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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
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ザ・追試 ～問題用紙が逃げ出した！？～
「しゃーっ！ ネヴィアちゃん先輩も行くのだ！」
「とりあえず、礼は言っておこう後木君」
どうにかこうにか先生を出し抜いた真央とネヴィアもまた北校舎へと来ていた。そのまま真央は家庭科室へ、ネヴィアは美術室へと向かう事に。
「グッドラック、なのだ」
「そっちもしくじるなよ？」
なんて言い合いながら２人はそれぞれ問題用紙をゲットするべく行くのだがネヴィアは微妙にとろ～ん、としていた。まぁ、後から先生に怒られると思っている為わくわくそわそわしているだけなのだが。
「鳩っ！ そこにいるのはわかってるぞ！」
ネヴィアがそう言ってドアを開けた瞬間、鳩が降ってきた。無造作に手を伸ばし、ネヴィアはにぃ、と笑う。同時にわらわらと震えた鳩が集まって、問題用紙となった。そのぶるぶる震えた鳩の様子を見、ネヴィアはちょっときょとん、となる。
（……はっ？！ なんか、ちょっと気持ちいい）
なんか別方向の思考が芽生えそうな気がしたネヴィアだった。
一方、真央。そこで彼女は殺虫剤を噴射しながら問題用紙を追っていた。用務室で借りてきた殺虫剤が目にしみながらも、真央はがんばっていた。
「黒くて速くて固いものなんて、ゴの付く黒いものなんて！ 家庭科室に絶対いちゃダメなモノなのだ！ 衛生的に悪いのだーっ！！」
そんな彼女の魂の叫びに負けたのか、問題用紙は殺虫剤まみれになった状態で家庭科室の隅に落ちた。真央はそれに涙を流しながら名前を記入する。と、あと２枚のも殺虫剤まみれの状態で発見された。
「真央ちゃん、負けないのだ。ぐしゅっ」
真央はそそくさと家庭科室を退出した。
刀はその頃、職員室にいた。目の前にはネズミ化した問題用紙。
（やってやるっ！）
刀は三度脳裏で撃鉄を落とした。そして、手にした箒を一閃！
――凍てつけ、世界よ！！
その刹那、ネズミは鈍い声を上げて落ち……一枚の問題用紙となった。刀は箒を片付けると、
「またつまらぬものを……じゃねぇ！ さっさと教室に帰るぞ！」
と走るのであった。
「遅くなってすいませんでした！」
「やってきたのだ！」
「ふん、このぐらい俺様にかかれば」
３人は教室に戻り、席につく。同時に、元の世界に戻ったのか一気に音が戻ってきたような気がした。時計を見ると、試験時間は残り１５分を切っていた。刀はまだどうにかなりそうだが問題はいくつもの問題を解かなければならない真央とネヴィアである。
（にゃーっ！？ とりあえずやるだけやるのだ！）
真央は、ただ只管解いた。数学も英語も家庭科も只管解いた。幸い殺虫剤まみれではなくなり、配られたときのままの姿だったので、どうにかなった。
（おじぃに怒られたくないのだ！ 真央ちゃん、進級したいのだ！）
だから、徹夜続きでもがんばれたのだ。彼女は、その勉強した知識をフル稼働して問題をバリバリ解いていく。
刀も刀で勉強した部分を見つけ、すかさず解いていく。ろっこんは使用していないが手の動きはまるで『加速』しているようだった、と後に真央は語る。
ネヴィアはネヴィアなりにどうにか問題を解く。後から先生に怒られるかも、というわくわく感はあったが、まったく解けないわけではない。
３人が元の世界の戻った頃、雅樹もまた、問題用紙をようやくゲットしたところだった。だが、元々体力が少なめの雅樹、へろへろ状態である。
（やっと、捕まえた……）
速く解かねば、と名前を記入し教室へ戻る。ただ、物凄く疲れた彼は、眠りたかった。ものすっごく眠りたかった。
（でも、ここで寝たら……）
雅樹はがんばった。教室に入り、席に着く。そして、只管問題を解き……。
「そこまでです。筆記用具を置いてください」
雅樹が問題を全て解き終わったとき、試験監督である瓜山 メイの声が響いた。
その途端、いくつもの倒れる音が響く。
「先生！ 真央ちゃんが倒れました！」
「しっかりしろ、鬼崎！ しっかりするんだ！！」
稲井 いおねが手を上げて焦り気味に言い、刀が青白い顔の鬼崎 あやめに声をかける。かと思えば
「……北里君、君は何故動かない」
ネヴィアが不思議そうに雅樹を突っつき、その後方では天馬 ひびきが鬼河内 萌の傷口にハンカチを当てて「先生、萌が～」と困惑気味である。
「……先生、とりあえず答案用紙回収と急病人（？）の処置を同時並行で行きませんか？」
「そうですね」
羽生 碧南の提案に、メイは疲れた顔で頷いた。
倒れた４人は保健室に運ばれる。その後、萌とあやめは念のため病院へ行く事になった。真央と雅樹は……ぐっすり保健室で眠った後帰宅するのだった。
