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「あー気持ちいい……風呂は命の洗濯とかどっかの誰かが言ってた気がするがあれはホントだな。
温泉なら尚更だよ、うん」
透明な湯に浸かりながら、刀は思わずこんな独り言を吐いていた。
デトックスとは言ったもので、身体の中にある悪いものまで流されていくような清々しい心地だ。
とは言え、流れないものもあるが——。
(千歳と海も向こうで一緒に風呂に入ってるんだよな~……うん、色々と想像してしまう、落ち着け俺。
男の子だから仕方ないんです、ちょっと覗きにいきたいとか思っちゃうのは自然なんです)
刀が拭い去れない煩悩にまみれていた頃、千歳と海は壁を隔てた洗い場で、互いの身体を洗いっこしていた。くすぐったくもあるが、こういった場所ならではの特別なイベントだった。
先ほどは千歳が海の背中を洗ってやっていたのだが、その時に改めて気づいたことがある。
(小山内さんって、やっぱり小さくて可愛らしくっていいな)
自分とは違った彼女の背中をまた頭に浮かべていた時、後ろから手が取られた。
「ひゃっ!」
千歳が、掌に滑った指がくすぐったくて身を捩ると、海が素早く「ごめんね」と書き込んだ。
風呂場にスケッチブックは持ち込めないから、こうやって意思疎通を図っているのだ。
「やっぱり温泉は広いのがいいよね」
「そうね、こっちのお風呂に入って正解だったわ」
「千歳ちゃんは鍛えているだけあって、結構引き締まった身体してるよね。肌がきれいで羨ましい」
「ん? そうかしら、でも小山内さんも柔らかくて可愛いわよ」
千歳が答えると、しばらく間をおいてから、海の指が動いた。
「触ってみてもいい?」
「別に触るぐらいいいけど……。じゃ私も……」
二人は向き合って、互いの気になる部分を弄り始めた。むにむにと触り心地を愉しみながら、千歳の口からはこんな言葉が溢れる。
「やだすごい、マシュマロみたい」
もしこれを刀が聞いていたら、さらに妄想を掻き立ててしまったことだろう。二人はそんなことはつゆにも想像していなかったが、彼が一人でどうしているかは心配していた。
特に海は、先ほどの家族風呂への入浴が大胆な提案だったと今更ながらに気づいて、何故あんなことを言ってしまったのかと湯の中で染まった頬をさらに赤くしている。
「——刀くん、今頃何してるのかな?」
「これまでのこととか想像すると、思わず窓枠とか天井や入り口の扉とか見ちゃうけど……」
「刀くんなら何かの拍子で入ってきちゃったりってほんとにありそうだもんね」
「まぁ、さすがにね」
いくらムッツリ助平な彼をしても、それはないだろう、と二人は苦笑する。
「でも、刀君だと、手違いや事故で本当に入ってきても、それほど不思議に思えないところが……、
慣れって怖いよね?」
「怖いねぇ」
日はすっかり落ちて、夜になった。
ロビーでチェックアウトを済ませると、彼らの小旅行は終わりを告げる。
やってきたマイクロバスに乗り込んで、三人はお湯で緩んだ身体をシートに沈めた。
「いい湯だったわね。窓から見える景色もよかったし……うん」
「ああ、ご飯も美味しかったし、温泉も気持ちよかった。海たちの方の風呂はどうだった?」
「気持ちよかったよ」
海は千歳と笑いあって、続けた。
「でも夜ぎりぎりまでいれるとはいえ、日帰りだと物足りない。やっぱり温泉なら泊まりでゆっくりとがいいなぁ」
「ええ、身体が温まったところで、もう帰らないといけないのは、ちょっと落ち着かないわね」
「そうだな、今回は少しバタついた感じだったし」
「まぁ、貰ったものだし、贅沢言えないけど……」
と千歳は苦笑する。この後の皆の意見は完全に一致していた。
——今度は泊りがけでゆっくりしよう。
誰が最初に口にしたのかも分からない程、同じようなタイミングだった。三人はコロコロと楽しげに笑いあったが、そこからはぽつりぽつりと会話が途切れがちになる。暗い車内にいると温かい身体に旅行の疲れがどっときて、すぐに眠気が襲ってきたのだ。
目を擦っている海と刀を一瞥して、千歳は呟くように言った。
「風邪、引かないようにしなきゃね」
緩く握っていたキーホルダーを車内の灯りにかざして彼女は微笑む。
刀に貰った三人お揃いの品だ。落とさないように大事にカバンにしまって、千歳は二人に続いて柔らかな眠りへと落ちていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月19日
参加申し込みの期限
2016年01月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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