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レシピ4 そろそろ完成?
一番奥の調理台では、
御剣 刀
がフルーツサンドを作っていた。
ヨーグルトと生クリーム、サンドイッチ用のパンを持参した彼は、キウイとみかん、いちご、洋梨、りんごをもらって来ている。
フルーツサンドと一口に言っても、具の組み合わせやパンの状態によって、いろんなものが作成可能だ。
そんなわけで彼は、いろいろ作ってみることにした。
まず、具は単品のものと、いくつかを組み合わせたもの、そして全部の種類を入れたものを作ることにした。
具の果物は、水分でパンをだめにしてしまわないよう、生クリームで和えてから挟む。酸味に合わせて、味見しながらヨーグルトも加えて、微調整した。
(洋梨とりんごは、半分はコンポートにしてみよう)
ふと思いついて、皮を剥いて切り分けた洋梨とりんごの半分を、彼は鍋に入れた。砂糖とレモン汁と水を入れ、火にかける。
(そのままで歯ごたえを楽しむもよし、柔らかくしたものを食べるもよしってとこだな)
胸に呟いて、用意したパンのうち何枚かをトースターに入れた。
パンも、そのままのものと、トースターで軽くあぶって水分を飛ばしたものの二種類があると、面白いと考えたのだ。
その隣では、
結梨亜・カールシュテイン
が、レモンヨーグルトゼリーを作っていた。
(フルーツ三昧の会……響きだけで、お腹が空いちゃいそうです……!)
校内で、フルーツ三昧の会のポスターを見て最初に彼女が思ったのは、それだった。
そして今日は。
「お腹一杯食べるぞー!」
と、気合を入れて、何も食べずにやって来たのだった。
ちなみに、レモンヨーグルトゼリーは、母親に教えてもらったものだった。
ヨーグルトと牛乳とレモン汁を混ぜたものに、水でふやかしたあとレンジで軽く温めて溶かしたゼラチンを混ぜ、冷蔵庫で固めれば出来上がりだった。
彼女は材料を混ぜ合わせた液を、いくつかのグラスにそっと注いで行く。
(簡単にできて美味しいのが、このゼリーのすばらしいところです)
出来上がりを想像して、思わず口元をゆるめながら、彼女は液全てをグラスに注ぎ終えると、それを冷蔵庫に入れた。
「あとは、固まるのを待つだけです」
小さく吐息をついてからうなずくと、彼女は次の行動に出た。
「あの……みかんの皮、もらっていいですか?」
刀に、声をかける。
「みかんの皮? いいけど、何に使うんだ?」
パンにフルーツを和えた生クリームを乗せて軽く伸ばし、もう一つのパンで挟むという作業をしていた刀は顔を上げ、尋ねた。
「みかん茶を作るんですヨ」
「みかん茶?」
「はい」
うなずいて、結梨亜は続ける。
「レシピは、ネットで見つけました! みなさん、たぶん皮は捨てちゃうんじゃないかと思うんですけど、もったいないですし! 作ってみようと思って」
「へえ、面白そうだな。出来上がったら、俺も飲んでみたいな」
話を聞いて、刀は笑って返した。
「もちろん、飲んでみて下さい」
うなずいてから、結梨亜は彼の方を覗き込む。
「あなたは、何作ってるんですか?」
「フルーツサンドだ」
「わあ、美味しそう。……出来上がったら、ぜひ食べてみたいです!」
答える刀に、結梨亜は明るく声を上げる。そして、みかんの皮をもらうと、礼を言ってそこを離れた。
次に彼女が声をかけたのは、同じ調理台にいた
朝鳥 さゆる
だった。
「みかんの皮? ほしければ、どうぞ持って行って」
幾分そっけなく答えるさゆるに、結梨亜は礼を言ってみかんの皮をもらうと、自分の場所へと戻って来た。
もらって来た皮を軽く水洗いしたあと、鍋に水と一緒に入れて火にかける。
「このまま沸騰させて、十分程度、煮出せば出来上がりです!」
楽しげに呟いて、彼女は鍋を見下ろした。
一方、さゆるは黙々と調理を続けている。
作っているのは、ホットケーキだ。それも、母の残したレシピではなく、自分で考えたものだった。
使用するグラノーラとホットケーキの素は持参した。フルーツは、みかんといちご、キウイ、洋梨を使う。
フルーツ類は先に皮を剥いて、適当な大きさにカットした。
今は、ホットケーキを焼いているところだ。
タネは、卵と牛乳、ホットケーキの素に、グラノーラを入れて混ぜたものだった。
じっとフライパンの中のタネを見つめながら、ただ焼き加減だけに集中する。
(今日は、余計なことは考えないわ。……もうあんな思いをするのは、たくさんよ)
胸に呟き、ホットケーキをひっくり返す。こちらに向けた面は、きれいなキツネ色に焼けていた。あたりに、独特の芳ばしい香りが漂う。
頃合いを見てホットケーキを皿に移すと、油を引き直してフライパンを少し冷まし、二枚目を焼き始めた。
そのころ、耀と侑はアップルパイをオーブンに入れて焼き始めたところだった。
解凍した冷凍パイシートをパイ皿に敷いて、フォークで軽く穴を開けたあと、フィリングをたっぷり乗せた。その上にはむろん、細長く切ったパイシートを格子状に重ねてかぶせ、卵黄を塗ってある。
