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【クリスマス】シーサイドタウンのクリスマスイヴ
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●借りサンタ競争(3)●
【寝子電スタジアム付近】
「今日はクリスマスークリスマスー」
朝からそんなふうに浮かれながら、
呉井 陽太
はにぎやかな街を歩いていた。
「クリスマスに乗じてきつねサンタの格好でブラブラしてもいいよねぃ?
いいって事にして、街中をブラブラしちゃおーっと」
キャットロードに寝子島高校、ネコジマスクエアといろんな所を歩いて、
「おー、色んなサンタさんがいるなぁ」
彼同様に、クリスマスコスを満喫している人々の、楽しそうな様子を見て回る。キツネの垂れ耳にサンタ衣装という呉井の格好も、そんなハッピーな街中に溶け込んで、今日は全然違和感がない。
「ん? なんかイベントやってるのかな?」
とりわけ、寝子電スタジアムの近くまでやって来ると、やけにサンタやトナカイな人の数が増えてきた。何故かサンタの方が、トナカイの人に手を引っ張られて、どこかへ急いでいる様子である。
「なんだろー……って、ん、んん???
トナカイの格好した人が、こっちにも来るんだけど……
な、なに? なんなの?」
さて一方。ペアサンタカードを引いて、
楢木 春彦
は勢い良くスタジアムを飛び出たものの、
「えーっとお題は『キツネサンタ』って……
いやコレどうすりゃいいんだ!?」
引いたお題の無茶ぶりに、頭を抱えているところだった。
「キツネに帽子かぶせりゃいいのか?
サンタにキツネ耳でも付けさせんのか?
人でって、ンなヤツいんのかよ……」
「って、居たぁーっ!?」
「ひぃ、何ですかぁ!?」
突然こちらにダッシュで走ってきた、トナカイさんの剣幕に呉井が悲鳴を上げる。
「サンタの格好してるし、きつねみたいだけど、
油あげ持ってません! ごめんなさい!」
「いや油あげはいらねーよ」
「……って、よく見たら春彦君じゃないのーっ」
よく知る友人の顔に、ほっと呉井は胸を撫で下ろす。
「ごめんよぅ、いきなりこっち来るから、ひぃって言っちゃったわー」
「っつーか呉井……オマエなんつー格好してんだよ」
「んもう、そんなこと言われても、
今日はそんな気分だったのよ、うふふ☆って答えるしかないよぅ」
「いやまぁ、俺もヒトのコト言えねぇけどさ」
「へへー、春彦君こそトナカイさんの格好似合ってるよぅ♪」
「おっそうか? へへ、さんきゅー……って、
のんきに話してる場合じゃなかった!? 呉井、俺と一緒に来い!」
いきなり楢木にグイと腕を掴まれ、さっき見たサンタと同じようにズルズル引きずられていく自分に、呉井がキョトンとなって、
「あの……状況よくのみ込めてないんだけど何なの何してるのん?
(聞いて)あー、借り物競走でサンタを借りていくのかぁ。
ヤダァ、お持ち帰りされるのかと思ったわー☆」
「おいコラ! 誰がお持ち帰りするかっつーのっ!!」
「あ、冗談です、ごめんなさい、ごめんなさい……!!!」
「イイから四の五の言わずソコまで付き合えっ」
「うわわ、引っ張らないでぇぇぇっ!
走る、一緒に走るってば!(どたばた)」
【キャットロード:メイド喫茶ねこのて】
「Santa Claus 歩いてる 連れてくるといいデスか! ガンバル、ヨー!」
こちらも借りサンタ競争の選手、
トワ・E・ライトフェロゥ
も、お題の『一人身サンタ』を見つけるべく、ぴょんぴょん張り切っていた。
「Cat road や Nekojima square で
solo walk サンタに声かけるマス!」
とスタジアムを飛び出し、元気よく街に出て行くトワ。そんな彼女をこっそり物陰から見つめる、帽子を目深に被った、怪しい目つきの青年が1人……
すわ、ストーカー!? ではなく、トワお付きの護衛、
夜海霧 楓
である。すさまじい天然方向音痴なトワお嬢様の、道案内役を買って出た夜海霧だったけど、
「とりあえず、サンタを探すのはトワに任せてみよう。
普段方向音痴になる原因もわかるかもしれねぇ」
とまずは手出しせず、後方から様子を見ることに。しかし……
「だがとりあえず民家の塀の上には居ないと思うし、そっちは山に続く道だ。
一人身サンタに猫が該当するんだったら、
それで良いのかもしれんが……って、それは本物の猫だあっ!」
「Cute な Santa Cat デスネ、ゴロ、ニャーン!」
突然店内に現れ、
サンタ服を着た橘さん
(メイド喫茶『ねこのて』店長・黒猫・オス)とじゃれ始めるトワを、あっけに取られて見ている
桧垣 万里
。
「ええと、どこから入ってきたのかしら……」
だがそこは店長代理の完璧メイドさん、
「お帰りなさいませ、お嬢様」
とお茶やらクリスマスプディングやらをテーブルに用意して、至れり尽くせりのおもてなしだ。
