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いつもと違う一日(物理)
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小学生ほどの姿に変化してしまった
八神 修
は、参道商店街の本屋を訪れていた。
のど飴の包装を検めた結果として早晩元に戻るだろうと当たりをつけており、そこには微塵の動揺もない。
間もなくして、修はいつもより幾らも背が高く見える本棚に、目当ての本を見つけ出した。
だが、必死で背伸びをしてみるものの、小さな指は本に掠ることすらなく。
「ダメか……」
と、肩で息をする修の背に、不意に声が掛かった。
「どうした、届かないのか?」
振り返れば、そこに立っていたのは
桐島 義弘
先生。高校生くらいに見えるその姿を、
(桐島先生もあの飴を舐めたのか)
なんて思ってしげしげと眺めつつ、修はこくと頷いてみせる。
「なら、手を貸そう。どの本が欲しいんだ?」
「えっと……あれと、それからあっちも」
修が指差し、桐島先生が本棚からひょいと取ってくれたのは、数学の問題集と化学の参考書だ。
修に2冊の本を手渡した桐島先生は、ちょっと驚いたような顔。
「微分に有機化学か……随分難しい本を読むんだな」
「その、数学も化学もルールが決まってるでしょ。パズルみたいで面白いんだ」
懐っこいような笑顔でそう応えれば、「成る程」と納得したように頷く桐島先生。
「その感性は素晴らしいと思う。将来が楽しみだな」
「えへへ。桐島先生、有難うございます」
子供らしく振る舞っていた修だったが、つい先生の名前が口をついてしまった。
今度こそ、桐島先生の目が大きく見開かれる。
(しまった、俺も変化してたんだった!)
内心冷や汗をかきつつ、修は桐島先生が口を開くよりも早くに次の言葉を紡いだ。
「し、親戚のお兄ちゃんが見せてくれた学校の写真で先生の事は知ってて!」
「親戚? ……そういえば、どことなく見覚えのある顔のような気もするな……」
「い、イトコのお兄ちゃんが寝子高に通ってるんだ。似てるってよく言われるんだよっ」
頭をフル回転させて、何とか桐島先生を納得させる修。そうして、
「先生は何の本を買いに?」
と、駄目押しとばかりに話題を転換した。
桐島先生が、手にしていた1冊の本の表紙を、屈み込んで修に見せる。
「へえ、先生ってこんな本読むんだ。どんなところが好きなの?」
「ああ、この本は……」
本について語る、本来の自分と同い年くらいの桐島先生。そのどことなく楽しげな姿に、
「……先生って、学生の時モテたんじゃない?」
なんて、直球な言葉が修の口をついた。不意を突かれたような顔になる桐島先生。
「いや……別に、そんなことは……」
「えーっ、そんなことあると思うけどなぁ。だって先生カッコいいんだもん」
冷やかしめいた、けれど素直な褒め言葉に、桐島先生は面映ゆげに視線を逸らす。
(何だか、子供って結構楽しいな。普段見えない部分が見えて嬉しい)
そんなことを胸に思いながら、
「本、取ってくれて本当に有難う!」
と、修少年は屈託のない笑みを桐島先生へと向けた。
喉の痛みを取り除こうとのど飴を舐めて眠った
宮祀 智瑜
は、翌朝鏡を二度見することになった。
智瑜は、年の頃は20歳ほどのお姉さんに変身してしまっていたのである。
(一日持続ってあったから、明日には戻ってると思うけど……)
と、何とか支度をして、予定通り参道商店街まで出掛けた智瑜。
さて目当ての買い物をというところで、彼女は通りで『彼』とすれ違ったのだった。
「!?」
驚きに、艶やかな長い髪を揺らして思わず振り返る。
『彼』は、桐島先生にそっくりの高校生くらいの男の子だった。
(まさか隠し子!? でも年齢的に無理があるような……)
そっくりな弟がいるという話も聞かないと、智瑜は思い切って『彼』に声を掛ける。
「あの、すいません! えっと、桐島先生の知り合いですか?」
智瑜の方を振り向いた『彼』は、怪訝そうな顔をしていた。何せ、
「……その『桐島先生』というのは、恐らく私のことだと思うが」
との答え通り、『彼』こそ桐島先生本人なのである。
状況を理解した智瑜は、驚くよりも先に「可愛い!」と瞳を輝かせた。
思わず抱き締めようとするも、その気配を察知してか一歩後ずさる桐島先生。
その反応に、智瑜は今の自分の姿を思い出した。
(そうか、先生は私の事気付いてないんだ)
ならばと、智瑜は桐島先生へと幼さの残る笑みを向ける。
「先生。私、宮祀智瑜です」
「宮祀? 申し訳ないが、冗談に付き合っている時間は……」
「本当ですよ。ほら、先生も自分の姿をよく見てください」
言って、智瑜はぐいと桐島先生の腕を引きショーウィンドウの前に立たせた。
そこに映るのは、スタイルのいい色っぽい女性と、高校生くらいの男の子。
ようやっと自分の現在の状況を把握した桐島先生は、
「……また随分と不可思議な夢だな」
と、ちょっと遠い目をして呟いた。そんな先生のことを、
「夢でもいいので、買い物に付き合ってもらえませんか? お花と参考書を選びに来たんです」
なんて、智瑜は可愛く見つめておねだりモード。
艶がある大人智瑜の姿から目のやり場に困ったようにそっと視線を逸らして、
「こちらの用事は終わっているから構わない」
と、桐島先生は応じた。
まず向かった本屋で、智瑜は先生のおすすめだという参考書を購入。
その際、「義弘先生」と名を零したところ、見た目とちぐはぐな呼び名に周囲の視線が2人に刺さった。
「義弘くん、って呼んだ方が自然でしょうか?」
「……この夢の中では、許可しよう」
「わかりました! じゃあ、義弘くん、早く行こう!」
居心地悪そうにしていた先生に助け船を出して、今度は花屋へ。
一緒に花を選べば、本日のミッションは終了だ。
「先生、今日は有り難う御座いました」
不意打ちで頬にそっと口づけを落とせば、
「……夢から覚めた後はこういう行動は慎むように」
と、桐島先生は少し照れたような様子で小さく零したのだった。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月05日
参加申し込みの期限
2016年01月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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