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夕暮れアメジスト
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●夕暮れ女の子デート
教室も夕焼けの色が差し込んで、オレンジ色に染まる一歩手前。
奈倉 藍
はうきうきしながら帰り支度をしていた。
何故かといえば、シーサイドタウンに新規オープンしたというアクセサリーショップへ本日の帰りに行ってみようと、昨夜からショップのフライヤーを眺めながら思っていたからだ。
フライヤーに載っているアクセサリーはとても可愛く、藍の興味を惹くものばかり。しかもオープン記念で友達や恋人と訪れると記念のノベルティがもらえるとか。折角だから、誰かお友達も誘って行こうと藍は考える。
その時、丁度教室の扉が開いてクラスメイトであり、友達でもある
錦織 彩
がどこかから戻ってきた。
「……丁度いいところに! 彩さ~ん! 今日の放課後、暇ですか~?」
「はっ、……はい……!な、なんでしょうか……?」
突然声を掛けられて、少しおっかなびっくりした様子で彩は藍の方へと近寄っていく。その様子を見ながら藍はいつも控え目な格好をしているけれど、彩さんは着飾ったら絶対に! 絶対に可愛いと思うんですよね!! と心の中で力説していた。本人に言えば、ものすごい勢いで否定して萎縮してしまいそうだから絶対に言わないけれど。
「これなのですが、よかったら一緒に行きましょうよ~♪」
フライヤーを差し出して、そう誘ってみる。彩は渡されたフライヤーを受け取って、まじまじと眺めている。
「アクセサリー、ショップ、ですか……」
フライヤーには新規オープン! セール、お友達とのご来店で記念ノベルティ、など気になる単語や掲載されているアクセサリーも可愛いものや、少し大人びた綺麗なものもあって彩の興味を惹いた。
家庭科同好会の部活はあるけれど、皆都合のいい時に来る気紛れ参加だし、たまには休んでもいいだろうかと悩んだけれど。折角のお誘いだし、何より藍からのお誘いだ。彩は思い切って勇気を出してみることにした。
「……は、はい……!その、ご一緒、させてください……っ」
「決まりですね! では、アクセサリーショップへ行きましょう! いざ女の子デート、です!」
「デ、デデ、デート!?」
デート、と言う言葉に若干頬を紅くして、けれど楽しそうな藍を見て彩もふわりと微笑んだ。帰り支度を済ませ、二人で校門を潜る。そのままシーサイドタウンへと向かった。
「綺麗な夕焼けですねー、薄紫が綺麗です」
「ほ、ほんとに……。アメジスト、みたいです……あの薄いオレンジ色のところと混ざってる、のは……アメトリンみたい……」
見事な冬の夕焼けに目を奪われ、一瞬足を止める。
「アメジスト色、確かにそんな感じですねー! アメトリンって、なんですか?」
「あ、アメトリンは、えっと……アメジストとシトリンが……こう、混じってる石、です……」
前に見た本に載っていた知識だけれど、と付け加えながら彩はまた藍と一緒に歩き出した。そのまま藍の案内で、アクセサリーショップへと足を踏み入れる。店内は新規オープンということで、少し混雑していたけれど二人で見て回るのに不自由はなかった。
藍の後ろを付いて歩きながら、彩はきょろきょろとアクセサリーを見ている。二人はあれが似合いそう、こっちの方がいいかも? なんて話しをしながらゆっくりと店内を見て、気に入るものを探した。
とりわけ、彩が熱心に見ていたのは髪留めだ。奈倉さんは髪の毛がさらさらして艶やかだし、あの髪留めも似合いそうだ……なんて考えている。
「ううん、これだとちょっと派手すぎますよねー……難しいです」
藍は手に取った髪留めを鏡を見ながら髪に当て、あれこれと悩んでいる。
「あ、あの……こっちのは、ど、どうでしょうか……?」
恐る恐る、彩は藍にさっき見ていた髪留めを勧めてみる。前髪をさりげなく留めるコームタイプのもので、金の縁取りがしてある黒地のリボンが付いている。
試しに当ててみると、藍の艶やかな黒髪に金の縁取りがよく映えて可愛らしい。
「あ、これいいですねー。彩さんはセンスがいいのですね! ふふ、これ買ってしまいましょう♪」
「そ、そんなこと……な、ないですよ……っ。で、でも、その髪留めは、す、すごく似合ってると、思います……!」
本気で謙遜しているだろう彩に、藍は楽しそうに笑って、またアクセサリーを探し始める。イヤリングやネックレス、ブレスレットに指輪にピアス……そうこうしているうちに、藍のお眼鏡に適うアクセサリーがひとつ。
それは太陽と月をモチーフにした、小さなピアスだった。よく見れば、穴を開けなくても付けれるノンホールピアスと呼ばれるタイプのものだ。
「彩さん、これ可愛くないですかー?」
「かわいい、ですね……すごく、奈倉さんに、似合いそう……」
小振りのピアスはひとつが太陽、もうひとつが月で小粒の淡水パールが繋ぎに使われていて耳元で軽く揺れるのがまた可愛らしい。藍は少し考えるようにピアスを眺めてから、彩へと視線を向ける。
「……彩さん、コレ買って付けてみません? 彩さんが月で、私が太陽。2人とも片耳に付けるんです」
「……へっ。片方、私に、ですか…?」
「ふふーっ、2人で1セットですよー♪」
思ってもみなかった言葉に、彩が一瞬ぽかんとして、それからへにょっと笑った。だって、すごく仲が良い友達のように思えて嬉しくなってしまったのだ。その笑顔に、藍もはにかむように笑って、
「まずはさり気ないオシャレからスタートしましょう、彩さん!」
と、言って更に彩を驚かせたのだった。
なんだか夢のようだと思いながら、彩はクリスタルを模したペンダントトップがシャンデリアのように並ぶのを眺める。夕暮れの光を反射して、きらりと光る。その向こうでお会計をする藍を、彩はとても綺麗だと思った。
「……なんだか、ぴったり、ですね」
誰にも聞こえないように、そっと呟く。彩から見れば、藍はきらきら輝く星のようだ。だって、藍のお陰でこんなにも嬉しいと感じているのだから。
藍が綺麗にラッピングされた袋とノベルティでもらったアクセサリーを入れるのにぴったりなガラスの小皿の入った袋を彩へと渡す。お金を払うという彩を、今日一緒に付き合ってくれたお礼とデートの記念ですと笑って藍は受け取らなかった。
どんなお礼でこの気持ちを返そうか、藍と途中で別れて猫鳴館の自室へ戻るまで、彩はずっと考え続けるのであった。
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あとがき
担当マスター:
加持蜜子
ファンレターはマスターページから!
お待たせ致しました、【夕暮れアメジスト】リアクションお届けします。
それぞれの夕暮れ、少しでもお楽しみいただければ幸いです。
いつもと少し違う雰囲気のPCさんや、放課後の日常などを書けてとても楽しかったです。
また違うシナリオでお会いできるのを楽しみにしています、ご参加ありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月16日
参加申し込みの期限
2016年01月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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