷っ!?)
真央は心の叫びを外に出すまいと誤魔化しながら書記を続ける。
「今回の合宿は『幽霊屋敷と忘れ去られた遊園地』なのですね!」
うんうん、と頷いてポニーテールを揺らしながら、サブタイトル風に
椿 美咲紀
が言った。
「この冬のさなかに敢えて幽霊屋敷とは。我々、攻めに攻めていますよね」
美咲紀はいつもどおりのにこにこ顔で、興味深々といった様子だ。
「次号の編集会議+NMR(寝子島ミステリーレポート)の体験取材企画+交流が目的となる。移動と宿泊はレンタルキャンピングカー。運転はうちの運転手に頼む。昼は山奥の廃屋を探検、夜は廃止遊園地を探検。そこで泊まる」
手を震わせないよう務めながら、真央は修の説明を板書する。
(ほ、ホラーに首を突っ込むのは冬だけど冬だけどっ……いや、幽霊屋敷と一括りにされているだけで全然別物の可能性だって)
「録画やレポート等も行う番組撮影仕立てにしよう」
真央は微妙にひきつった笑顔で修の言葉に頷いた。
(漁師なんてみんな元海賊じゃね? って言われたら頷きたくなるほど喧嘩っ早い人は多い)
ふと真央は知り合いのじいちゃんやおじちゃんたちの顔を思い出す。
(そういう人の中で育ったからか血筋か、腹を括った時の自分は驚くほど動じないけど……切り替わるまでは……怖い物は怖いのだ苦手なのだ)
「幽霊屋敷と廃園ですか……如何にもなシチュエーションですね。特に夜間の廃園は注意しませんと……」
身体能力の高い
常闇 月
の慎重な発言に、真央は少し安心したが。
「面白そう! 美弥子ちゃんも誘ってくるよ!」
ちょうど体験入部希望でやってきたののこが目を輝かす。
「ああ、レアな体験になると良いな。宜しくな」
修はののこに笑みを向けた。
(だめだ計画を立てるみんながあんまり楽しそうで、怖いなんて言えないのだ)
ひきつった笑顔の真央の気を知ってか知らずか、修は言った。
「決まりだな。春賀にもぜひ参加してもらおう。連絡しておく」
「こういった新聞部の合宿は初めてですので、どうしたものか……とにかく、よろしくお願いします」
月が言った。
「はい、春賀です。……新聞部の合宿ですか?」
サイドテールの長い髪、女の子にしか見えない
春賀 幽
は修からの電話を受けた。
「廃墟探索してミステリーレポート? あはは、なるほどぉそれでボクも必要なのですねぇ?」
幽は苦笑した。神主である幽は除霊・お祓いにも詳しい。
「まあ、滅多なことはないだろうけどな」
「場所によっては危険もありますからねぇ、これは」
電話越しの修の軽い口調を聞きながら、幽は準備は怠るまいと考えていた。
「わかりました、参加させてもらいますよぉ。参加者は全部で何人ですかぁ?」
どんよりした曇り空。空気は冬にしては生暖かい気がした。
「ここだな」
部長として旅程を仕切る修が言った。
キャンピングカーを降りた一行を迎えたのは、入り口に蜘蛛の巣の張った古い洋館だった。
かつては美しかったであろう壁は風雨で汚れ、色あせて見る影もない。
まさに幽霊屋敷という呼び名に相応しい風情の建物だった。
「いざ屋敷探索に出発なのです! 勿論カメラ準備ですよ。何か撮れてしまうかもしれません」
美咲紀はわくわくしているようだ。
「だ、大丈夫かな」
ののこに引っ張られてきたもの、美弥子は及び腰のようだ。
「幽霊屋敷とは何かと縁がありますね。以前では少々ありましたが……こちらはどうなんでしょうか」
月がぼそりとつぶやく。
「えっ、幽霊屋敷行ったことあるの? どうだった?」
ののこが、目を輝かせつつ声をひそめた。
「以前の、ですか? そうですね……詳しい内容はお教えできないのですが、結論を申し上げれば……」
月は基本的に無口だ。話すときも自分が必要と思ったことのみしゃべる。
「申し上げれば?」
美弥子が、ごくりとつばを飲み込む。
「出ましたよ」
「えっ! どんな……いや、やっぱり聞きたくない~」
「えー、聞きたい~」
美弥子とののこの反応は分かれたが。
「……すみません、脅かすつもりはなかったのですが」
月はそれ以上そのことを語ろうとしなかった。
(こうなったら幽霊なんていないって暴くのだ)
真央は決意した。
幽はキャンピングカーから電源を取り、各種機材のセッティングを手伝った。
様々な角度から撮影できるように、ポラロイド、デジカメ、ハンディカムカメラ、パソコン、簡単な集音マイク等準備は万全だ。
そして幽が持ってきたのはそれだけではなかった。
「皆さん、身代わり人形を肌身離さず持っていってください。皆さんからいただいた髪が入れてあります」
幽が人数分用意した身代わり人形を皆に渡す。
「……これが身代わりになってくれるの?」
ののこは手作りらしい人形を眺め、ポケットにしまった。
(幽霊なんて怖くない、怖がれば何でも枯れススキ)
真央は自分に言い聞かせている。
「幽くんが持ってるのかっこいいね」
ののこが幽のカメラを指さす。
「これ……ゴーストハンティング用ハンディカムです」
「うわあ、なんか本式だね!」
「さて、準備はいいか。いくぞ」
修もカメラを回し、レポートする。
「我々新聞部は、幽霊屋敷に突入した」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
24人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月16日
参加申し込みの期限
2016年03月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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