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R&R Agency:File01:春の肖像
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● 事務所にて
寝子島、シーサイドタウンにある古い雑居ビル。
ブルーのドアにはめ込まれた四角い曇り硝子には、金で小さく『R&R Agency』の文字。
リンコと梨香が立ち上げたR&R Agencyの事務所である。
ドアを開けると応接ソファ。パーティションで区切られた奥に、事務机が四つほど向かい合わせに並べられ、その奥、窓を背にしたところに立派で重厚なボスのデスクがある。
幽霊屋敷の調査が行われていたこの日、事務所には三人の人間が詰めていた。
ひとりはR&R社の経営者のひとり、
リンコ・ヘミングウェイ
。
ひとりは「本職があるんで『そっちのエージェント』にはならない」と条件つきの
夜海霧 楓
。彼にとってこの仕事はWin Winだ。自分は寝子島関連のオカルト、もれいび、非日常の情報を得ることができる。交換条件として手の空いた時に仕事を手伝う――悪くない。
それからリンコや梨香とはこれまでも幾度か縁のあった
八神 修
。
修はエージェント登録をするにあたって、リンコになぜこんな会社を立ち上げたのか尋ねてみた。すると「あたしも梨香もフツウじゃ満足できないの」と返ってきた。
完全に納得したわけではないが分からなくもない。
普通だけでは物足りない。見たことがないものがあれば見たいし、謎があれば解きたい。
その気持ちが修の足をここに運ばせたのだから。
いま修のパソコンにはビデオ通話の画面が立ち上がっており、画面の向こうには夏夜がいる。
『残念ながら絵はまだ見つかってないよ。単純に壁に掛かってた……とはいかなかったね』
夏夜はそう言ってこれまでの経緯を報告した。
遙幻庵に無事ついて調査を開始したこと。
飛鳥と梨樹が昼の幽霊に遭遇したこと。(残念なことにすぐ消えてしまったとのこと)
画集に載っていたポートレイトと見比べて、遙幻に似ているとふたりとも証言していること。
スケッチブックを見つけたこと。それについてはまだ調査中であること。
ついでに子供部屋で見つかった人形の話もした。
『で、そちらはどう?』
「うん、まず常闇に頼まれてた春子さんの両親の写真だが」
と修は幾枚かの画像を夏夜に送る。
「時代が大正から昭和初期だろ? 父親の遙幻は著名人だからいくらかネットでも写真を拾えたんだが、早くに亡くなったという母親の方はさすがにネットには落ちてなくてさ」
そこで修が当たったのが画壇誌や授賞式等の報道記録だった。図書館へ行き、新聞や美術史書籍を調べに調べた。そしてようやく、遙幻がとある賞の授賞式に出席した際の写真をみつけたのである。
「データを送る。当時の新聞のコピーだから画は荒いんだが、遙幻の隣に座る若い女を見てくれ。資料にある若いころの春子さんの写真に似ていると思わないか?」
「母親の名前は
フユ
だ」
隣のデスクで作業をしていた楓が割り込む。
「いま箱根から連絡あったんで、画像を転送して、春子さんに直接確認してもらった。写真の若い女は母親に間違いないって。で、そのフユなんだが、春子さんの話によると遙幻のモデルを務めるうち愛し合うようになって結婚したらしい」
『じゃあ、スケッチブックのモデルはフユさんの可能性が高いね』
「春子さんを産んだのは二十歳になるかならないかの頃だったらしいぜ」
『若いね』
「当時は22じゃ行き遅れって言われたらしいから、若すぎるってことはないんだろうけどな。あと遙幻庵についてもオカルト系のネット情報漁ってみたんだが」
楓はいくつかのサイトを自分のパソコンの画面に呼び出した。
「建てられたのは6、70年以上前だろ。さすがに当時の情報はネットにはないわな。ただ、幽霊騒動の方で調べたらそっちは出て来た」
「ああ、これだな……」
修も同じ、オカルト愛好サイトのページを開く。
「若い男女4人で夜中に肝試しに行った。で、女の幽霊を見て逃げ帰って来た。行ったメンバーに女の子が一人いて、その子はその後長く寝込んでしまった……」
「ありがちっちゃありがちだけどな。それとも、女の子だけ寝込んだってことに意味があるか?」
「わからない。男子より女子のほうが思い込みが激しい、ということかもしれないし……」
修は黙り込む。
楓は自分の考えを現場の夏夜にぶつけてみた。
「俺の想像では、男の霊が画家の遥幻、女の霊が春子の母なんだが」
『気が合うね。僕もその可能性を考えてる。そして男の霊が遙幻であるのはほぼ確定だと思う』
「問題は女のほうだ。春子が母は物心つく前に死んだならもっと前から居ても良い筈なんだよな。春子が見たのが10代でそれ以前に見たことがないのが妙だ。この辺の理由が判ればいいんだが。……それと、幽霊が昼と夜に分かれて出る事と男がアトリエ限定なのに対して、女は場所が限定されていないのも気になる」
楓の考察を聞きながら、修は顎に手を当て考え込んでいる。まだ、考えは纏まらない。
『ところでさ』
夏夜が声を顰めながら話題を変えた。
『宮辻不動産と雪村鞠については何かわかった?』
この質問には修が答えた。
「雪村鞠については情報無し。匿名掲示板でも噂になっていないし、本人のSNSやブログもない。宮辻不動産の方は、公式サイトを見てみた。住所は東京、下町の小さな不動産屋って店構えの写真が載ってた。だがオカルト専門とは謳ってなかったな」
『まあ……おおっぴらに言ってしまうと色々差しさわりがあるのかもね』
「なるほど。ともかくネットの方で目ぼしい情報がなかったのもあって、別の手を打った。他社に別荘の管理を考えてると相談して、それとなく宮辻不動産の名を出してみたんだ。そしたら、そういう物件なんですか、と引かれたよ。宮辻=ワケアリ、というのが業界では知られた話だっていうウラは取れたわけだな」
『別荘の管理を相談……さすが八神君』
修は自分と夏夜の認識の違いを発見し、返答に困って咳払いをする。
「そっちはこれから降霊会か?」
『うん』
「気を付けろよ。現時点では、詐欺なのかそうじゃないのか判断がつかない」
『そうだね。細工がないかは、いまサキリ君が調べてる。そちらから何か指示はある?』
「可能なら降霊会の様子を録画してくれ。雪村鞠が本物なら、春子さんに伝えるべき言葉が有るかもだしさ」
『了解』
通信が終了する。
修は珈琲を友に思索に沈む。
(真実はどこにある?)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月27日
参加申し込みの期限
2016年03月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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