「上手に焼けました~……って言えるといいな」
「工藤君は心配症だにー。大丈夫だって」
小さく吐息をついて言う耀に、侑は笑って返す。そして、思い出したように続けた。
「ウチ、せっかくだからチョコフォンデュのセットも持って来ちゃったんだにー」
「いいね。じゃあ、果物全種類切ろうぜ」
彼女の言葉に、耀は顔を輝かせると、さっそく教壇の方へと向かう。
新しくもらって来たフルーツ類の皮を剥き始めた二人に、楓子が歩み寄って来た。
「そちらは、まだ何か作るのか?」
「チョコフォンデュ用の果物切ってるところだ」
問われて返す耀に、楓子は少し考え、言った。
「なら、楓子も手伝おう」
「そりゃありがたいけど、あんた、自分の分はいいのか?」
「ああ。楓子のは、できた」
問い返されて、彼女はうなずく。
フルーツの皮を剥いたり、切ったりに苦労はしたものの、それが終わればあとは簡単だった。持参したサイダーをガラスのボウルに入れて、そこに漬け込むだけだ。
他の参加者の手伝いをすると言っても、できることは限られている。ならば、多少ながらも慣れて来た(?)ことをやる方が、自分にとっても相手にとってもいい結果を生むのではないか――そう、彼女は考えたのだった。
「そっか、なら頼む」
返事を聞いてうなずく耀に、楓子は黙って果物ナイフを手に取った。
一方、ねむると雅人の方は。
大きめにカットしたカステラの上に、キウイ、いちご、洋梨、みかんを乗せ、更にクリームと水切りヨーグルトを合わせたものでデコレーションして行く。
「……完成ー!」
息を詰めるようにして、絞り金を絞っていた雅人が手を止めて、声を上げた。
改めて出来上がったものを見やって、うれしそうに笑う。
「えへへ~、すっごく美味しそうだね!」
「うん。試食が楽しみだよ」
ねむるもうなずいて、それへ笑い返した。
その隣では、碧南も湯煎したチョコレートを型に流し込み、最後の工程にかかっていた。
フルーツを全てカットし終えたあとは、持参した板チョコを割って、湯煎にかけて溶かす作業をしていたのだ。
「チョコを湯煎で溶かすのって、けっこう難しいよねー」
などと呟きつつ、せっせとやわらかくなって来たチョコを混ぜ続けた。
そうやって溶かしたチョコレートは今、すっかり型の中におさまっている。そこに彼女は、水気を切ったフルーツを並べ、更に細かく砕いたコーンフレークやナッツ類、カラーシュガーなどをちりばめて、華やかにデコレーションした。
「これでOKね。あとは冷蔵庫で冷やし固めて、出来上がり……と」
呟きつつ、彼女はそれを冷蔵庫の方へと運ぶために持ち上げた。
と、そこにやって来たのは、美咲紀だ。
「わ、美味しそうなのです。フルーツチョコレートですね。完成したら、写真を撮ってもいいですか?」
デジカメ片手に、碧南が持っているものを見て、声をかける。
「もちろん、いいわよ」
うなずいて、碧南は冷蔵庫の方へと向かった。
冷蔵室にフルーツチョコレートを入れてドアを閉めながら、固まったらどんなふうに盛り付けようかと、考えを巡らせる。
(可愛く盛り付けられれば、いいな。……食べるのは、常温で少し置いて、溶けて来たころがおすすめだけど、冷たいままでも、それはそれでアリよね)
そんなことを考え、思わず一人でクスクスと笑い出す。
(こういうとこまで気が回るって、我ながら、女子力高いよね)
踵を返して、調理台へと戻りながら、彼女はふと思った。
(そういえば……乙女ゲーだとお菓子作りでハプニングは定番よね。でも、そのハプニングがきっかけで、イケメンキャラと親しくなれたりとかするのよ)
呟く彼女の脳内には、火傷しかけた少女の手を素早く流水で冷やしてくれるイケメンキャラとか、失敗してひどい見た目になったお菓子を、「美味しい」と食べてくれるイケメンキャラとかの映像が、次々と浮かんでは消えて行く。
(……それで親しくなった二人は、クリスマスの日に結ばれる……とか、素敵よね……)
調理台の傍で、ほうっと溜息をついて、彼女は一人うっとりと妄想に耽るのだった。
そんな彼女の様子に、軽く首をかしげつつ、美咲紀は雅人とねむるの方にも写真を撮っていいかと声をかける。
ちなみに彼女、自分のタルトはすでに完成し、それもしっかり写真に収めてから、他の参加者たちの料理を撮りに調理台の間を回っているのだった。
もちろん、寝子高新聞の記事にするためだ。
新聞に載せる旨を雅人たちにも伝え、了承をもらって、彼女はデジカメをフルーツケーキへと向けるのだった。
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担当ゲームマスター
織人文
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月07日
参加申し込みの期限
2016年01月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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