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いぬねこのクリスマス学習会
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【実践パーティ!!】
こうしてパーティは開始された。
八神 修
が料理の側に飾った小型のツリーオブジェを見て、
綾辻 綾花
は自分がクリスマスツリー用のオーナメントを持って来ていた事を思い出す。
岬の広場から見られて、飾れそうな高さのモミの木は無いかを吟味していると、その様子に気付いたいぬが問い掛けた。
「何をしているでござるワン?」
「クリスマスには、モミの木に飾り付けをするんです──あ、この木なんて良さそうですね」
珍しい小さなモミの木を見つけた綾花の姿を追って、いぬねこ達が興味津々に集まって来る。
「これを飾ります。オーナメントって言うんですよ」
綾花が持ってきた袋の中には雪の結晶の形や鮮やかなボール型などの、木に引っ掛ける飾りに溢れていた。
その中で一番上には、オーナメントの中では一番大きな星を飾ると、いぬねこ達はそれだけで歓声を上げた。
「もし良かったら、一緒に飾りませんか?」
綾花がオーナメントの入った袋を見せると、わっと集まって思い思いのオーナメントを手に取るいぬねこ達。
「数が余ったらプレゼントしますから、良かったら向こうの世界でも飾ってくださいね」
少しずつ飾られていくツリーの側で、
大天使 天吏
は足を止めた。
「(そういえば、シンボルとして……木があったわね)」
天吏がイメージしていたのは正しく目の前のモミの木。
同じく偶然、それを側で見ていたいぬが天吏に話し掛けた。
「拙者、くりすますというのが未だに理解できないでござるワン。
『Christmas ニハ Tako アゲテ―!』
覚えたのはこの歌くらいでござったワン……もう少し何かクリスマスの情報を集めなくてはいけないんだワン!
この木も何か関係があるワン?」
「……ええ……確か、木に飾りをつけるんです──いぬさん、それを再現してみましょう」
綾花の反対側で、同じように天吏といぬねこの飾り付けが始まる。
「飾りは赤い色のもの…何がいいでしょうか?」
その言葉に、同じく“クリスマスが迷子”状態だった他のいぬねこ達も一斉に散って、そしてたいして大きくないその両手に赤い落ち葉や木の実等をいっぱいに抱えて持ってきた。
「この木の実は、美味しそう……」
ふと興味に駆られて、天吏はその実を口許に運んで一口──
「……渋い……」
複雑そうに呟きながらも、残すなんてもっての他ときちんと完食して、いぬねこと共に飾り付けを行う。
──その結果、綾花と天吏で綺麗に半分に分けて飾り付けられた緑の生い茂るツリーは、半周回るだけで“近代的”と“原点回帰的”な二種類の趣向が味わえる、とても風流なものになった。
一方こちらは、食べ物があっても尚学びたい向学心溢れるいぬねこ達が集まっていた。
中央では、
白浜 渚
が携帯を片手に、熱心にいぬねこ達に伝えている。
「まず始めにクリスマスは私達の住んでいる日本と他の国とでは違っています」
最初から直球だ。最初が最初だっただけに、いぬねこ達の心に動揺が走る。
「日本ではサンタさんから欲しいプレゼントを貰える日ですが、海外では家族団らんを楽しむ日でプレゼントはおまけです。
クリスマス発祥の地からは日本のクリスマスは間違っていると言われてますし、お祭りとするなら海外の団らん、ホームパーティーを参考にされると良いですよ」
渚はその一シーンらしき画像をスマホに映して、いぬねこ達に順番に回して見せていった。
「そして、サンタクロースは私みたいに赤と白のみで構成された服を着てますが、その大半がサンタクロースの真似事をしている人です。
本物のサンタクロースはサンタクロース協会と言われている本物のサンタクロース達が所属している協会で認定されて初めてなれます」
「試験があるニャッ!?」
これは全くの新事実。
実際に本当のサンタクロース協会は存在し、サンタクロースは認定制、更にそこに良い子が手紙を出せばお返事が返って来るという、結構に本格的な協会なのである。
「ですが、本物のサンタクロースになる道はとても険しいようです。
