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期末テストだよ! 中学生諸君、全員集合!!<物語編>
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放課後。ガヤガヤとした3-1の教室で、
貴家 衿花
は帰り支度もせずに自分の結果表と睨めっこしていた。
まあ、まずまずの成績だった。主教科は自分を褒めてやっていいと思う結果だ。苦手な英語は特に頑張った。他の教科に比べればもう少しなのかもしれないが、それでも結果が出てくれることはとても嬉しい。
ただ、と衿花は主教科の横の欄に目を向ける。その数字の列を見て、彼女は少しだけ溜息をついた。
問題は、副教科かしら。……少し苦手なのよね。
確かにそこには主教科ではなかった数字があった。それを見て衿花はまた溜息をついた。
(音楽は最近ちょっとだけクラッシックには興味をもったけど、美術はよくわからないわ……。まだまだ関心が薄いのかしら)
でも副教科って勉強というよりは、それ自体を好きになるかどうかって感じがするんだけど。
むむむと衿花は眉をひそめる。
手を抜いているつもりはさらさらない。しかし何だかこれでは受験科目ばかりに力を入れている様に見えないだろうか。
(こういうのが低い事って、先生になにか言われちゃう……?)
突破口が見えない問題に、衿花は思わず頭を抱えてしまう。その時、頭上から優しい声がした。
「貴家さん、どうしたのー?」
顔を上げると担任の住森 葉子がいつの間にか彼女の横に立っていた。
「あっ、先生?! べ、別に何でもありませんっ」
咄嗟に衿花は口走ってしまう。そしてすぐに後悔した。ああまただ。衿花はどうしても少し人と距離を取ってしまうというか、弱みを見せないようにしてしまう。どうしてこう素直になれないのだろう。
けれども住森先生は衿花の物言いも全く気にせずふわりと笑った。
「ん~。でも、こーこ」
住森先生は自分の眉をひそめながら、とんとんと眉間を指さした。ハッと衿花が自分の眉間を押さえる。
「ねぇ? 貴家さんだいぶ頑張ってるから、ちょっと先生と話して息抜きしないかなぁ?」
そう言ってまた住森先生はふわりと笑う。衿花は何だか魔法にかかったようにコクンと頷いた。
「う~ん、副教科ねえ……」
「はい」
衿花の相談を受け、住森先生がむむむと腕を組んだ。その様子を見て思わず衿花がくすりと笑ってしまう。
「なぁに? どうしたのぉ?」
「……先生、ココ」
衿花が眉間を指さす。慌てて住森先生が眉間を押さえる動作にまた笑ってしまった。もー、やられたわぁと言いながら住森先生は衿花に優しく向き直った。
「笑顔が出て、良かったぁ」
「あ……」
衿花は少し驚く。住森先生がにこりと笑った。
「貴家さんは、そのままで十分だと思うよぉ。成績的な事を言えば、問題ないし」
「で、でも副教科が……」
「全部が全部出来なくても大丈夫だよぉ。私もね、学生時代美術結構悪かったの」
そう言って住森先生は衿花にこしょこしょと耳打ちした。衿花の瞳が驚きに丸くなる。
「そ、それはなかなか……」
「なかなかでしょー。藤倉先生には内緒ねぇ?」
何とコメントしていいか分からず言葉を濁す衿花に、住森先生は軽くウインクする。
「今は大変な時期だから色々あせると思うけど。貴家さんは自分をもっと信じていいと思うよぉ」
「そうですか?」
「うん、頑張ってるもの。あ、何なら私の他の成績も聞くー? もっと自信がついちゃうよぉ?」
悪戯っぽく言う住森先生に衿花は声を出して笑った。そんな衿花の姿を見て先生は微笑むと言った。
「後もう一踏ん張りだから。またいつでも話して欲しいなぁ」
「はい、ありがとうございます」
衿花はしっかりと頷いた。
「貴家さんクラッシックに興味持ってくれてるのぉ? 嬉しいな~」
「あ、オススメってありますか? 先生音楽担当だから詳しいですよね?」
「うんうん、いいよ~」
そんな会話を交わしながら衿花は住森先生と廊下を歩く。そしてふと思った。
(そうか。こうやってクラッシックという1つの興味が広がっただけでも、私は音楽を勉強する意味があるんじゃないかしら)
そう考えると勉強も少し楽しくなってくる。
今は大変だけど、自分を信じて頑張ろう。先生の横で、衿花は思うのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月09日
参加申し込みの期限
2016年01月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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