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【クリスマス】シーサイドタウンのクリスマスイヴ
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●借りサンタ競争(2)●
【キャットロード】
さて借りサンタ競争にエントリーした選手の1人、
白 真白
はカードを片手にきょろきょろキャットロードにやって来ていた。ここは何故か、サンタの格好をした人がやけに多い。ここなら、真白のパートナーにぴったりのサンタも、早々に見つかるかもと思ったのだ。
しかし真白が引いたお題のペアサンタカードに書かれていたのは、『母性溢れるサンタ』という難易度の高いお題。
「ちょっと、抽象的すぎるような気もするけど……
まぁ、私の感性で決めればいいよね!
母性がすごい人は私の好みだし、頑張って探すぞー」
とポジティブにガッツポーズして、真白は元気いっぱいだ。
「それで、母性が溢れる人って言うのはつまり、
思いっきり甘やかしてくれる人のことだと私は思うの。
面倒見が良くて、何かとかまってきてくれて……そういう人だよ。
上手く見つけられるかな?
というかそういうのってぱっと見じゃわからない……?
いやいや溢れる母性は雰囲気からわかるはず!」
そうやって真白がしばらく、キャットロードをきょろきょろ歩いていると、途中に貸衣装屋さんがお店を開いているのを見付けた。
「なるほど、サンタのコスプレをした人が多かったのは、
ここで衣装を貸し出してたからかー……って、あれ?」
そのお店の前に、何だかやけに人だかりがしていて、真白はそこで立ち止まる。
【キャットロード:貸衣装屋】
「ウェ〜〜〜〜イ! いいッスね! その衣装、チョー似合うっすね!」
「え〜、そうかな? ちょっと露出度高めじゃ……」
貸衣装屋さんの店の前でぱしゃぱしゃ写真を撮られながら、
篠原 翠響
はだんだん、自分の周りに人が集まってきていることに気が付いた。あれれ?
「やばいくらいに可愛いッスよ! じゃあ次は、こっちの衣装もっ」
などとさっきから、翠響に店の衣装を勧めまくっているのは、ここで記念撮影のバイトをしている
南波 太陽
だ。翠響は友達とぶらぶら街を歩いていた所を、この南波に声を掛けられ、彼に強引に押し付けられた衣装で、写真を撮る羽目になったのである。
「でもこの魔法少女っぽい衣装も、可愛いな……」
けれど、最初のうちこそ気恥ずかしそうにしていた翠響も、「まあ、面白いからいいか」とだんだんノリノリに。そのうち、自分でも何着か衣装を手に取ってチョイスし始め、次はアニメのキャラっぽい印象の衣装で、ばっちり決めることにした。
着替えて出てきた翠響に、今度は南波のみならず、何だか増えているギャラリーまで声を上げる。
「魔法少女風サンタさんッスね! チョー可愛いっす!」
衣装の一部がレオタードだったりするので、一昔前にヒットしたアニメの美少女戦士っぽくも見える。おかげで翠響はちょっと寒かったけど、まあ、これはこれで楽しかったり。
「あの、写真OKですか?」
とか他のギャラリーからも声を掛けられ、求めに応じてポーズを決めているうちに、店の前に人だかりが出来てしまったというわけ。真白がさっき見たのは、この人混みだ。
そしてこの集まりの中に、外の様子を見に来た、
栖来 衣夢
も混ざっていた。
「なるほど、今年のサンタコスプレはレベルが高いわね……」
この貸衣装屋の前で見張っていれば、街中にバラけていった選手の何人かも、ここに来るのではないかと踏んだのだが、コスプレマニアな衣夢としては、街のサンタコスプレも見逃せない。
そこに先ほどの
白 真白
もやって来た。人だかりの中心にいる、サンタコスプレをした美少女を見てピンときた真白は、すぐに彼女に駆け寄り声を掛ける。
「あの、今って時間あるかな?
実は借りサンタ競争っていうイベントを今やってて……」
母性をくすぐる、上目づかいの甘えたような声で! これで『母性溢れるサンタ』かどうか判別できる……とそう思ったのだったが、真白はすぐに自分の失敗に気付いた。
その相手、翠響が年下の中学生だったからだ。衣装も魔法少女っぽい服だし、これは真白の求めるサンタさんじゃなかった。残念。
「えっ、借りサンタ競争って?」
きょとんとする翠響に、これは自分の出番かとスタッフ衣夢さんが出て行って、彼女に事情を説明してやる。その時だった。
「「魔法少女風サンタだ! 魔法少女風サンタがいたぞ!!」」
さっきスタジアムを出て行った、借りサンタ競争の選手たちが現れ、やたら大勢で翠響を取り囲む。どうやら、『魔法少女風サンタ』という同じお題を引いてしまった選手が複数いたらしく、たちまちその場で翠響は、トナカイたちの取り合いに。「僕と一緒に来て!」「いやいや俺のサンタになってくれ!」と、プロポーズのように熱烈アプローチをしてくる選手団の真ん中で、
「え〜、じゃあ誰とペアになろうかな?」
と翠響も満更ではなさそう。揉み合う選手たちをぞろぞろ後ろに引き連れるようにして、彼女はその場を立ち去っていった。
それをぽかんと呆気にとられて見送る、真白と衣夢と南波の3人……。
【キャットロード:貸衣装屋】
今年はのんびりクリスマス。
郡 トモエ
は、どこかのお洒落なカフェでちょっと奮発して、この日限定のメニューでも楽しもうかな、と通りを歩いていた。
キャットロードですれ違う人々はトモエ同様、アーケードを彩るイルミネーションに目を輝かせ、あと何故か、サンタやトナカイの格好をした人がやけに多い。
どこかで衣装のレンタルでもしているのかな、とキョロキョロ辺りを見回したトモエは、
「あれ、南波先輩……?」
まさにその貸し衣装屋さんの店頭で、呼び込みをしている
南波 太陽
の姿を見つけたのだった。
「……先輩、こんな所で何やってるんですか?」
「ちょろーんッス! そこの運命のマイ☆エンジェルちゃん、
聖夜の思い出に、衣装のレンタルと記念撮影はいかがッスか?
