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いぬねこのクリスマス学習会
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【いぬねこ聴取】
「わ、凄いっ! 本当にいた!!」
いぬねこ揃って12匹──ネットの噂を頼りに、寒くて死にそうになりながらも好奇心の虜としてやって来た
羽生 碧南
はその眼差しを思い切り輝かせた。
ここに来るまで碧南は、趣味かつ生きがいの一つである“乙女ゲーム”の攻略サイトを見ていた。
本来ならば、碧南は“乙女ゲームのネット攻略情報は卑怯!!”と決して閲覧はしない。攻略は自分でするのが楽しいのだと。
しかし、今進めている擬人化した犬猫の乙女向けゲーム“ケモみみ彼氏!”のとあるキャラのルートだけが、どうしてもコンプリート出来ない。
ある意味、血の涙を流しながら、折れたプライドでネットを閲覧。その中で、リアルいぬねこの情報を見つけてここに来たのだった。
そして、見た時にピンと来た。自身もカボチャを被って二本足の世界のお祭りに参加した事がある。
これは、その時のいぬねこ達に違いないと。
「やっほー……って。うわ、今回寝子島に来た『人』数……? いや『いぬねこ』数多いね。今まで良く噂で済んだなぁ」
可愛らしいサンタの洋服を着せたにゃーくんを肩に乗せて姿を見せた
桜庭 円
は、思わず岬に集合しているいぬねこ達を見渡した。
「今回は、何かあったの? クリスマスについて調べてるって」
円の言葉に全いぬねこが深刻極まる様子で頷いた。
「我々は、前回のカボチャパーティに続く『いぬとねこの中立共存を目指す土地/どこでもない広場』で、新たなお祭りを開きたいと思っているでござるワン!
それによるいぬとねことの友好関係を更に深く築く事を目的としているでござるワン!」
「うん。友好関係を築くためかぁ。
……偉い!」
円に説明をした、今回の代表らしきいぬが嬉しそうに耳の後ろを掻いた。
「……ま、間に合った、か……!」
次々とエノコロ岬に人が集まってくる。
その人物は昔であれば、岬を乗り越えられなければ“大量の買い物をして、それを持ってのエノコロ岬への移動”この二つだけでも、この騒動の終結には間に合わなかったかも知れなかった
八神 修
。
しかし、修は長い訓練の成果を見せて、既に高校男子平均と言っても差し支えないその体力で、パンパンに膨らんだ買い物袋をぶら下げ岬を歩いてくる。
「やっぱり、お祭りのいぬとねこか。また新しい祭りをやるのか?」
「そうだワン! これによる新しい『あぷろーち』を掛けて、いぬ皇様を説得するでござるワン!」
「二つの国が仲良くなるのは嬉しいな。
……今日は、まるたろうもしょうぐんも居ないのが残念だ」
その『しょうぐん』と言うのは、このいぬ達の一番偉いいぬの名前。
しかし、そのいぬは『犬のしょうぐん』『いぬ皇』等の偉そうな名前を、他のいぬ達に自由気ままに呼ばせていたせいで、どれが正式名称か分からなくなってしまった、少しあたまの悪いトップでもある。
しかし、その名前を出した瞬間、今まで盛り上がっていた空気が一気に落ち込んだ。
しばらくの沈黙の後、修へと1匹のいぬが口を開く。
「我々『いぬとねこの中立共存を目指す会』は、基本的にいぬとねこのトップに対してあまり好意的ではないでござるワン……」
「え? 一体どうしてだ?」
「……いぬとねこは『もう、絶対に関わってはならない』って、どちらのトップも譲らないニャっ! 大方トップが管理している古文書位にしか残っていなさそうな、古すぎてよく分からない時に起こった喧嘩を、かたくなに信じているんだニャ! あの石頭~っ!!」
沈黙したいぬの代わりに、側のねこが修に答える。
「そうか……
国が喧嘩しないって皆が仲良くなることだから、できたらしょうぐんや王さまとも仲良くいてほしいなあ……」
修もいぬねこも、どんよりしているかぷんすかしているかのどちらかの状態。何とも切ない雰囲気だ。
しかし、それを見た碧南が、勢い良くいぬねこ達に話し掛けた。
「ねぇ、あなた達。クリスマスを勉強しにきたのよねっ?」
碧南の言葉に、気を入れ替えるかのように一斉に頷くつぶらな瞳のいぬねこ達。
「それじゃあ、早速クリスマスを……!」
「──待った。
悪い、少し待ってくれ」
しかし、碧南がそのいぬねこのキラキラした瞳に勢い良く説明をしようとしたところ、静かに岬へと辿り着いた
御剣 刀
が、やんわりとそれを留めるように声を掛けた。
「クリスマスを教えるのは良いんだけど、とりあえずその知識をどうやって仕入れたのか教えろ、とりあえずそこから直さないと。
放っておくといぬとねこ達が頑張る度に危険なことが起きそうだからな。
大体、生身の人をサンタの姿で呼ぶ召喚術なんてどこで習ったんだよ」
確かに、情報収集を独自に行っていたらしいが──その結果が“サンタクロースを召喚して、ピンヒール履いて踏んで頂くと幸運が訪れる”ようなクリスマス。
これは確かに、原因を確認しておくに越した事はない。
言葉と同時に、一気にいぬねこ達が一気に四方に散って、しばしの沈黙──
そうすると、出てくる出てくる、町中から捨てられていたクリスマス特集の雑誌の山。
いぬねこ達は街の犬猫の協力を仰ぎつつも、その中から“自分達の心に響いたもの”を中心に集めてきたらしい。
その雑誌をいぬねこの手伝いで開いたり持ち運んだりと色々いぬねこの手伝いをしていた、先に来ていた
恵御納 夏朝
と
トワ・E・ライトフェロゥ
が、疲れ切った様子で声を上げた。
「これハ違うマス! ジャパンのひと恥ずかしく無いノデス!?」
「どうしてこんな本やチラシ、ピンポイントで集められるのかな……?
