this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
漆黒の進撃・桜花寮篭城戦!
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
13
つぎへ >>
<男子寮>
「円、ちょっといいかしら」
ブリジット・アーチャー
は
桜庭 円
と交代しようと思い、声をかけた。彼女は午前中、得た物を円に渡した際、円からとある事を告げられていたのだ。
「ブリちゃん、おつかれ~。交代しよう!」
円が楽しげにそういえば、ブリジットは「しょうがないわね」と穏やかな微笑で円を見つめる。ブリジットには、彼女が何か危ない事をするのではないか、という危惧があった。
「その前に、これ、もっていきなさいな」
そう言ってブリジットは用意していたフラッシュライトと、小瓶に入った何かを円へと手渡した。円は礼を述べつつ受け取り、ちらりと空を見た。
「これは?」
「聖水の瓶だそうよ。でも、影の魔物を弱らせられるから重宝するわよ? それにフラッシュライトは周囲を明るく照らすから役立つ筈」
にっこり微笑むブリジットだが、円は心配したように彼女を見る。
「でも、ブリちゃん、大丈夫?」
「自分のろっこんがあるから大丈夫よ。それ、お守り代わりに持って行きなさい」
ブリジットにそう言われ、円は「うん!」とはじける笑顔で頷いた。
立ち去る円の背中を見送っていると、
相原 まゆ
が彼女を呼ぶ。何だろう、と思っているとまゆだけではなく、
牛瀬 巧
もそこにいた。
「あのね、ブリジットちゃん。これをえーっと、天動さんに渡して欲しいの」
そう言ってまゆが出したのは水の入った小さなペットボトルと、幾つかの飴やキャラメルだった。
「食べ物や飲み物を譲ってくれるんは嬉しい。けど、色々心配やし、渡しといてや」
巧の言葉にブリジットは頷き、まゆは「ついでに」と伝言も頼むのであった。
地下では、
天動 記士郎
が発電機を見つめていた。彼は先ほどの探索で得た工具箱などを使って修理しようと思っている。
傍らには光源たるランタンが光っていた。作業のためと光の結界のためである。記士郎は、一通り道具がそろった事に安堵しつつ、早速作業を開始した。
(これは、思った以上に骨が折れそうですね)
電気系統の回線は切れ、ノズルは詰り、一部ネジが無くなっている。どれが原因なのかはわからないが、これらを修理しないことには動かないだろう。記士郎は、表情を引き締め、丁寧な動きで作業を進めていく。
何でも屋を営む記士郎だが、ここまで本格的な機械修理なぞ初めてかもしれない。だがマニュアルを広げながらも、必死に修理を続けていた。
しばらくして、こんこん、と軽い足音が耳に入ってきた。振り向くと、金髪を揺らしたブリジットがそこにいた。
「記士郎、調子はどう?」
「なかなか、厄介ですよ」
記士郎は苦笑しながらもノズルの詰りと格闘していた。顔を少し汚しながらもランタンの光を頼りに発電機と向き合うその顔は、とても凛々しい。
「これ、先生に頼まれてもってきたわ。水と飴だけど。これだけでも取っておいた方がいいって」
「ですが……」
躊躇う記士郎だったが、ブリジットはため息を吐くと被りを振った。
「これ、巧先生とまゆ先生からの伝言よ。何もないよりかは頭が働く、ですって」
「すいません」
その言葉に苦笑した記士郎は、その好意に甘えてブリジットから水と飴をもらうと早速水を少しだけ飲んだ。生ぬるいものの、確かな水の味に生き返る心地がした。
「ありがとうございます」
「それじゃ、私は光の番に戻るわ。何かあったら呼んでね」
ブリジットはウインク1つしてその場を去り、記士郎はやる気に満ちた表情で発電機の修理をするのであった。
<女子寮・再び>
探索を続けていた夏夜は、途中でツムジとであった。2人は協力し合って教会の探索を行い、そこでマスターキーと油、チョコレートを見つけることが出来た。
「鍵が掛かっている部屋があったから、これでそこの調査が出来るよ」
「よかったぁ」
てこてこと彼女の傍らを歩いていたツムジが安堵の息を漏らす。夏夜もまた、その様子に僅かだが口元が綻びそうになった。だが、ちらりとスマートフォンを見れば、子どもは眠る時間に差し掛かっている。
「そろそろ帰ろう。そのチョコレートを少し齧って……」
そう言った時、夏夜は冷たい何かが迫っている事に直感で気付いた。咄嗟にツムジを抱きしめて床に伏せる。同時に、ガタガタと窓ガラスが揺れた。ちらり、と窓を見れば影の魔物だろう鳥が窓ガラスへと体当たりしていた。
「わあっ!」
「大丈夫だ、結界は破れないから」
身を竦ませたツムジを抱きしめ、あやしつつも夏夜は疑問を隠せない。
(何故?!)
夏夜が辺りを見渡すと、近くにあった行灯の火が消えている。油が消えかけていたのだ。彼女は容器へと持っていた油を注ぎ、火が消えぬように保つ。すると、襲い掛かってきていた魔物たちは、慌てて去っていく。
陽太がライメイたちに「結界にほころびそうな箇所での光の番を手伝って欲しい」とは伝えていたのだが……。
(光の番はどうしたんだ!)
彼女は知らなかった。番を受け持った月の民が眠ってしまった事を。故に、火が消えている事に気付かなかったのだと。夏夜は脅えた様子のツムジをあやしながら、穏やかに言った。
「ほら、大丈夫っていっただろう?」
彼女の言葉に、ツムジは小さく頷いた。
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
13
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
漆黒の進撃・桜花寮篭城戦!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
前回シナリオ
狼は九夜山に吼える?
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月12日
参加申し込みの期限
2016年06月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!