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漆黒の進撃・桜花寮篭城戦!
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1日目:午後
<女子寮>
探索をしていた
恵御納 夏朝
(中身:夏夜)は、スマートフォンを光源にし、辺りを照らしていた。
「これ……って、充電器、か?」
ぼんやりとした光の中見つけたのは、自分と同じ機種の充電器である。今は使えないが電気が回復したら使用できるだろう。その他、電池とお菓子が入った袋を2,3つ見つけることが出来、少しホッとする。
そうしていると、彼女に誘われて共に探索をしていた天狼族の少年がとことこやってきた。手に持っているのは、アウトドアショップなどで見かけるランタンである。
「これ、使えるかな?」
「うん、十分使えるよ」
夏夜はそっと少年の頭を撫でる。と、少年は耳を伏せて柔らかな笑みを零した。
探索を続けていると、
黒依 アリーセ
がいる食堂についた。彼女は行灯を作り終え、少し休んでいた。近くでは休憩しているのだろう、
御剣 刀
も仮眠を取っているように見えた。
アリーセの見事な集中力と技術力によって作られた幾つもの行灯のお陰で、女子寮、男子寮共に結界に必要な光源が最低限確保できた。
「これ、すごいね」
飾られていた行灯を見、夏夜は素直に思う。アリーセは僅かに照れたように微笑み首を振った。
「少しでも、役に立ちたいから」
「十分、役立ってるよ」
夏夜がそう言っていると、仮眠から目を覚ました刀が顔を上げる。僅かに眠そうな顔をしているが、軽く頭を振るうと表情を引き締めた。
「少し食べる? なにか入れておかないと」
アリーセが持参したパウンドケーキを切りながら問うと、刀が首を振る。
「いや、俺より他のメンバーにやってくれ」
「君も、食べておいた方がいい」
夏夜がそういうが、刀は「もっと必要としている人がいる」と首を振る。アリーセは、ため息を一つ吐くと、体を休めている人たちに持っていって、とパウンドケーキを彼に託した。
「ちょうど、ライメイさんと綴さんに話を聞きに行くところだったんだ。あの2人、大変そうだしきっと喜んでくれるよ」
「こっちも。水出しのお茶だけど……」
アリーセは見つけた容器を使って、水出しのお茶も作っていた。刀は1つ頷き、それらとコップを受け取ってその場を後にする。
(少しでも全員に食べ物や水を回したい気持ちは解る。だが……持つのか?)
夏夜は、その背中を見送りながら少し表情を険しくした。
アリーセから預かった食料を手に、刀はライメイとツムジ、綴の元を訪れた。ちょうど、
冬樹 闇
が綴の手伝いをしており、彼は不思議そうに刀を見ていた。
どうしましたか? と綴が問いかけると、刀は差し入れです、パウンドケーキとお茶を差し出す。甘い香りに綴は瞳を細め、ライメイは少しホッとしたような顔になった。
「美味しそうですね」
「ツムジたちに食べさせよう。ありがとう」
「それを言うなら、作った本人がいるから彼女に言ってくれ」
刀は僅かに苦笑する。そうしつつも、彼はライメイと綴に話したい事がある、と告げた。刀の真面目な表情に、闇は僅かに考える。
「うち、外したほうが、いい?」
「いや、聞いていてもらっていた方が後々助かる」
刀が頼むように言うと、闇は1つ頷いて綴と刀の間に立った。刀は改めて異世界の月の住人に向き直った。綴は目を僅かに細める。
「それで、話と言うのは?」
「月の住人の皆は、長い間、魔物と戦ってきた印象がある。その経験を生かした武器とか、防具とか……ないのかなって……」
その問いかけに、ライメイと綴は表情を引き締める。刀は言葉を繋げた。彼の手の中には、ライメイの力によって光るようになった月長石がある。
「これは、ライメイさんの力で光るようになった。だから、これを利用した武器とかあったら、今後楽になるんじゃないか、と思うんだが」
「それは、実を言うと考えたことがありませんでした」
綴は、ほう、感嘆の息を吐く。傍らのライメイもまた、心底驚いているようだった。
「この魔物への対処法は、今まで『聖なる光』で倒すか、聖水や炎に包まれた武器で弱らせるかのどちらかでした。この光る月長石が影の魔物に効果を出せば……何らかの武器ないし道具ができるやもしれません」
綴の反応に、刀は手ごたえを憶える。だが、それだけでは終わらない。刀にはどうしても知りたい事があった。それは、月の世界の住人たちに呪いをかけた存在のことだった。興奮冷めやらぬ状態でアレコレとアイデアを話し合う綴とライメイに、刀は意を決し、剣を突きつける時のように背筋を正し、見えぬ剣を握った。
「あと、呪いをかけた奴って、元々は月の住人と同じ種族……というか、人だよね? 結界とか、影をつかったりとか、似たようなのを見た事がある。それにツムジの例も」
刀の問いかけに、最初に反応したのはライメイだった。彼は表情を引き締め、静かに刀の言葉を待っているようだった。綴は、刀が何を言わんとしているのかが解らないらしく、怪訝そうな表情を浮かべる。
「そもそも、関係ない奴にそんな大規模な呪いをかけたりしないだろう? ……単刀直入に聞くけど、隠された種族が、もう1つあるんじゃないか? 俺は、そう思ったんだ」
その問いかけに、答えたのは綴だった。彼は静かに被りをふると、真面目に言った。
「私の名前と役職にかけてお答えします、刀殿。
我ら月華世界の住人は、『青龍』『白虎』『朱雀』『玄武』『麒麟』『天狼』の6種にございます。
それ以外にはおりませぬ」
その時、刀はがつん、と殴られたような衝撃を受けた。そして、同時に綴の言葉が真実なのだ、と悟る。
目を見開いた刀の様子に、綴は申し訳無さそうに頭を下げた。
「今、私は疑われぬよう、貴方さまの魂に直接言霊を入れさせていただきました。新たな種族は、今のところありませんし……」
「そうか……」
推理を外した事に少々残念に思ったが、何故か何かが引っかかる刀。ライメイは、ため息混じりに刀を見た。
「ただ、呪いをかけた主は、同じ月の住人だ。その名を
呪皇『愛憐』(アイレン)
といい、元は青龍族の女性だ。……詳しくは、後で話そう」
思わぬ形で、呪いをかけた主の名が出、闇と刀は表情を険しくし顔を見合わせた。一体何があって、その人物は月の住人へと呪いをかけたのだろう……、と。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
前回シナリオ
狼は九夜山に吼える?
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月12日
参加申し込みの期限
2016年06月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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