これは、うん……辛かった……」
二人は力尽きるように運んできた雑誌を渡して俯いた。
そして、その二人以外の殆どが、それを目にした瞬間に絶句する。
【拾ってもらってきた雑誌(一部)】
・マンネリ気味のあなたに……!
クリスマスにお電話1本でえっちなサンタが来てくれる!
・初心者でも分かる! えすえむ講座 今年はサンタ講座!
・月間『にゅー』禁断の黒魔術 UMAサンタクロースの謎を追う!!
そこには、見開きに亀甲縛りにされているサンタさんや、トナカイの着ぐるみを着た男性を踏みつけているミニスカサンタの表紙を含んだ破廉恥な本ばかりが並んでいる光景……
そこは、UMA特集をやっている不思議な一冊が、最後の良心に見える様な世界だった。
「たくさんサンタが載っているでござるワン!」
「これでクリスマスはバッチリだニャ!」
そして、その本を前にして、改めてきゃっきゃと喜ぶ純粋無垢ないぬとねこ。
それを前に、過激かつ大胆な写真やイラストに、男性二人のうち、一人は鼻を押さえ、もう一人は頭を押さえた──
「なるほど、これで誤解が生まれたのね……!」
そんなお葬式よりも沈痛な空気の中、一人、碧南が気合を入れて顔を上げる。
こんな事で諦めてはいけない、そう訴えかける熱意が周りにも伝播し、やっと本来の雰囲気へと場が立ち返った。
「誤解その1! サンタは、召喚するもの」
「サンタは来てくれるものだ。召喚はしない」
高らかにいぬねこ達の誤解を謳い上げる碧南に、修が答える。
その都度、そのいぬねこからは衝撃が走った。調べた情報と全く違う。
いぬねこ達のカルチャーショックだった。
「……でも、たしかにプレゼントを頼んで届けてもらうという行為を『召喚』というのならそんなに間違ってないような気が」
「そうしたら『電話1本で来てくれる、いけないサンタさん』の身近度が跳ね上がるから、やめてくれ……」
確かにそこをリアリティ交えて掘り下げてしまうと、らっ倫に触れかねないので、かなり際どいところではある。
そんなやり取りを交えながら、二人はいぬねこ内に広がっていた、次々と人としてかなり際どい誤解を解決していった。
──そして周囲は周囲で、雑誌を見ながら、完全に言葉を無くしていた。
まさかこんなにも恐ろしいものが、何でも信じて憚らない、いぬとねこの世界の正史に刻まれようとしていたとは。
そして我に返った順に、まさに言葉通りの“有害図書”が無いか、皆で血眼になりつつしらみつぶしに探し始める事にした。
そんな中──
「ひっ、人が多い……!」
そんな中、ミニスカサンタの姿で現れた
白浜 渚
は、その似合い具合が重なって、その場全ての存在の視線を一気に集め切った。
渚は恥ずかしさの余り、思わず今は神魂の影響で横倒しに出現しているエノコロ岬の大岩の後ろに屈み込むように飛び込んでしまう。
そして、それを見たいぬねこ達は、思わず顔を見合わせた。
「ほ、本当に、あのサンタさんに踏んでもらってもご利益ないニャ……?
個人的には、あの脚に踏んでもらえるならきっとご利益があると思うニャ……」
「あ、あれを『ひとの脚線美』と言うのでござるワン……? なんというドキドキ感……!!」
いぬねこ達が一斉にそわそわし始める。
それは正にテンプテーションだった。渚の姿にいぬとねこの全員が、完全なまでの『こうかはバツグン』のメロメロ状態と化してしまったのである。
誰が悪い訳でなく(強いて言えばいぬとねこが悪い)誤解を払拭し掛けた中で、しかし、このままでは『サンタは踏まない』という、正しいクリスマスを信じてもらえない可能性がある──誰もがそう思ったその瞬間、
「やっぱり皆さんおいでだねぇ。この寒い中をご苦労様だよぃ」
そこには、猫鳴館でいるよりも、膨らむほどに和の装いで服を着込んで。
それでもいつもと全く変わらない、軽い足取りでこちらに向かって笑う、
骨削 瓢
の姿があった──
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定員
10人
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10人
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シナリオガイド公開日
2016年02月13日
参加申し込みの期限
2016年02月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月20日 11時00分
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