「この roast chicken も delicious デス、ネー!」
一方、そんなもしゃもしゃ何か食べてるお嬢様を見て、夜海霧は頭を抱えるばかり。
「駄目だ……こんな調子じゃ、
いつまで経ってもお目当てのサンタなんか見つからんぞ。
様子を見たのは俺の方だったな……。
あのちびすけ、本題を忘れて猫と遊び始めてるし」
物陰で何かぶつぶつ言ってるそんな夜海霧と、純真無垢な10歳少女を交互に見比べ、万里が、
「…………ストーカー?」
「だから違うって言ってるだろ!?」
まあともかく、朝からあちこちトワに振り回された疲れもあって、ここらで夜海霧も休憩だ。失礼のお詫びにと万里が淹れてくれた、美味しいお茶で今日の疲れを癒やす。仕事が暇だった万里も、彼の話し相手に快く付き合ってくれた。
「しかし閑散とした店内だな」
「ええ……やはりクリスマスは皆様、他にご予定があるのでしょうか」
割とずけずけ言う夜海霧に、万里が気を悪くした様子もなく答える。あの何だか訳ありそうなカップルさんの後は、すっかり客足が途絶えてしまい、万里は店内の掃除をしたり、橘さんを着替えさせたり、ラジオを聴いたりしてのんびり過ごしていたのだった。
「勿体無いな。このプリン……クリスマスプディングか?
甘い物は苦手な俺でも、味は美味いと思うが(もぐもぐ)」
「有難うございます、クリスマス限定のメニューなんです」
と万里が微笑み、今度は夜海霧とトワの事情を聞く。
「そうですか、借りもの競争でサンタを探してらっしゃるのですか。
お題は、ええと、『一人身サンタ』さん?」
「ああ……だがこんな調子じゃまず、見つからんだろ。
しょうがない。この際、俺がサンタに変装するしかねーか……」
こんなこともあろうかと途中で調達した、サンタセットをごそごそと夜海霧が取り出す。
「正直、あんまりやりたくはないが、サンタの変装で見た目がまるで違えば、
まあトワにも大会のスタッフにもばれないだろう。多分」
「カエデは solo walk サンタ、チガウ、ヨー」
「のわっ、トワ!?」
いつの間にか隣りで話を聞いていたトワに、しまったと、普段ならしないような迂闊を悔やむ夜海霧。けれど同席の万里が、そのトワに訊ねる。
「あら、トワお嬢様。楓さんは、solo walk サンタ……
つまり『一人身サンタ』さんでは、ないのですか?」
「トワとカエデは always together いつもいっしょ、ネー!
だからカエデは solo walk チガウ、ヨー。
Lost child まーいごのカエデを、トワがいつも見つけてるカラ、ネー!」
ぴょんぴょん跳びはね、そんな思わぬことを言い出したお嬢様に、夜海霧の胸が熱くなる。
「トワ……おまえ……(じーーん)って、なるかあああっ!
迷子のお前をいっつも探してやってるのは、この俺の方だーー!
(はっ)って、居ない!?」
きょとんと万里がドアの方を指差し、
「お嬢様なら今しがた、外に出て行かれましたが……」
「あのあほ姫ー! どうして1秒たりともじっとしてられないんだ!?」
頭を掻きむしって夜海霧も、ばたばたと外に出ていき、
ぽつん。と、再び無人の店内に取り残される、メイド万里さん。
「……また、暇になっちゃいましたね。橘さん、ラジオでも聴きますか?」
にゃあ、と店長のお許しを得て、また店内に放送が流れ始める。さっきの2人が来るまで聴いていた、n.k.FMの『Love&peach』という番組だ。パーソナリティはDJモモ。
「あら? 何だか放送が騒がしいですね……
公録会場の方で、何かあったんでしょうか?」
続いて万里が聞いた放送は、こんな内容だった。
ね、ねえスタッフ? 何かブースに、
ちっちゃい子供が入って来たんだけど……えっ知らない?
ちょっとあなた、どこから来たの?
何か食べてるわね……(ごくり)それなに?
christmas pudding?
私にも1口それ、頂戴よ。ずっと番組やってて、何も食べてないのよ。
そんな意地悪しないで! ひとくち、1口だけでいいからー!
(ぱくっ)美味しっ!?
えっ、なにこれ? キャットロードにある?
メイド喫茶『ねこのて』のプリン? ふむふむクリスマス限定と、へぇ……
(リスナーに)だって。ねぇこれちょっと本当に、食べないと損よ?
その放送の直後、ねこのてにどっとお客が押し寄せ、万里は大わらわでその接客に追われることになる。
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1000人
参加キャラクター数
62人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月12日
参加申し込みの期限
2016年02月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月19日 11時00分
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