寝子島絶叫計画：鷲尾礼美編｜リアクション

寝子島絶叫計画：鷲尾礼美編

●ゲームオーバー

　気が付くと一行はだだっ広い埋め立て地に佇んでいた。
　目の前にはブルドーザーに粉砕され、煙を上げる『ドラキュラパニック』のゲーム筐体。
　最後に断末魔のように火花を散らし、画面に一瞬『ＧＡＭＥＯＶＥＲ』の文字が光って消えた。
　それきり機械はうんともすんとも言わなくなる……

「お前たち、ここは立ち入り禁止だぞ。……全くどこから入ったんだ？」

　ブルドーザーの運転席から身を乗り出した作業員がやれやれといった表情で、一行を見回す。

　疲れた表情を浮かべている者もいるが、欠けたメンバーは一人もいない。　

「どう言う事なの……？　あれは夢……？」
　
　礼美は何が何だか分からないといった状況で混乱している。

「リアルな『ゲーム』でしたね」

　何より助かったのだから細かいことは気にしないと暦が笑みを浮かべる。

　修は壊れたゲーム機を慎重に調べるが、今となってはただのスクラップに過ぎない。

「生きて帰れたな。お前のお陰だよ」

　刀は龍八に感謝を述べて手を伸ばすが、龍八は難しい顔をしたままポケットに手を突っ込んでいる。
　その視線に刀ももしやと、龍八の見つめる空を見渡すが、彼らの期待する様な黒い影はどこにも見当たらない。

　その刀の脇腹をつつくのは千歳。

「ねぇ、御剣君……少し話があるのだけど、どうして、ちょっと目を離すと無茶ばかりするの？」

「えっ、橘？　あっはい……」

　何故かいきなり正座させられ、ありがたいお説教を受ける羽目になる刀。

「僕らは幸運だったというか……彼らも気がついてなかったようだけど、
　時間制限は彼らにもあったようだね……」

　誰に言う訳でなく、天野がそう呟いた。　

「とにかく！　みんな帰るわよ。しょうがないから交通費は私が出してあげるわね」
「先生ェー　お腹が空いたんですがー」
「おっぱい触らせて下さーい」

　どうやら、まだまだフツウは揺るぎないものであるらしい……

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あとがき

担当マスター：柊いたる
ファンレターはマスターページから！

お疲れ様でした。
今回の結果はいかがでしたでしょうか？

共有の方針等をアクションに書くのは良いのですが、
他人の行動（アクション）まで書いてしまっても、それにあまり意味はありません。
他プレイヤーさんの行動は他プレイヤーさんのアクション次第です。
お願いしたりする事は出来ますが、アクションに書くよりは掲示板等で根回ししておいた方が確実でしょう。
アクションには『自分の行動』を最優先で書くのが勝利への近道だと思います。

またダブル・トリプルアクションは禁止ではありませんが、一つの行動に集中するより、行動が散漫になりやすく、リスクが高まります。
特に今回は【１】～【３】の推奨選択肢があったので、
自分が担当する選択肢を選んで、それに集中し、自分が選んでいない選択肢の範囲はそれを選んだ人に『任せておく』のが正解です。
その為に掲示板での相談を推奨しておきました。
あえての選択なのかもしれませんが、複数の選択肢にまたがるアクションが多かったので、気を付けて下さい。

それと、ガイドと関係がない他のシナリオ・リアクションを参照する様にアクションに書くことはお勧めできません。
アクションはその投稿するアクション内で完結するようにお願いします。

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