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いつものように目を覚ました
小島 海美
は、いつもとはちょっぴり違う部屋の様子にことりと小首を傾げた。
「あれ……なんかおへやがちっちゃい!」
ぱちぱちと瞬きをしても、やっぱり部屋は常よりも窮屈な感じがする。
海美は、自分が知っているよりも何だか狭くなってしまった部屋を探偵さんのように調べて回り――やがて、手に取った手鏡に映る自身の姿にくるりと目を丸くした。
「……あっ、わたしが大人になってるんだ!」
手鏡の中には、驚いた顔の20代前半のお姉さん。
部屋を小さいと感じたのは自分が大きくなったからだと理解して、けれど海美は難しい顔。
なんてったって、謎は解けても事態は全然解決していないのである。
「どうしよう……おとうさんとおかあさんにバレたらおどろかれちゃう、にげないと!」
大人になっちゃったから1りで生きてかなくちゃ! と、海美は健気に両親へのメッセージをしたためる。
『あそびにいってきます、さがさなくて大じょぶです』
とノートに書き込んで、着られる服がないからと海美はシーツで身体をくるんでおうちから大脱出!
「うーん、でも、これからどうしよ……」
寒空の下ひとりきり、シーツの中で海美は途方に暮れるのだった。
「もしかして……これは大人にしかできないアレやコレを試すチャンスじゃないかな?」
30代前半のダンディ紳士に変身してしまった
八十八旗 信彦
だが、彼はどこまでもポジティブであった。
この姿なら、レディへ愛を囁く紳士的活動(言わばナンパのようなものである)も益々捗るというものだと信彦は颯爽として街を行く。と、その時だ。
「……おや、あれは……」
道の端に見逃せないものを見留めた信彦は、ぱたりと足を止めた。
冬の色が濃い街の片隅で、シーツ1枚に身をくるんだ見るからに心許ない様子のレディが震えている。
となれば、信彦が紳士的義務を速やかに遂行せんとするのも当然のこと。
信彦、レディの元へと歩み寄ると、出来得る限り穏やかに声を掛けた。
「こんな所で、そんな格好でどうしたんだい、麗しいレディ」
突然話しかけられて、レディ――大人に成長した海美だ――は、ハッとして顔を上げる。その心中は、
(へんなおじさんに声をかけられた!)
なのだが、それには気づかず海美に向かって白い歯を零してみせる信彦だ。
「びっくりさせてしまったかな? でも、困っているレディを放ってはおけなくてね」
レディが困っていたら颯爽と助けるのが紳士の務めさ、と続けられた言葉に、海美は目を真ん丸に見開いた。
その言葉は、ちょうど昨日、海美が耳にしたばかりのものだったから。
遊びすぎたせいか喉が痛いと訴えた海美にのど飴をくれた知り合いが、これでもう大じょぶだ! とお礼を言った海美にまったく同じ返しをしたのだ。
「もしかして、信彦おにいちゃん!? おじさんだけど!」
「『おじさん』じゃなくてそこは是非『おじさま』と……って、何で俺のことを……」
そこまで言いかけて、信彦ははたと目の前の女性の正体に気づく。
信彦、伊達に紳士を名乗っているわけではないのである。紳士的第六感が冴え渡る!
「海美ちゃん? 海美ちゃんだよね?」
「うん、そうだよ! あのね、わたし……」
自分のことを認識してくれた信彦へと、海美はここに至るまでの顛末を語った。
涙ぐましいようなその話を聞き終えると、信彦は海美をどこまでも紳士的に姫抱きにして。
「わ、ど、どうするの、信彦おにいちゃん?」
「素敵なレディには、その魅力を引き立てるドレスが必要だろう?」
ニヒルに口の端を上げてみせた後で、信彦は、
「ところで、今日は『おじさま』と呼んでもらえるかな? 外見的に『おにいちゃん』ではしまらないからね」
と、優しい苦笑を漏らすのだった。
そうして、信彦は海美を姫抱きにしたままブティックへ。
煌めくクレジットカードで最初に買い求めたのは、大人っぽい赤のドレスだ。
その後もドレスに合う靴や下着の類も買って回り、気づけば海美は、先ほどまでスーツお化けだったのが嘘のようなきらきらしいほどの淑女へと姿を変えていた。
ドレスの裾を花びらのように閃かせて、海美はくるりと一回転。
「信彦おにいちゃ……じゃなくって、おじさま! かえれないから一しょにあそぼう!」
眩しいような笑顔を向けられて、信彦もにこりと目元を柔らかくする。
「勿論、お望みとあらば。おじさまが大人の遊びを手解きするよ、お姫さま」
というわけで、2人はBarへと足を向けた。
落ち着いた様子の大人な空間で、2人はノンアルコールのカクテルを傾ける。
「いま、わたしたち大人の気ぶんをまんきつしてるね!」
「そうだね。ほら、お姫さま、あーん」
ドレスと同じ赤のカクテルを手にした海美の口元へと、艶やかなサクランボを運ぶ信彦。
それをぱくりとして、海美はふわりと微笑んだ。
「きょうはだめかと思ったけど、信彦おじさまのおかげでげん気にあそべたね!」
でも、と、海美の表情がにわかに曇る。
この姿だと家に帰れないと、海美はちょっぴりしょんぼりした面持ちで訴えたのだ。
「海美ちゃんさえ良ければだけど、解決策が見つかるまで寮の自室に泊まってもらっても大丈夫だよ」
信彦の言葉に、海美はやっとほっとした顔になって。
そうして、2人の大人な時間はしっとりと過ぎていく。
……翌日、元の姿に戻り家に帰った海美はたくさん怒られてしまうのだが、それはまた別のお話だ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月05日
参加申し込みの期限
2016年01月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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