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FEAR THE FORCE:前哨
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LEDペンライトの具合を確かめる。
一度点灯して、一度消した。
もう二度灯して、二度とも消した。
光が明滅するたびに自分の、記憶が復してくるような気がした。
――なぜ、ののこの名前を思い出せなくなったのか。
如月 庚
の眼の中に、刹那の光芒が現れては消える。
確かにこれまでにも、記憶や意識に干渉する類のろっこんや現象はあったと思う。だが島全体に及ぼすほど規模の大きなものはなかった。少なくとも、庚はそう認識している。
あの奇怪なメール……『Amrita』を名乗る者からの乾いた文面が庚を揺さぶり、それまで灰をかぶって埋もれていた
野々 ののこ
に関する記憶を掘りだしていた。
しかし庚がののこを思い出したからといって、世界も同じというわけではなかった。ののこはやはり、存在せぬもののように扱われているのである。誰も彼女のことを知らないし、憶えていない。あたかも始めから、そうであったのだと言わんばかりに。
この事態に庚が抱いたのは、恐怖でも驚きでもなく、焦りであった。
マズい、と言語化して思う。不吉である。なにかもっと危険なものの前哨であるかのように。
いま、庚は目指す洞窟の入口にいる。
時間的にはかなり間があったが、気にしていない。学校は、適当な理由をつけて休んだ。
濁った鉛色の空。頬を撫でる海風は、血を拭わず錆びるにまかせたナイフのように、ざらついて冷たかった。
洞窟に入るや、風は嘘のように収まったのである。かわりに、真昼とは思えぬ井戸の底のような濃い闇が庚を包み込んでいた。むせかえるような潮の香のなかに、幽(かす)かながら硫黄のような匂いが混じっているのはなぜだろう。
もう一度康はライトを点ける。缶詰のアスパラガスのようなペンライトだ。やや心細い。もう少し、しっかりした灯を持参したほうが良かったかもしれない。しかし引き返す気にはなれなかった。
庚は慎重に歩を進めた。
やけに生温かく、湿った空気が流れていた。巨大な怪物に呑まれ、その胃の腑の奥へと進んでいくような錯覚がした。
Amrita……『アムリタ』という言葉が気になる。
インド神話絡みの言葉で、若返りの秘薬を意味するのだとか。
ののこを使って、マジで不老長寿の何らかを生み出すとか――庚は予測するが、それ以上に思考を進めない。考えはじめたらきりがなくなるという気がした。
――まぁいい。会えば分かる。
悩むとすれば、そこからだ。
入口からのぞけば、黒一色の背景のなか、細い光源を手にした庚の背が遠ざかっていくのが見えたことだろう。
その背は少しずつ遠ざかり、やがて白い点のようになって、ふっと消えた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月18日
参加申し込みの期限
2016年07月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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