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いぬねこのクリスマス学習会
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【二本足の正体は】
「犬と猫が二本足で立ってても気にしない人材──?
『いぬ』と『ねこ』か……?」
神魂の影響で世界が曖昧になっている中、別の世界に
二本足で歩行するいぬとねこ
が存在している事を知っている
八神 修
は、そのねこったーの書き込みに目を見張った。
もっと詳細が欲しい。画面をスクロールさせようとしたところで、ふと気付いたのは投稿者の名前。
それが知り合いだと気付いた修は、返信をして詳細を聞く事に成功した。
途中で無関係な人間の興味を引かないようにする為に、ねこったー機能のメールにすべきか悩んだが、内容が内容だった為、そのまま返信でのやり取りを継続した。
何しろ、その内容が──
“二本足の犬と猫が、人語で話して、自分達の世界で実行する為に、クリスマスイベントの詳細を知りたがっている”
その内容は、良くネットで見かける“釣り針が”以前の状況だ。内容的には“違法なおくすり”でもやっているのかレベルであり、一般的に考えても信じる信じない以前の問題だった。
ただでさえ寒い今日。一部の例外でもない限り、これは家でテレビでも見ていた方が圧倒的に有意義に違いない。
──本当に、一部の例外を除いては。
「あの二つの国には縁が有るな……出来るだけ力になりたい」
自分に出来る事は何か。少なくとも、ねこったーを返信でやり取りした事で、その状況を信じる人物が手助けに来てくれる可能性もある。
いぬとねこはクリスマスという存在を知りたがっている──それに必要なものをありったけ用意して、修は自転車で走り出した。
家だけでは揃わないものもあるが、急いて購入すればそんなにタイムロスとなるものでもない。
心は急がず、それでもペダルを漕ぐスピードは速く。
なるべく急いで、修は車道を走り抜けた。
二本足で立ち歩く『いぬ』と『ねこ』──それは何とも不可思議でありながらも、
桜庭 円
にはとても良く知っていた存在であったが。
しかし、ねこったーから流れてくる色々な内容を、共に過ごしている飼い猫にゃーくんと見つめるうちに、だんだんと心配になってきた。
二本足で活動するいぬとねこには、知る範囲では別の世界の存在だ。
いぬとねこが何を考えているのかはまだ分からないが、この寝子島は色々な意味で楽しい人物も多い。
良く言えば純粋で、悪く言えば疑わないという性質のいぬねこ達が、そこで何か一つでも間違った知識を覚えて帰ったが最後──
その世界では“にんげんの世界ではこんな事をやっている!”と大喜びしながら、いぬとねこがサンタの召喚儀式を行ったり、ピンヒールをあつらえては、周囲を踏みつけて新年の幸せを祈願したりする──
このままでは“人間の世界そのもの”が、そんなクリスマス文化を持った世界だと、異世界の存在に認識されてしまうのだ。
「これは……避けたいところかなぁ」
円は、そんな事を思いながら、まず何をすべきか考えて、傍にいつも一緒のにゃーくんに動物用のクリスマス衣装をお着替えさせた。
にゃーくんは頭に乗った帽子が落ち着かなさそうだが、今は我慢をしてもらう。
そして、使用していたパソコンから、華やかなクリスマスイルミネーションの写真画像をプリントアウトして、にゃーくんと共に旧市街にある家を早足で後にした。
丁度その頃。
御剣 刀
はいつも通りの日課である神社での剣の練習後、町の見回りを兼ねた
ビスクドールのルヴィア
を連れての散歩の最中だった。
そして何気なく見たねこったーでは、今現在でも、覚えがある『いぬ』と『ねこ』という二本足の存在が、エノコロ岬で何かやっているという情報がだだもれに流れている……
内容を遡れば、黒魔術や、それで召喚された女王様系ミニスカサンタが胸に顔を埋めて窒息させて天国を見せてくれる等、男の夢──もとい、道徳的に宜しくない事のオンパレード。
……何がどうしてこうなった……
過去に出会った事のある、いぬとねこを思い浮かべながら、刀は頭を抱えずにはいられなかった。
このままでは、良く言えば純粋なのだが、悪く言えば“あたまのよくない”彼らが何を覚えてしまうか分からない。
「様子、見に行くか──エノコロ岬って言っていたか」
心に決めて、一度、旧市街の自宅に戻る。
いぬとねこ達の参考になればと、クリスマスよりほんの少し早くに購入していた、人形用のサンタ帽子と服をルヴィアに着せ替えて、外に出た。
外はとても冷たくて体が冷える。刀は急ぎながらも温かい飲み物と食べ物を購入して、エノコロ岬へと足を向けた。
「慌てて飛び出して来てしまいましたが……
こんな状況で、何か役に立ちそうなものは……」
いぬとねこの情報を見た瞬間に何かを確信した様に寮を飛び出し、真っ先に辿り着いた
綾辻 綾花
。
現場の様子を見る為に身を隠したその向こうでは、ねこといぬが地面に木の棒で描いた様な歪んだ魔方陣を中心に、ぐるぐる回るように円陣を組んで回っては、テンション高く全身を伸ばした大ジャンプを行っていた。