「とりあえず、礼は言っておこう後木君」
どうにかこうにか先生を出し抜いた真央とネヴィアもまた北校舎へと来ていた。そのまま真央は家庭科室へ、ネヴィアは美術室へと向かう事に。
「グッドラック、なのだ」
「そっちもしくじるなよ？」
なんて言い合いながら２人はそれぞれ問題用紙をゲットするべく行くのだがネヴィアは微妙にとろ～ん、としていた。まぁ、後から先生に怒られると思っている為わくわくそわそわしているだけなのだが。
「鳩っ！ そこにいるのはわかってるぞ！」
ネヴィアがそう言ってドアを開けた瞬間、鳩が降ってきた。無造作に手を伸ばし、ネヴィアはにぃ、と笑う。同時にわらわらと震えた鳩が集まって、問題用紙となった。そのぶるぶる震えた鳩の様子を見、ネヴィアはちょっときょとん、となる。
（……はっ？！ なんか、ちょっと気持ちいい）
なんか別方向の思考が芽生えそうな気がしたネヴィアだった。
一方、真央。そこで彼女は殺虫剤を噴射しながら問題用紙を追っていた。用務室で借りてきた殺虫剤が目にしみながらも、真央はがんばっていた。
「黒くて速くて固いものなんて、ゴの付く黒いものなんて！ 家庭科室に絶対いちゃダメなモノなのだ！ 衛生的に悪いのだーっ！！」
そんな彼女の魂の叫びに負けたのか、問題用紙は殺虫剤まみれになった状態で家庭科室の隅に落ちた。真央はそれに涙を流しながら名前を記入する。と、あと２枚のも殺虫剤まみれの状態で発見された。
「真央ちゃん、負けないのだ。ぐしゅっ」
真央はそそくさと家庭科室を退出した。
刀はその頃、職員室にいた。目の前にはネズミ化した問題用紙。
（やってやるっ！）
刀は三度脳裏で撃鉄を落とした。そして、手にした箒を一閃！
――凍てつけ、世界よ！！
その刹那、ネズミは鈍い声を上げて落ち……一枚の問題用紙となった。刀は箒を片付けると、
「またつまらぬものを……じゃねぇ！ さっさと教室に帰るぞ！」
と走るのであった。
「遅くなってすいませんでした！」
「やってきたのだ！」
「ふん、このぐらい俺様にかかれば」
３人は教室に戻り、席につく。同時に、元の世界に戻ったのか一気に音が戻ってきたような気がした。時計を見ると、試験時間は残り１５分を切っていた。刀はまだどうにかなりそうだが問題はいくつもの問題を解かなければならない真央とネヴィアである。
（にゃーっ！？ とりあえずやるだけやるのだ！）
真央は、ただ只管解いた。数学も英語も家庭科も只管解いた。幸い殺虫剤まみれではなくなり、配られたときのままの姿だったので、どうにかなった。
（おじぃに怒られたくないのだ！ 真央ちゃん、進級したいのだ！）
だから、徹夜続きでもがんばれたのだ。彼女は、その勉強した知識をフル稼働して問題をバリバリ解いていく。
刀も刀で勉強した部分を見つけ、すかさず解いていく。ろっこんは使用していないが手の動きはまるで『加速』しているようだった、と後に真央は語る。
ネヴィアはネヴィアなりにどうにか問題を解く。後から先生に怒られるかも、というわくわく感はあったが、まったく解けないわけではない。
３人が元の世界の戻った頃、雅樹もまた、問題用紙をようやくゲットしたところだった。だが、元々体力が少なめの雅樹、へろへろ状態である。
（やっと、捕まえた……）
速く解かねば、と名前を記入し教室へ戻る。ただ、物凄く疲れた彼は、眠りたかった。ものすっごく眠りたかった。
（でも、ここで寝たら……）
雅樹はがんばった。教室に入り、席に着く。そして、只管問題を解き……。
「そこまでです。筆記用具を置いてください」
雅樹が問題を全て解き終わったとき、試験監督である瓜山 メイの声が響いた。
その途端、いくつもの倒れる音が響く。
「先生！ 真央ちゃんが倒れました！」
「しっかりしろ、鬼崎！ しっかりするんだ！！」
稲井 いおねが手を上げて焦り気味に言い、刀が青白い顔の鬼崎 あやめに声をかける。かと思えば
「……北里君、君は何故動かない」
ネヴィアが不思議そうに雅樹を突っつき、その後方では天馬 ひびきが鬼河内 萌の傷口にハンカチを当てて「先生、萌が～」と困惑気味である。
「……先生、とりあえず答案用紙回収と急病人（？）の処置を同時並行で行きませんか？」
「そうですね」
羽生 碧南の提案に、メイは疲れた顔で頷いた。
倒れた４人は保健室に運ばれる。その後、萌とあやめは念のため病院へ行く事になった。真央と雅樹は……ぐっすり保健室で眠った後帰宅するのだった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2017年02月12日
- 参加申し込みの期限
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- 2017年02月19日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2017年02月19日 11時00分
