ある朝の事。
桜花寮の一室で
大道寺 紅緒がノートパソコンの蓋を閉じた時、その手元にことり、とマグカップが置かれた。
「お疲れ様紅緒ちゃん」
労いの笑みを浮かべた
伊橋 陽毬は、コートを着込んでいた。
「嗚呼、陽毬は今日は外出予定でしたわね」
紅緒は陽毬の足元にあるトロリーバッグを寝ぼけ眼で見ながら、マグカップに口をつける。
「では夕ご飯もあちらで皆さんと食べてくるのかしら」
「うん、そのつもり。紅緒ちゃんは寮で?」
「……そうね。でもせっかくの休日だし、ミルクホールにでも……。でもその前に……お昼くらいまで、寝ますわ」
ふにゃふにゃと欠伸混じりに言いながら、紅緒は温かい紅茶を飲み干してベッドに入った。
「おやすみなさい陽毬、気をつけて」
「いってきます」
ベッドから伸びた手がふりふり挨拶するのに微笑んで、陽毬は寝子島シーサイドタウン駅へ向かった。
今日彼女は、寝子電から別の列車に乗り換えて、東京に出かける予定だった。
土曜日は、多くの人々が陽毬と同じように、買い物や娯楽の為に遠出するようだ。
あなたは寝子島の外で、どんな1日を過ごすのだろう——。
シナリオガイドをご覧頂き有難うございます、東安曇です。
こちらはPCが寝子島の外で過ごす様子を描写するシナリオです。
サンプルをご参考に、自由に楽しんで下さい。皆様のアクションをお待ちしております。
*お願い*
・出かける先や用事は、日帰り出来る距離や内容でお願い致します。(東京近郊をお勧めします)
・出かけた先に登場するキャラクターは、モブNPCとして描写出来ますが、
細かいキャラクター付けや、登録済みのキャラクターは反映出来ません。ご了承下さい。
・なるべくセリフをお願いします。実在する名称は反映出来ませんので、ご注意下さい。