どうやらクリスマスの誤解は、一度“サンタっぽい存在”を喚んだのに味を占めてしまったせいで、既に時間が解決してくれる類のものでは無くなっているようだ。
しかし、綾花の目に入ったのはそんな所ではない。
いぬとねこが全身を伸ばし、魔方陣を中心に全力で縦斜め方向へジャンプをしまくる姿は、綾花の心にジャストヒットした。
「(か わ い い)」
偽らざる本音を必死に隠しながら、綾花はこの状況を何とかしたいと考えた。
説得だけなら楽かも知れない。しかし、せっかくこの世界に来たのだから、人間の世界でやるお祭りの意味も是非知ってもらいたい。
「部屋にサンタ帽子がありましたね。後は幾つかのオーナメント……それと、せっかくです、靴下が作れれば……」
綾花はその茂みの隠れたところで、今の現状に必要である欲しいものや、その他諸々を頭の中で纏め上げて、一気に踵を返して岬のふもとに置いていた自転車に乗り返して、急いでその場を後にした。
暖かい室内にて。
携帯から、一人ねこったーを見つめていた
白浜 渚
は、そこで不思議でありながらも、何とも既視感を感じずにはいられない書き込みを見つけた。
「エノコロ岬の……二本足の犬と猫、ですか」
二本足の犬と猫のお祭りを二度経験した渚。
情報が気になり、流れていたねこったーの返信元と返信先を追い掛けていく。
すると、どうやらそのいぬねこ達は、以前参加した次にあたる新しいお祭りを考え中との事だった。
そして、その目星に人間の世界のクリスマスに目をつけたとのこと。
「ですけど、クリスマスはお祭りじゃないですよね?」
──呟いた言葉は真実だった。
真実すぎて、クリスマスの都度大々的にはしゃぐ日本人全体の心を抉るような内容だった。
しかし、ねこといぬ達はそれに輪を掛けた間違い認識をしているらしい。
それがそのまま、いぬとねこの世界に搬入でもされた日には、人間の世界が大惨事にも近い誤解に晒される危険がある。
そのままにはしておけない。思い切った渚は、早速準備を始めた。
瞳の見えない眼鏡も外せなければ、知らない人とは話すのも困難な位に恥ずかしがり屋の渚が、誰に見せる訳でもないが、つい衝動買いをしてしまった『ミニスカサンタ』の衣装をクローゼットから引っ張り出す。
勇気を出して袖を通したが、身体のラインまではっきりと出る残酷な衣装にもかかわらず、鏡に映る渚はそれを見事に着こなした。
そして、机の中から全てがファー素材で出来たいぬねこの腕に通すのに丁度良いサイズの指輪に、やはりふかふか生地で出来た長いリボン状の紐などを取り出して。
布袋はなさそうだった為、代わりにそれらをなるべく白めのバッグの中へ丁寧に収める。
「それでは、行きましょう」
目的地──それは、もちろんエノコロ岬。
大天使 天吏
は──誰か暇な人でも作ったのであろう──今回の“いぬとねこがエノコロ岬でクリスマスの情報を集めている”というまとめページで、情報の仔細を目にした時に真っ先に思案した。
「(人間が人間のために作り出した宗教に振り回されるなんて……いぬさん達かわいそうに)」
天吏は人が嫌いだった。何しろ生態系に貢献どころか害悪でしかない。
天吏は猫も嫌いだった。大好きな鳥をいじめるからだ。
しかし、猫はらっかみであるテオ以外、皆一生懸命に生きているのだという事を実感して以来、考え方が少し変わった。
結果『天吏は人とテオが大嫌いである』──そこに帰結した。
勿論、人には天吏自身も含まれる。人間とテオが最底辺に組み込まれる種族ヒエラルキー。
結果として天吏は、人間とテオ以外の全ての動物が、畏れ多くも大好きとなった今日この頃。
過去にまだ猫が嫌いであった頃に、過去のいぬとねこのお祭りでカボチャを被った時には、猫が嫌いであっても堪能できた。ハロウィンというテーマはあったが、それだけであれだけの祭りが開けるのであるのなら。
「(本当は貴方達の望む祭りをすればいい、といいたいけど……)」
PCをシャットダウンして、天吏は立ち上がる。
外は真っ暗。しかし、一人暮らしの天吏に止める者はいない。
「(そうね、彼らが望んでいるんだもの。力になってあげたいわ)」
天吏は心から、いぬとねこの苦心を案じて歩き始めた。
しかし、歩きながら思考はだんだん逸れていき、そして天吏は考えた──
「(そういえば……
クリスマスって、何だったかしら……?)」
それは、極めて深刻な問題の様な気もしたが、天吏はいぬ達の手伝いをする事を心の中心に置いて、そのまま気にせずエノコロ岬へと歩き始めた。
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月13日
参加申し込みの期限
2016年02月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月20日 11時00分
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