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R&R Agency:File01:春の肖像
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● 探索・1
Leidenschaft
(ライデンシャフト)という組織がある。
ドイツ語で「情熱」を意味するこの組織は、もれいびの、もれいびによる、もれいびのための組織である。
このLeidenschaftから、リーダー以下三人の刺客が、正体を隠してこの仕事に潜り込んでいた。
「R&Rたぁどうにもキナくせぇ組織が出てきたな……ま、俺らが言えた義理じゃねぇが……」
リーダーの
如月 庚
は、鋭い瞳に掛かる前髪を手で払い、仲間である
薄野 九月
と
屋敷野 梢
を振り返った。
淡いピンクのキャスケット帽を被った九月が、庚の眼差しに笑顔を向けるのに対し、梢の方は何やら不満そうにぶつぶつ言っている。
「あー、幽霊屋敷なんて……どーして私がこんなところに……」
「屋敷野……怖いのか」
「な、なに言ってるんですかー。ほ、ほら、ねこchの怖い話よく読んでて慣れてますから! む、むしろ幽霊バッチコイ! ってやつでーす、ふははー!」
どんっと胸を叩いたはいいが、
「ごほっごほっ」
強く叩きすぎてむせ返る。どう見ても虚勢である。
梢の様子に呆れつつ、庚は梨香から預かった資料を見遣る。
そこには、事前に春子から取り寄せてもらった写真のコピーが挟まっている。
時代を感じさせる白黒の写真。
この屋敷の玄関で撮られたもののようで、ワンピース姿の少女と痩身の男が並んで映っている。
15、6歳ごろの深見春子と深見遙幻だそうだ。
「依頼ってのは若ぇ頃の春子さんの肖像画だろ。この写真に似てる絵を探せばいいんだよな」
「おおー。なかなかの美人さんですなー」
九月が写真を覗きこんで感嘆の声を上げる。庚は頷くと写真を胸ポケットに仕舞った。
「さて、そんじゃ調査……と行きたいとこだが、どっから手ぇ付けていいもんか……」
「『春の肖像』が絵葉書くらいなら写真立てとかアルバムにも入りそうだよね」
九月が口にした思いつきに、庚は頷く。
「『春の肖像』……そのタイトルだ。依頼主の春子さんから一文字取った感じだが……」
となると子供部屋辺りが怪しいな……と庚はひとりごちる。
「よし……子供部屋を調査する。屋敷野、しっかりついて来いよ」
「分かってますよ。如月君こそリーダーだからってひとりで勝手に行動しないでくださいよ? こういう時1人別行動をとったら、なんか変な状態で発見されて、偉い老人が現れて『何処に行ってきた!』って怒られて『お前たちはお祓いしてやるが、残念だが如月君は元には戻らない……』ってなるじゃないですか!」
「はぁ? 何ンだそれ……?」
「つまりですねー、一緒に調査するの、感謝して下さいよね!」
言いながら梢はきゅっと庚の服の裾を掴む。……怖いらしい。
◇
「正直バイト代とかどうでもいいけど、半世紀も経過して、もうすぐ死ぬという段階になってから絵を回収してくれなんてミステリアスな依頼よね」
ブリジット・アーチャー
が金の髪を揺らしながら階段を上ってゆく。
「通常、画家が自分の絵をこんなところに放置するとは考えにくい……きっと春子と父親の間には何かしら問題があったのよ。噂の幽霊が父親なら、何か伝えたい事があるのかもしれないわ。半世紀越しに肖像画を回収したいと思った春子の想いとも何かしら繋がっているのかも」
ミステリ研究会きっての『めい探偵』の考察に耳を傾けているのは、制服に着替えた
桜庭 円
と、霊媒師の雪村 鞠だ。
鞠は降霊にちょうどよい部屋を見極めるために、各部屋を確認して回ることにしたらしい。
「子供部屋は春子さんの部屋ってことかなー。ねえ、鞠ちゃんって子どもの頃ってどんな子だった?」
「子どもの頃……?」
緊張を隠しきれない鞠は、小声で尋ね返す。
「ボクはやんちゃな子だったなー。友だちを巻き込んでどこにでも突撃しちゃうっていうかさ」
「今もじゃない」
ブリジットの鋭いつっこみに、円は「そう言われれば」と笑う。
「鞠ちゃんは?」
「私は……友だちと遊んだ記憶はあまりなくて……身体が弱くて何度か死にかけたらしいです……だから、病院か家のベッドの記憶ばかりで……今こうやって出歩けるのが奇跡みたいなものなんです」
「その頃から霊が見えたの?」
「見えるというか……感じる、というのに近いんですけど……それは物心ついたころからずっとだったのですが、口寄せできるようになったのは最後に大病したあとですから11歳ごろでしょうか。じつは私は口寄せ中の記憶はなくて……はじめて口寄せした相手は私が生まれる前に亡くなった祖父だった、とあとになって両親から聞きました」
「大変だったんだね。そのあと、どんな切っ掛けで、この仕事を始めたの?」
「……自分の力をコントロールできなくて……頻繁に様子がおかしくなったり倒れたりするので、両親が心配してある霊能者に私を預けたんです。霊能者というと胡散臭く思われるかもしれませんが、修業を積み、代々お仕事としてやってらっしゃる方です。いまは、その方の元で修業を積んでいて、その御縁で、ときどき宮辻さんのお仕事をお手伝いさせていただいているんです……」
こんなに長くしゃべることはあまりないのだろう。言い終って鞠は、大きく胸を上下させた。
「そうだったんだね。教えてくれてありがとう」
円は心配していたのだ。鞠が何か抱え込んでいるような気がして。
それがすこし吐き出されたことで、表情にも明るさが宿った気がする。
円が「食べる?」とまたたびメイトを差し出すと、鞠は「はい……」とはにかんで受け取った。
階段を上りきったブリジットが、二つの扉を見比べている。
「じゃ、ここからは別行動ね。私は寝室を探してみるわ」
「ボクは子供部屋を」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月27日
参加申し込みの期限
2016年03月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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