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夕暮れアメジスト
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●夕焼けを一緒に探して
ネイビーのダッフルコートに赤いマフラーを巻いた
黒谷 エイミー
が下駄箱に向かって靴を履き替えている。今日は寒いから、黒いタイツと迷ったけれど、暖かめの長い靴下を着用している。
「うー、寒いけど生足は女子高生の正義だからねっ!」
ローファーを履いて校門へ向かい、今日は寒いからどこかに寄り道して温かいスープでも飲んでいこうか……カフェもいいよね、なんて考えながらキャットロードとシーサイドタウン駅前のどちらに行こうか迷いながら学校の塀沿いを歩いていた。
携帯を片手に歩くエイミーを見つけたのは、塀の上に腰掛けてぼんやりとしていたクラスメイトの
都鳥 九朗
だ。
「あっ! エイミーさん発見!」
綺麗な頭の形をしてるんだな、なんて思いながらどうするか考える。即座に声をかけようと思い立って、猫のようにしなやかにエイミーの前に飛び降りた。
身軽な九朗は音もなく綺麗に着地して、エイミーに笑顔を向ける。
「エイミーさん、帰るとこ?」
「んおっとー! 吃驚したっ! そうだよー、帰るとこっていうかどこ行こうかなって考えてたところっ。都鳥は何してたのかなっ?」
突然目の前に現れた九朗に少し驚いて目を丸くすると、飛び降りてきたであろう塀の上を一瞬見上げてエイミーは九朗に問い掛けた。
「僕はヒマヒマで、どうしようかなってぼんやりしてたとこ。エイミーさんもひょっとしてヒマ?」
「暇と言えば、うん、暇かなっ」
素直に頷くエイミーにちょっと笑って、九朗はうーんと背伸びをする。その際に見上げた空は、西日が眩しくて九朗は目を細めた。
「うーん、夕陽が綺麗だね。でももっと綺麗に見れるところあるよ、行ってみない?」
「おおーっ、そういえば綺麗な夕焼けだねっ! 携帯弄ってたから、見てなかったよっ」
携帯をポケットにしまって、エイミーも空を仰ぐ。
「ボク、まだそこまで島に詳しくないんだよねっ、案内して貰おうかなっ」
「決まり、じゃあ僕に着いてきてよ」
さり気なく隣に並んで、九朗は歩き始める。転校生であるエイミーを島に案内するという口実は、使いやすくて良いや、なんて思いながら、何処が一番いいか考える。夕焼けが綺麗で、できれば近場で、せっかく可愛い女の子と一緒なんだからそれなりにロマンチックな場所がいい。
うん、海辺にしよう、と九朗は寝子ヶ浜海岸に向かってエイミーをエスコートすることにした。寝子ヶ浜海岸なら、そんなに距離もない、歩いてすぐだし丁度いいだろう。
エイミーの歩幅に合わせながら、今日の先生は面白かっただの、試験勉強はしているか? なんて話、それからクリスマスに年末年始の話……そんなお喋りをしていたら、あっという間に海岸まで辿り着いた。
「海かーっ。確かに海は夕陽も綺麗に見えるねっ」
「ねっ、すごいでしょ!今日は特に海が綺麗」
夕陽の光を受けて、海はキラキラとオレンジ色に輝いてる。もう少し陽が沈めば水平線の向こう側はもっと濃いオレンジ色になってアメジスト色の空との鮮やかな色合いが楽しめるだろう。
「うん、すごいねっ。ゆっくり沈んでく太陽なんて、じっくり見る機会ってあんまりないかもっ」
「気に入ってもらえたなら嬉しいな、この島には他にも良いところたくさんあるよ」
当たり前の、普通の光景だからこそ、いつもは見逃しがちだ。改めて意識して見ると、それは溜息が出るほど美しかった。
「は、くしゅんっ! 綺麗だけど、冬の夕方って……しかも海だから寒いねっ。うん、でも面白い体験したっ!」
「あ、大丈夫? ……風邪引くといけないから、帰ろうか?」
「うーん、何か温かいもの飲んでいかないかなっ?」
腰掛けていた場所から立ち上がり、スカートに付いた砂を払いながらエイミーが提案する。暇を持て余していた九朗は一も二もなく頷いた。
来た道を少し戻り、シーサイドタウンへと向かって並んで歩く。
「エイミーさんって、いつもは放課後どうしてるの?」
「普段は寄り道したりが多いかなっ。都鳥はどうしてるの?」
雑貨屋さんを覗いたり、カフェとか美味しい食べ物屋さんに寄ったり、女の子には色々行くところがあるのだとエイミーは笑う。対する九朗は、学校が終わるといつも時間を持て余してしまう。特にやりたいと思えることもないせいだろうか。
「あっ、僕なんて本当何もなくてすごいよ、夜まで波の鳴るのを数えちゃうくらい」
「波の音かーっ、なんかα波すごそうっ! 癒しなんだよっそれって!」
なるほど、癒し。なんとなく納得していると、エイミーお勧めのスープカフェに着いた。スープをメインに扱うカフェで、焼き立てのパンと一緒に出してくれるのだとか。セットの値段も手頃で、ファーストフードに入るのとさほど変わらない値段で人気だとエイミーは言う。
九朗はエイミーに倣ってセットを注文し、テーブル席へと腰を下ろす。着ていたコートを脱いで、窓の外を眺めた。空はもうすぐ夕暮れから夜になろうとしている。
スープカップを手に持って、一口飲めば冷えた身体が温まる。
「今日は付き合ってくれてありがとねっ」
「えへへ、それは僕の台詞だね。こちらこそ、ありがと。だから、またこうして遊んでくれると嬉しいな!」
カップを置いて九朗が笑うと、エイミーも弾けるように笑って頷いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月16日
参加申し込みの期限
2016年01月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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