this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
授業風景 ~1年5組の場合~
<< もどる
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
◆ 13:30~ ◆
5時限目開始のチャイムが鳴る。
鳴り終えてその余韻が完全に消えた頃、
五十嵐 尚輝
先生が1年5組の教室に入ってきた。
その五十嵐先生に、
邪衣 士
はさっと目を走らせる。
チェックするのは先生の持ち物……実験道具となりそうなものを持ってきていないかどうか、だ。
実験道具を持ってくると、五十嵐先生は授業そっちのけで実験に熱中してしまう。
確かに、教科書で見るだけのものと、実際に目の前で実験してみせてくれるのとでは、理解度も違うし、楽しさだって違う。実験によって化学の面白さを知る、なんてこともよくある。
だから士も全面的に実験を否定する訳ではないが……もうすぐ中間テストというこの時期にそれをやられると少々……いや、かなり困ったことになる。
5組の学級委員で、かつ、委員になる際の抱負として『この5組の平均成績を普通科上位クラスにするために、勉強強化週間を作りたい』と述べた士としては、五十嵐先生の脱線で5組の化学の成績が地の底に落ちる、という事態は避けたい。
(良かった。今日は実験道具は持ってきていないようだな)
五十嵐先生の手にあるのが教科書類だけなのを確認して、士はほっと息をついた。
これなら授業が実験になだれこむ心配はなさそうだ。
五十嵐先生は教壇までやってくると、
「では始めましょう……」
ぼそりといって、教科書を広げた。
「えー……、今日は物質の量についてですね。原子や分子の質量は非常に小さく、その値を……」
ささやくような声で、五十嵐は教科書を読み始めた。
(……ん~、相変わらず、何をいってるのか……よくわからないな~)
聞いているだけではさっぱり分からないので、
夜榊 水月
は教科書を見た。
今日の授業は物質の量について。
原子量、分子量、式量。
アボガドロ数、物質量、mol……。
なんだか眠くなりそうな用語が並んでいる。いや、オカルトについて書かれていない限り、どんな用語が書かれた教科書も水月にとっては眠気を誘うものなのだったりする。
「ん~……」
文字がぼやぁっとかすみだす。
眠りに引き込まれつつある水月の耳に、五十嵐のいつものやる気があるのかないのか不明な声が、ぶつぶつと入ってくる……。
「……を正確に12として……他の原子が……という相対的質量が……」
五十嵐先生の声を聞きながら、
西野町 かなえ
は視線を窓の外に移した。
教室の窓ごしに、明るい青空が見える。
(……ええ天気やなぁ)
日差しが目に染みるような気がして、かなえはこしこしと目をこすった。
かなえの家は、参道商店街にある『西野町とうふ店』。
とうふ店の朝はとても早い。
機械で作ればそんなに早起きしなくても良いのだけれど、やはり豆腐のおいしさを引き出すには手作りが一番。それに機械で作るなんていったら、半隠居している祖父が目を回してしまいそうだ。
かなえも暗いうちから起き出して、豆腐の仕込みの手伝いをしているから、この時間帯になるとかなり眠くなってくる。それが五十嵐先生の授業となれば尚更だ。
「ふぁ……」
小さなあくびをしかけて、かなえは慌てて首を強く横に振った。
(だめやだめや!)
朝早かったから、だなんて甘えず、こんこん、と軽くこめかみのところを拳で叩いて自分に言い聞かせる。
(授業中に寝るなんて不良のすることや! ちゃんと先生の話聞かんと!)
かなえは目を開くと、しっかりと教科書の文字を追った。
(みんな、眠そうだなぁ)
窓際の席にひっそりと座って授業を受けている
七海 雪乃
は、くすっと声を殺して笑った。
雪乃は人を見ることが好きだから、授業中もよくこうして教室内を眺めている。だからこそ、この化学の授業でクラスメイトがどれだけ眠そうになっているのか、良くわかる。
(午前の体育の授業、ハードだったし……そのせいもあるのかな)
今日の体育は先生がやたらとはりきってしまって、生徒たちはへとへとになるくらい身体を動かすはめになった。
疲れたあと、お昼ご飯を食べてお腹がふくれたら、眠くなるのもしかたがない。
でも……と雪乃は視線を
野々 ののこ
に移す。
どこかぼんやりした生徒の多い中、ののこは何だか楽しそうに机にかがみ込んでいる。
勉強しているのかと思ったけれど、なんだか様子が違う。
雪乃からは何を書いているのか分からないけれど、ののこは黒板も教科書も一切見ていないから、おそらく落書きでもしているのだろう。
楽しそうでいいなと思いつつ、雪乃はののこから授業へと意識を戻した。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
授業風景 ~1年5組の場合~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
ねこの珠水
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月22日
参加申し込みの期限
2013年04月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!