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<月華>月昂崩落 ―捧げられた姫―
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その様子を見ていた白鋼だが、ふと、肩を叩かれる。白い髪が特徴的な
サキリ・デイジーカッター
だった。
「調子はどうだ?」
「お陰さまで」
サキリは苦笑しつつ答えていると、白鋼は小さく微笑む。互いの実力を知る2人は静かに並んで冥晶宮の方を見た。そこに、仲間たちが捕らえられている。
「恐らく、藍紗は自分の意思で冥晶宮へ行ったのだろうな」
資料に目を通しながら、修が言う。華夜が不安げな表情を見せると、刀は静かに彼女の肩に手を置いた。
「俺達で、助け出そう。きっと出来るさ」
「ええ」
華夜が1つ頷く。周囲に暖かな空気が流れる中、修は得た情報をまとめ、貰った紙に纏め上げた。
その内容を読んだ刀は静かに「ありえるな」と頷く。そして、通りかかった零が、聞こえてきた内容に「実は……」と考察していた事を付け加えた。
そして、彼らは1つの考察にたどり着く。
刹弦には、嘗て思いを寄せていた相手がいた。
だが、彼女は『贄姫』として捧げられてしまったのではないか……?
「ならば、あまりにも……」
零が悲しげに表情を曇らせ、言葉を噤む。修は「だからこそ」と言葉を引き取って冥晶宮のあるだろう方向を見やる。
「俺たちは、囚われたメンバーや藍紗を助け、刹弦と対峙しなくてはならないんだ」
なんやかんやで準備がほぼ整い、出発の時間も迫っていた。
「あら? 1人足りないわね」
救出組メンバーがそろっているか、とチェックしていた
尾鎌 蛇那伊
が不意に呟く。それに気づいたのか、白鋼が顔を上げた。
「装備をそろえたい、というので一度寝子島に戻らせているぞ」
「間に合うの?」
蛇那伊がそれとなく問いかけると、白鋼は小さく頷いた。
なんでも神官たちのおかげで数分で戻れるようにしているらしい。その話をしている間に、小柄な少年が姿を現した。
新田 亮
である。
「おそくなってすまない」
「気にしないで。今、出立の準備が整ったところよ。ほら、みんなが待っているわ」
蛇那伊に背中を押され、亮は救出組のメンバーの元へと歩いて行く。と、修と刀、零が考察を話している。その内容に武道は深くため息をつき、紫や蛇那伊は悲しげな顔になった。
(思った以上に、込み入っている。そして、悲しいな)
亮もまた胸の痛みを覚えながらぐっ、と拳を握り締める。
「……だが、やる事は変わらない」
遥斗はぎゅっ、と竹刀を握り締める。白鋼と華夜が一行に頷き、出立の時間となった事を知った。
「皆の者、出陣でござる!」
白鋼と共に戦闘となった零は、槍を冥晶宮へと向けた。
蒼宮から出発し、雲の国を出た一行は白鋼の先導で荒野を抜け冥晶宮の近くへとやってきた。遠くからでも魔物の群れは見え、その中に黒い翼の男が佇んでいる。
(……あの男、やはり貴人か)
サキリの視線の先で、彼は不敵に微笑んでいる。だが、ちらり、とサキリの後ろに居た華夜を見……表情を僅かに曇らせたように見えた。
(関係者、なのかな?)
そう思い、何気なく華夜へと声をかける。
「あの男、見覚えでもあるの? 背中の翼や纏っている朱色の服とかみると、朱雀族を思わせるんだ。紅緒に似ていないか?」
その言葉に、華夜はより表情を曇らせる。彼女は気まずそうに俯くと、小さな声で呟いた。
「あいつは多分……」
そこから先は小さくなって聞こえなかった。不思議に思っていると、白鋼が、魔物の群れを見、貴人らしき若者へと声をかけていた。
「我が名は白鋼。……客人を、迎えに参った。押し通らせてもらうぞ」
「私は影の貴人が一人、燈耶。皆々様のお相手をいたそう」
白鋼が黒曜石のナイフを取り出し、サキリも大振りなナイフ2本を鞘から抜き放つ。張り詰めた空気が頬に心地良いな、と思っている側から、魔物たちが襲い掛かってきた。
同時に光がばら撒かれ、魔物たちは出鼻をくじかれたのかたたらを踏む。そこを狙い、一筋の影が飛び込んだ。
「うふふ、楽しませてもらうわよっ」
跳躍し、敵のど真ん中へ蛇那伊が躍り出る。練った気を全身にめぐらせ『戦闘モード』へと切り替わった蛇那伊は次々に襲い掛かってくる魔物を千切っては投げ、千切っては投げ、という姿を見せていた。
「続け!」
白鋼が叫べば、零が作ってもらった槍を手に身を躍らせる。仄かに輝く月長石の穂先は、掠めただけで魔物たちにそれ以上のダメージを与える。
(使いやすいでござるな。まるで、昔から使っているような気さえする……)
その感触を確かめながらも、体が自然と動いていく。その背中を守るように、遥斗が背後に立ち、竹刀を振るってろっこん『風の籠手』を巻き起こした。黒い影が舞い上がり、次々に襲い掛かってくる。次々に風を生み出しては敵を払い、道を作っていく。
(俺の役目は、警察犬のようなモノだ。それと、陽動といったところか)
蛇那伊が暴れ、遙斗と共に敵を引き付ける。その間に、武道たちが冥晶宮へと突入していく。すかさず燈耶が武道の進路を断とうとするが、2つの白い影に阻まれた。サキリと白鋼である。先ほどばら撒かれた光は、サキリが用意したケミカルライトだった。彼はそれで魔物を牽制し、蛇那伊の猛攻のきっかけを作っていたのだ。
「……神酒の国の王と、その弟君? 否、寝子島の『貰火』か」
「そうだよ。……燈耶、ちょっと僕たちと遊んでくれるかい?」
サキリはそういうと、ぐっ、とナイフを握り締めた。
サキリと白鋼は、出立前に念入りに作戦を練っていた。サキリは瞬間移動系ろっこん『斬空赤刃』を持つ。それの特徴の1つは
『距離が短い程素早い連続発動が可能』
な点である。
それを巧みに利用して燈耶を攻め、合間に白鋼の斬撃が入る。燈耶はそれらを手や炎で受け流し、時に攻撃する。サキリの持つ刃が、ろっこんの追加能力を得て赤く光り、その残像が、確かに燈耶に触れた途端彼の表情が歪む。サキリは、
過去でも同じような手ごたえを感じていた。
(この刃が赤い時だけ、妙に手ごたえを感じる。もしかして、
ろっこんが放つ『光』も浄化に役立つ
のか?)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
前回シナリオ
<月華>風花は、白く冷たき針
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月17日
参加申し込みの期限
2016年12月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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