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【
御剣 刀
の場合】
自分の放った一言で、
橘 千歳
と
小山内 海
、2人の乙女の心を少なからず騒がせた刀。しかし本人はそんな事とは露とも知らず、うーんと自分の部屋で腕組みをしていた。
クリスマス。いつも仲良くしてくれている2人に感謝をしたい。そんな思いでどんな物が欲しいかを尋ねたのだが、2人の答えはほぼ同じものだった。刀の選んだ物なら何でもいい、と。
(そう言われると迷うな……)
机に肘をつき、その天板を指でコンコンと叩きながら刀は考える。折角贈るんだし、相手に長く、キチンと使ってもらえる物が良いと刀は思っていた。結局2人の欲しい物はわからなかったし、どうしようか。
コンコン、コンコン、コン……コン。刀の指の動きが止まる。
そうだと刀は思いついた。ボールペンはどうだろうか。高校生に万年筆は高価すぎるし、扱いが難しい。その点ボールペンならどの子もたいてい筆箱に1本は入っている。しっかりしたボディで芯を交換できるタイプなら長く使えるだろう。
いいかもしれないと思いながら、刀は椅子の向きをくるりと変え、うーんと伸びをする。すると部屋にいた人形の
ルヴィア
と目が合った。
「ボールペンにしようかと思うんだけど、どうかな?……ルヴィアは何が欲しい?」
刀は優しくルヴィアに問い掛ける。彼女は黒い瞳を艶やかに輝かせながら、微かに微笑むだけだ。もう、その動かない口元で。刀はしばらくルヴィアを見つめていたが、ゆっくりと目を閉じた。
「ああ、そうだな。相手を想ったプレゼントが1番だよな。お互いを、大切に想っていれば……」
ルヴィアは、語らない。それでも刀は彼女にもプレゼントを選ぼうと決めていた。彼女を想って。彼女の心が救われる日を願って。
休日。刀は参道商店街にある
神野文房具店
に来ていた。
こじんまりとした文房具店ではあるが、意外と品揃えはしっかりとしている。刀は手前の筆記用具が並べてあるエリアを通り抜け、ショーケースがある店の奥まで進んで行った。
「ボールペン、ボールペン……あった」
ショーケースの中を丁寧に見ていた刀はその視線を止めた。中には色々なボールペンがたくさん並べられている。その値段も様々だったが、高ければいいという物ではない。実用的で使いやすく、しっかりしていて2人が気に入りそうな物でなくては。
ゆっくりと吟味していた刀が、ふと顔を上げた。店主に声をかける。
「あの、すみません。これ、出してもらえますか?」
「ああ、いいよ」
店主がガラス扉を開け、刀が指さしたボールペンを出してくれた。それを手にした刀に、満足げな笑みが浮かぶ。
これにしよう。刀は決めた。値段も手頃だし、しっかりして、太すぎないボディは女の子の手でもしっくり馴染むに違いない。何より決め手になったのはボディの色のバリエーションが多い点だった。きっと売れ筋なのだろう。カラフルなボディが並んでいる。
「これの……赤と、青と……黒を下さい」
刀は少し迷いながら店主に頼んだ。赤は千歳、青は海、そして黒は自分に。3人お揃いの色違いだ。
刀は一緒にボールペンへの名入れを頼んだ。それぞれに、それぞれのイニシャルを。
少し時間がかかるというので、待っている間、刀は店内を見て回る事にした。
しばらくして店主が出来上がったと刀を呼んだ。
仕上がりは素晴らしかった。それぞれのボールペンに、イニシャルが金字でシンプルに筆記体で刻印されている。ちょっと格調高くなったボールペンに刀は満足した。
「ありがとうございます。プレゼント用にラッピングをお願いしてもいいですか? ―――これも一緒に」
そう言って刀はショーケースの上に3点の品物を出した。1つは小さい猫のペーパーウェイト、残りの2つは猫の飾りが付いたペン入れである。
「ペン入れは、赤と青のボールペンと一緒に。ペーパーウェイトはこれだけで包んでもらえますか」
ペン入れは千歳と海に、ペーパーウェイトはルヴィアにと刀は考えていた。
刀の言葉に店主はにっこり笑うと、それぞれ器用に包んでくれた。刀は会計をし、お礼を言って店を出た。
店に入る時にはなかった手提げ袋が、今刀の手にある。
大切な2人、いや3人へのプレゼント。彼らが喜んでくれたらいいな。
自分の持っている手提げ袋に、温かな笑顔が詰まっている気がして足取りも心なしか軽くなる。
―――クリスマス、楽しみだな。
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担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月29日
参加申し込みの期限
2016年02月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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