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【クリスマス】シーサイドタウンのクリスマスイヴ
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●クリスマスのキャットロード●
【キャットロード:メイド喫茶
『ねこのて』
】
「お帰りなさいませ、ご主人様」
来店のドアベルの音にそちらを振り向き、
桧垣 万里
は入ってきたお客さんに一礼して、2人を恭しく迎え入れた。ここはキャットロードの一画にある、メイド喫茶『ねこのて』。万里はこの店で、店長代理として働くメイドさんだ。ちなみに、店長の橘さん(黒猫・オス)は、今日もレジカウンターの横で寝ている。
ヨーロピアンクラシックな内装の店内を、ぽかんと見回している、眼鏡の少年の方に歩み寄り、改めて万里は話し掛ける。
「メリークリスマスですね、ご主人様」
「あ、ああ……2人なんだけど。ここ営業してる?」
無人の店内を見てそう訊ねる少年に、「勿論ですよ」と答える万里。
「この『ねこのて』は、皆様の家ですから。
そもそもクリスマスは家族で過ごすものなのですから、
本当のお家でくつろぐような、ゆったりとした時間をお過ごしいただければ幸いです」
その万里の暖かい声に、少年は、うつむいている連れの顔を下から覗き込んで、
「とりあえず落ち着けそうだし、ここで休もう。な?」
無言でこくりと頷く女の子に、ほっとしたように、「じゃあ」と言ってその少年──
鵙海 甫
は万里に、奥の席へと案内してもらうのだった。
女の子の方はもちろん、
千堂 結
だ。2人はネコジマスクエアでの公開キスの後、とにかく落ち着ける場所を探して、ちょうど近くにあったこの店に飛び込んだのである。
「何て言うか、その、ビックリだったな」
極力何でもないことのように言いたかったが、鵙海のその声はいきなり上ずってしまい、失敗。
(うわ、なんて話し掛けりゃいいんだよ)
彼に手を引かれて広場を出た時から、ずっと無言のままの結に、鵙海もどうしていいのか分からない。
(ごめんって言うのも、ありがとうって言うのも何か違うよな)
と言うか鵙海自身、さっきから混乱しているし。
黙りこくっている結の唇に、気が付けば吸い寄せられるように視線が行き、
思い出すあの時の感触、
(柔らかかった!)
頭が真っ白になって吹っ飛んで、それ以外のことはよく覚えてないけど!
「今日のおススメはアールグレイですよ。
ご主人様も1杯いかがですか?」
微笑むメイド万里からそう声を掛けられ、鵙海は我に返った。言われるままに頷き、お茶の支度をするメイドさんを、ぼんやり眺める。
(このお2人……何か、訳ありのようですね)
気まずそうな2人の態度から、何事かを察した万里も、余計なことは言わない。ただ控え目に、そして丁寧に、自分の仕事を心掛けるだけ。
ティーポットから、ふわっと花開くように立ち上った香りに、
「あ……いいにおい」
この店に来て初めて結が言葉を発し、その隣りで万里がにっこり微笑む。
「今日はメニューに、クリスマスプディングも用意してますよ。
よかったらお茶のお供に、いかがですか?」
「じゃあ、それもお願いします」
一礼してメイドさんは厨房に消え、また鵙海と結の2人がテーブルに取り残される。
でも鵙海はもう、無理に言葉を発しようとは思わなくなっていた。
(こういう時は黙ってる方が良いんだろうな)
お茶の匂いと、時折りの茶器の音と、そして2人の心臓の鼓動と。
(この胸の音が収まるまでは、このまま2人で座っていよう)
それにはまだずいぶん時間が掛かりそうだったけど、今はこのまま、このまま2人で。
【キャットロード】
「メリークリスマス、アリーセちゃん♪ 今日は来てくれてありがとう!」
「私こそ、クリスマスを凛さんと過ごせるなんて嬉しいわ。今日は宜しくね」
とっておきのお洒落をして集まった、
雨寺 凛
と
黒依 アリーセ
の待ち合わせ場所は、キャットロードの入口。今日は洋菓子店Ratonで1日、ガールズトークをして過ごすつもりだけれど、その前にぜひ、アーケード街のツリーやイルミネーションを見て行こうという話になったのだ。
「うん、アリーセちゃんと一緒なら、それだけで素敵なクリスマスになりそう♪
今日は思いっきり楽しもうね。じゃあさっそく行ってみよう!」
