this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
戦い
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
7
つぎへ >>
寝子島高校の体育館にバスケットボールのメンバーが集まっていた。正式なユニフォームを着て二人一組で柔軟体操を行い、すぐに個別のトレーニングへと向かう。
その中に
羽生 碧南
の姿もあった。何時にない真剣な表情でバスケットボールを手にした。動かずに左右のドリブルに励む。
身体が温まってきた頃合いで歩き出す。ドリブルをしながら次第に速度を上げる。敵のディフェンスを想定しているかのように動きに緩急を加えた。
その時、複数の足音が聞こえてきた。碧南の表情が厳しさを増す。
「今日はよろしくお願いします」
溌剌とした声が重なった。今日の練習試合の相手、木天蓼女学院高校の生徒達であった。きびきびとした動きでジャージを脱ぎ、ウォーミングアップに勤しむ。文武両道を校訓に掲げる名門で、寝子島高校女子バスケット部とは長年に渡ってライバル関係にあった。
碧南はゆっくりと歩きながらドリブルをした。バスケットボールを大きく弾ませて他校の生徒に近づく。入念に手首を回していた人物が顔を上げた。碧南と目が合うと、涼しげな目元を保ちつつ、爽やかな笑顔を浮かべた。
「共にバスケットを楽しみましょう」
「望むところよ」
碧南の目に明らかな闘志が燃え盛る。彼女、逢坂和葉とは中学校時代からの個人的なライバルであった。高校一年生でありながらレギュラーの座を勝ち取り、身長では五センチ程、碧南を上回る。
彼女の脅威はそれだけではない。全てのポジションをこなす、有能なユーティリティープレイヤーでもあった。美貌と才能に溢れた相手に、どこの二次元ヒロインよ、と碧南は何度も激しい突っ込みを入れた。もちろん、胸の中での話である。
「……今日は絶対に負けられない」
人知れず、心の声が漏れた。
様々な思いを胸に練習試合は始まった。最初の攻防を決めるジャンプボールには両校のセンターが相対した。碧南は敵陣で構える。
審判の手によってバスケットボールが垂直に上げられた。両者は跳んだ。頂点に達したボールに懸命に手を伸ばす。
碧南が前に出た。僅かな差で味方が競り勝ったのだ。飛んできたボールを片手でキャッチ。それは真横から伸びた和葉の手であった。
しまった、と碧南は心の中で叫んだ。ボールの動きに気を取られた隙を突かれた。
和葉はドリブルで速攻を仕掛ける。僅かに遅れて碧南が追い掛けたが距離を詰められない。味方のディフェンスを舞うように躱し、鮮やかな先制点を決められた。
オフェンスに回った瞬間、碧南を含めた全員が走り出す。切れの良いパス回しで一気に敵陣に踏み込んだ。それに合わせて敵方はガードを固めてきた。
スリーポイントラインの攻防が続き、着実に時間を削られる。ファウルの寸前で味方のシューティングガードがスリーポイント狙いのシュートを放つ。
碧南はゴールポストの下へと走り込む。そこには和葉の姿があった。二人の目は上空のボールに向けられた。
曲線を描いたボールはリングの縁に当たった。碧南と和葉は身体を寄せ合うようにして跳んだ。指先の戦いを制したのは碧南で、押し返したボールはふわりと浮いてツーポイントをもぎ取った。
息の詰まる戦いは以後も続き、ボールの支配権は目まぐるしく変わった。最終ピリオドを迎えて尚、勝敗の行方はわからない。両校の部員は汗だくとなり、息も上がってきた。
残り時間は僅か。センターラインで二人のライバルが睨み合う。ドリブルで抜こうとする和葉を碧南が大きく構えて阻んだ。
和葉は目のフェイントと動作で碧南を誘う。絶妙のタイミングで抜きに掛かった直後、足を滑らせてボールの制御が乱れた。
「貰ったわ」
ボールを奪取した碧南は気迫の籠ったドリブルで敵陣に切り込み、跳んだ。伸びやかなレイアップシュートでゴールを奪う。そこで試合終了のホイッスルが鳴らされ、寝子島高校の勝利となった。
「今日は私の負けね」
「あなたが床の汗で滑らなかったら、どうなっていたのかな」
「おめでとう」
爽やかな笑みで和葉が手を差し出した。恥ずかしそうにして碧南が応じる。
再戦を誓って二人は固い握手を交わした。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
7
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
戦い
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月04日
参加申し込みの期限
2016年02月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!