体重が120キロないといけなかったり、煙突を潜り抜けられる身体能力や真夏でも真冬の服装をして移動しなければいけなかったり、会話を全てホッホッホッでこなさないといけなかったりします」
いぬねこ達が、その言葉を受けて自分の隣のいぬねこに、
「ホッホッホッ」
と話し掛けて首を傾げた。……確かに、通じる訳が無い。
「そんな難関を潜り抜けた本物のサンタクロース達は孤児院の子供達みたいにサンタクロースの真似事をしてくれる人がいない子供達にプレゼントを送ります」
いぬねこ達が深く頷き合う中、渚は持って来ていたバッグから、ファー素材の指輪を数個に、やはりふかふか生地で出来たリボンを数本、近くのいぬねこ達に手渡した。
「これは私からです。メリークリスマス」
「おねーさんもサンタさんワンッ!?」
「体重120Kgあるのかニャッ!?」
「──!?」
女性ならば絶対に触れてはならないステータス値……体重。
当然、渚の体重はそんなダイナミックなものである訳ではない。
強いて言えば、重たいのは胸だけである。
「………………」
いぬねこの無邪気過ぎる発言に大ダメージを受けた渚に代わり、側で話を聞いていた
恵御納 夏朝
が慌ててフォローを入れた。
「さ、サンタさん以外でも、好きな人や大切な人へ、クリスマスプレゼントを用意してプレゼントしても良いんだよっ!?」
両手で顔を押さえて俯く渚を、心から心配しながら、夏朝は自分の白袋からもいぬねこ達へ向けて何か差し出した。
「という訳で…はい、僕からのプレゼント」
夏朝は、そう告げて、いぬねこの一匹一匹に可愛く包装したプレゼントを手渡していった。
目をキラキラさせて包装を開けたいぬとねこは、その目を更に輝かせた。
いぬには、いぬシール+犬おやつを。
ねこには、ねこシール+猫おやつを。
同時に、数の足りなかった渚の可愛いプレゼントは、奪い合いの喧嘩にまで発展した。
「本来はイエス・キリストの降誕を祝う、クリスチャンにとって大切な日なんだけどね、日本ではハロウィン同様すっかりお祭りイベントになっちゃってるし」
こちらは真摯とまでは行かなくとも、いぬねこにも安全を配慮されたチキンにかぶりつきながらのつれづれ講座。
講師は
羽生 碧南
。
他の人物のクリスマスも人形のルヴィアと共に聞きたいという
御剣 刀
もチキンを持ってその場に座っている。
「それじゃあ補習ねっ」
そう言うと、碧南は人指し指をピシッと立てた。
手始めに、赤と白の服や乗り物のトナカイ辺りから、子供にプレゼントを配ることを通じて夢を届ける大切な仕事──と、簡単ながらも、これから他のいぬとねこに伝えていくのであろう、クリスマスの夢を保つには十分な情報を提供していく。
刀もこの内容なら、今は動かない人形のルヴィアも安心して知れる内容だと納得する。
しかし、そこから碧南の話は少しずつずれていった……
「この日は子供だけでなく、大人にとっても楽しい一日で、家族や友人や恋人と言った親しい人との絆を一層深める日ねっ」
既に、その場の人もいぬねこも、ほのぼのながらもしっかり話に聞き入っている。
「──まあ、恋人の方は余計かな。ていうかリア充は聖夜を性夜(以下略)だ、し……」
瞬間、いぬねこと一緒にチキンをかじっていた刀の目が光った。
あれだけ純粋なクリスマスを伝えるのに苦労したのだから、と。チキンで喋られない代わりにその目が訴え掛ける。
「いっ……今のなし! 今のなしでオフレコで!!」
鋭すぎる刀の眼差しに怯える事無い胆力を見せながら、思わず誤魔化すようにチキンにかぶりつく碧南。
そして、うっかり察してしまった一部のいぬねこ達は、その光景を間違いを交えてをしっかり脳裏に焼き付けた。
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担当ゲームマスター
冬眠
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月13日
参加申し込みの期限
2016年02月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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