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<月華>月昂崩落 ―捧げられた姫―
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序:手を伸ばすは、誰に?
――雲の国・蒼宮
3時間程前に白木と硝子の宮から脱出した寝子島の住人達は皆、影の貴人が1人・刹弦によって囚われた仲間を救出するべく冥晶宮へ出立する準備を進めていた。
夏神 零
は手渡された物に目を丸くした。彼は過去に月華がらみのトラブルに遭った友人から託された月長石のような物と青い宝珠がついた勲章を使って簡単な武具の製造を依頼したのだ。
白虎族の王・白鋼と朱雀族の姫・華夜にその2つを見せて相談した結果、月長石の穂先の根元に青い宝珠が仕込まれた短槍となったようだ。
「有り合わせの材料で作ったので、丈夫さは期待できない。だが、浄化の力は発揮できるだろう。天狼族の『浄化の光』は仕込めなかったが……」
「この青い珠に皹が入ったら言ってね。交換すればたぶん大丈夫だから」
「忝い」
零が白鋼から武器受け取った途端、冷たい風が頬を撫でた。よく見れば粉雪が風に舞い踊っている。少し離れた所で
志波 武道
が白木と硝子の宮で拾った扇子を振るっていた。どうやら、この扇子が原因らしい。
「刹弦の様子を思い出して、使い方を探ってたんだ。これで操っていたのかな?」
手で扇子を弄びつつ考える武道に、
仙藤 紫
は小さく小首をかしげる。彼女は刹弦がその扇子を使っている所をあまりみていなかったらしい。
(戦闘に不向きな私だけれども、参加しないわけにも行かないわ。せめて足手まといにならないように工夫しなくては)
彼女は持ってきた荷物の中にスマートフォンを見つける。充電がフルである事をチェックした彼女は、素早く操作してアプリを探る。と、お目当てのものが見つかったのだろう、僅かに頷いて微笑んだ。
「そっちは準備できたかーい?」
武道が紫に問いかけると、彼女は「ええ」と1つ頷く。同じように頷いたのは、
優木 遥斗
。彼は点検を終えた竹刀を手にしていた。
武器はろっこんのトリガーとなる竹刀のみ。実際にそれで危害を加える事は考えていないが、念には念を、である。
(場合によっては、これを使おう。確か空が飛べるようになるんだったな)
懐には、先ほど拾った袋がある。中身は
いつぞやのドロップ
だった。
骨削 瓢
が落としてしまった物である。
(どっちみち、この体格だ。目立たず動く事など叶わぬだろう。感情面が俺は乏しい方だ。精神的に左右される事は他の人より少ないだろう)
遥斗は静かに頷きながらもう一度懐を軽く押さえた。
「ん?」
「少し、確認したい事があるんだ」
白鋼の前にやってきた
八神 修
は贄の概要と歴代一覧、冥晶宮の構造を聞いてきた。白鋼はその申し出に僅かに渋い顔となる。
白鋼曰く冥晶宮の見取り図ならばすぐに用意できる。『贄姫』の概要も説明しやすい。だが、歴代一覧は神官たちが厳重に保管している為見ることが出来ないのだという。
「大昔、神や祖霊との繋がりが今より強かった時代の因習だ。神や祖霊が怒り狂って災厄を齎した時、高貴な身分の娘を生贄として捧げていてな。それが冥晶宮へ一ヶ月篭もる形となったのは、最近……そうだな、300年前ぐらいからなんだ」
そう言いながら、白鋼は『贄姫』が選ばれた後どうなるのかを説明する。
禊の為神殿に2、3日篭もった『贄姫』は儀式の日に御輿に乗せられ、行列で送られる。
供をする者たちが花びらを散らし、楽器を鳴らして冥晶宮まで行進した後、『贄姫』は宮の奥で夜を迎える。
夜の儀式を迎えると、この世との最後の別れとして『贄姫』に薬を混ぜた酒を飲ませて眠らせ、儀式を行う。彼女達を神や祖霊に捧げる為に泉や砂漠に沈めたり、燃え盛る炎へと入れたりした後、特別な名前を与えて丁重に祀っていたそうだ。
(彼女達は、眠ったまま……。だが、途中で目覚めた物は苦しんだのだろうな)
そう思うと、顔が引きつっていく修たちであった。
その話をしている間に、華夜が歴代一覧を持ってきてくれた。なんでも神官に事情を説明して見せてもらう事が出来たのだ。早速開いてみると、細かな情報が書いてあり修が欲している情報へたどり着くのに少し時間がかかった。
(ん……?)
ようやく見つけたその名前にはピン、とこなかった。ただ、そのページに書かれた青竜族の娘の事が、修には非常に気になった。
「刹弦について分かった事って言ったら……数代前の元王族で、冥晶宮勤めの神官だったって記録が残っているぐらいね。恋愛がらみの記録はなかなか見つからなくて……」
御剣 刀
は、華夜に刹弦の『恋愛事情』を調べてもらっていた。だが、華夜は申し訳無さそうに目的の資料が見つからなかった事を伝える。
刀が礼を述べようとしたとき、華夜の後から藍色の目と銀髪の小柄な少年が、幾つもの巻物を手に姿を現した。藍紗の弟、青(ジョウ)である、と華夜が説明し、少年は一礼した後巻物を差し出した。
「華夜姐様がたがお探しの資料は、こちらでは? 刹弦様と婚約者様の文にございます」
「「婚約者?」」
少年の言葉に、華夜と刀の声が重なる。少年は、「これを」と言いながら書簡の1つを広げてみせた。そこには刹弦の名ともう1つ『瑠香(るか)』と女性の名、蒼龍の文様が刻まれていた。……が、その上から墨で大きく×印が記されていた。
「どうやら、当時この国では2人の王族が王位争いをしていた模様。政戦に敗れた刹弦様の父君様は追いやられこの婚約も破棄すべし、と当時の王に無理やり別れさせられたようですね」
その後神官となり、死者の魂を慰め続ける役職となった刹弦だったが、瑠香との文だけはやめなかったらしい。
思わぬ情報に、刀と華夜は思わず唸った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
前回シナリオ
<月華>風花は、白く冷たき針
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月17日
参加申し込みの期限
2016年12月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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