霧の妖精のいたずら～寝子島の青空を取り戻せ！～｜リアクション

霧の妖精のいたずら～寝子島の青空を取り戻せ！～

【エピローグ】

「確認した。もうあいつらはいないぞ」

　テオドロス・バルツァの声によって霧の妖精討伐は終了した。
　
　霧が晴れたといってもすでに午後に入っている
　学校はそのまま休校となり、冬休みの前借りとなるようだ。

　恵御納は桜花寮の自室でお茶の準備をしながら、小さく呟いた。
　
「あの妖精、最後になんて言ったんだろう」

　生石灰の熱に焼かれて消えた妖精は確かに何かを言っていたように思う。
　感情が見えなかったからこそ、その内容が気になった。
　もちろんもう答えを知る術はない。
　
　結局なぜ妖精があらわれたのかは分からなかった。
　神魂の影響だと言えばそれまでだが、あの妖精たちはどのように思い、感じていたのだろうか。

　色々と考えながら、お茶菓子のせんべいを口にした。
　
「……ウソ？　もう湿気ってる」

　妖精退治に乾燥剤を使ったとはいえ、あまりに早すぎる。
　霧の妖精の最後のいたずら。小さな意趣返しだったのかもしれない。

　【終わり】

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あとがき

担当マスター：阿都
ファンレターはマスターページから！

シナリオガイドを担当しました、阿都（あと）と申します。
ご参加ありがとうございました。

大変長い間お待たせしたことを心からお詫び申し上げます。
楽しみにされていた皆様に大変申し訳ないことをしてしまいました。

心身の状態と執筆環境を整えるために、ゲームマスター業務を少しの間お休みいたします。
次回からはこのようにお待たせすることがないように、万全の状態にいたします。

復帰の際にはまたご参加いただけたら本当にありがたいです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

それでは、あらためてこの度のご参加ありがとうございました。

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