そしてキャットロードを歩き始めた凛とアリーセは、スノウスプレーで店頭に描かれた絵や、ユニークなクリスマスツリーを指差しては、2人で声を上げる。
「綺麗……。煌びやかで、活気が有って、期待感に満ちていて」
とりわけアリーセが目を奪われたのは、アーケードを彩るイルミネーションだ。
キャットロードは屋根付きのアーケード街なので、たとえ雪が降ってもこの通りに積もることはない。だからなのか、逆にスノウモチーフのイルミネーションが多かった。
「この通りだけ、ひと足早いホワイトクリスマスなんだねっ!」
と凛が楽しそうにはしゃぐ。中でもアリーセが気に入ったのは、繊細な雪の結晶を模したイルミネーションと、その真ん中にぶら下がっている小さな小さな人形だ。
「結晶の落下傘でこの地上に降りてくる……これは、雪の妖精ね」
これから空から届く、白い結晶の、ひとひらずつに。こんな可愛らしい妖精がくっついているのなら、本当に素敵。そう思う。
一方で凛の方は、ウィンドウショッピングが楽しくて仕方がない。
「冬は冬で可愛いコートとか、手袋とかいっぱいあって目移りしちゃうよね。
あっ見てアリーセちゃん、あのブーツいいかも!」
アリーセも、凛が素敵だと指さす服や小物に頷きながら、内心でちょっぴり不安になったりもする。実は今日彼女に贈る予定のプレゼントが、鞄に入っているのだけれど、
(プレゼント、本当にこれで良かったかしら? 喜んで貰えるかしら?)
【キャットロード:オリジナルツリー前】
「華やかなツリーがいっぱいで、歩いてるだけで気分がウキウキしてくるね♪
うわぁ、見てみて! このクリスマスツリーも綺麗だねー♪」
そう言って凛が、1本のツリーの前で立ち止まった時だった。
「あれっ? あれは雅人くんだ、おーい!」
通りの向こうから全速力で走ってくる、見覚えのあるアホ毛(と本体)を見つけて、凛が彼らを呼び止める。
「あ、それに はつなちゃんまで? どうしたの、そんなに息を切らして」
走ってきたのは友達の、
千鳥 雅人
と
回田 はつな
だった。2人も凛を見て驚いて、と言うか明らかに挙動不審になって互いの顔を見合わせ、アワアワする。
「うひ〜! ごめんなさいごめんなさい〜!」
「キスタイムから逃げてきた訳じゃないんだよ〜!」
「えっ? キスタ……?」
「あわわ……あっ、このツリー! 見たことあると思ったら、
この前俺が飾ったツリー
なんだよー!」
ようやく千鳥がそれに気が付き、何とか話題逸らしに成功!
「すっごく綺麗で、可愛いでしょ!
ほら、ビーズで作った飾りとかが一杯ついてるの!」
言われてアリーセと凛が見上げれば、どことなーく見覚えがあるような顔のビーズドールたちが、ツリーのあちこちに飾られている。千鳥はえへへ、とそのツリーを見上げ、
「知り合いや友達と一緒に飾り付けたんだ!」
とちょっぴり誇らしげ。
「え、これが千鳥くんも飾り付けしたツリー? どれどれ、どの辺り〜?」
と、はつなも話題に加わって、いっぺんにその場が賑やかに。
「俺は雪の結晶とか、あとあのサンタの帽子を被った猫の飾りとかもそうだよー」
「わぁ、いいねいいね!」
「あれ、もしかしてアリーセちゃんと、はつなちゃんは初めましてかな?」
「あっ私、回田はつなだよ〜。2学期から寝子高に転入してきたんだ〜」
「凛さんのお友達なのね? 私は芸術科の黒依アリーセ、よろしくね」
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担当ゲームマスター
鈴木二文字
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シルバーシナリオ(150)
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3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
62人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月12日
参加申し込みの期限
2016年02月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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