あわよくばその後、オレとのスイートな思い出も……と思ったら、トモトモじゃないッスか」
そんなふうに呼ばれたことあったかなぁ、と首をひねるトモエ。ちゃんと顔を覚えていてくれてたのは嬉しかったし、さっき運命の……なんて呼び掛けられた時には、内心舞い上がってしまったけども。そう、この南波はトモエが秘かに、想いを寄せている相手なのだ。
でもきっと、そんな台詞は、目の前を通る女の人全員に言っているに違いないから。そんな内心のドキドキはおくびにも出さずに、平静を装って、
「クリスマスなのに、こんな所でアルバイトですか?
てっきり誰かとデートとかしてるんだと思ってましたけど……(ちらっ)」
「さっきから頑張ってナンパしてるんすけど、連戦連敗ッスねー」
「あかんでしょ、ちゃんと仕事して下さいってば!」
「仕事かー。あっじゃあトモちん、貸し衣装で記念撮影はいかがッスか?
ちょうどトモっぺにぴったりのサンタ衣装があるんスよ!」
ピコン、と頭上に架空の電球を点けて、店内で何やらごそごそやり出した南波に、
「衣装!? や、別にええけど……うちに似合うかなぁ……」
とトモエは顔を赤らめてもじもじ。偶然先輩と街で出会っただけでも何だか運命を感じるのに、まさかこんな展開になるとは。彼が自分のためにセレクトしてくれた、ぴったりの衣装って何だろう?
「あった! じゃーん、これッスね!
スペースニンジャサンタのコスプレ衣装!
」
「ううぅ……やっぱりコレ、ヘンじゃないかな」
くのいちなサンタ服(スペース仕様)という珍妙な格好に強引に着替えさせられ、涙目で恥ずかしがるトモエだったけど、当の南波に、
「トモぴょん、チョー似合ってるじゃ〜ん!
やばいくらいに可愛いっすよ! 宇宙! 宇宙! 忍者!」
とべた褒めされれば、何だか本当にちょっと可愛いような気もしてくる(洗脳?)。
「それで記念撮影……写真は欲しいけど、
こんな格好で1人だけっていうのも何だか恥ずかしいし……」
乙女のハートを内心ばくばくさせながら、思い切ってトモエは頼んでみる。
「そ、そうだ、先輩せっかくなので一緒にうつってくれませんかね!?」
「えぇ……そんなイタい格好のコと写るとか、ちょっと……(どん引き)」
「いや先輩がさせた格好やし!? 女の子のお願い事ですよ!」
「ジョ〜ダン、冗談☆ いいっすよん!」
「(しょぼん)あかん……ですか……。えっ、オーケー?」
断られるパターンを想定していたトモエは、あっさり南波のOKが出てびっくりだ。
「ほ、本当にうちと、ええんですか……って、きゃ!?」
いきなりグイと肩を引き寄せられ、えええええ!?と狼狽するトモエ。急接近の南波に、
「ちょ、南波先輩!? 近い近い近いです!」
「え、だって自撮りなんスから、
近くに寄らないと一緒のフレームに入んないじゃ〜ん?」
「撮影はええと誰か他の人にお願いでー!(悲鳴)」
けれども何故かたまたま通行人が途絶えてしまい、トモエはやむなく彼に肩を抱かれたまま、ツーショットを撮るはめに。自分のスマホを宙にかざして、口笛まじりにフレームの位置を調整している南波。その体温と存在感を肌に感じながら、
(ううぅ……心臓ばくばくいってるの、聞こえたらどうしよ……)
耳まで真っ赤なそのトモエを見て、南波が神妙な顔で言う。
「トモにゃん……なんかエロいこと考えてね?」
「ししし、失礼な! 考えてませんよ!」
「じゃあオレだけッスか……(しょぼん)」
「!!? え、エッチなことを考えたら、あかんですぅー!!(悲鳴)」
まあ、そんなこんなで出来上がった写真がこちらだ。
「へ、へぇ……けっこう上手く撮れてるかも?」
「ウェ〜〜〜〜イ! オレの写真の腕がいいからッスね!」
「うん、ありがとう先輩! 先輩もいいクリスマスをねー!」
すぐにプリントしてもらった写真を手に、トモエはその場を明るく立ち去る。そのまま平静を装ってしばらく歩いていたけど、次第に前のめりの早足になって、ついには通りを走り出す。
(やった! うちと先輩の写真! 宝物にしよ!)
その写真をイルミネーションにかざして、何度も何度も見る。道行く人が何ごとかと、不思議そうな目で見守る中、その宝物を胸に抱いたまま、いつまでもトモエはくるくる回り続ける。
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1000人
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62人
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シナリオガイド公開日
2016年02月12日
参加申し込みの期限
2016年02月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月19日 11時00分
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