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\ オーバータイム!/
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いつもと違う一日(物理)
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時刻は朝。場所はシーサイドタウンに位置するビジネスホテルの一室。
神魂の影響で男性へと変じてしまった
木鈴 寧々子
は、バスルームの洗面鏡の前で呆然としていた。
「ちょっと、また不思議現象? どうするのよ、これ……」
唇から零れる声も、しっとりと低い男の声だ。
その違和感に、寧々子はちょっと難しい顔になって口を噤んだ。
痛む頭を抑えていたいところだが、ずっとそうしているわけにもいかない。
(チェックアウトまで後3時間……。タイムリミットまで180分だなんて、まるでどこかのドラマみたいね)
自嘲気味に胸の内に呟いて、寧々子は軽く肩を竦めてみせる。
そうして彼女(彼?)は、この事態を切り抜ける案について考え始めた。
(どうにかしてフロントに鍵を返さなくっちゃ……でも、服は当然女性用しかない、と)
しかも、手持ちのボトムスは困ったことに全てスカートだ。
このままでは部屋を出ることさえままならない。
(全く、宿泊料金を支払い済みなのが唯一の救いね)
なんて思いながら、寧々子はバスルームからベッドのある部屋へと戻った。
くまなく荷物をチェックすれば、何かしら脱出のヒントがあるかもしれない。
「……あ!」
相棒の旅行カバンの中、寧々子は就寝前に大切に仕舞った壊れた懐中時計と飴を見つけて思わず声を上げた。
飴を舐めながら壊れた懐中時計の針を反時計回りに回すことで、幾つかのルールの元ではあるが若返ることができるという能力を寧々子は持っている。
彼女は頭の中で、その力を用いてこの難関を潜り抜ける方法を考え始めた。
(見た目に男女の差があまりない年齢まで戻って、今ある子供服を着ればあるいは……)
問題は、どうやって鍵をフロントに返すか、だが、
(何も分からない子供のふりをして、ホテルのスタッフに鍵を渡せば……?)
うん、いけるかもしれない、と寧々子はこくと頷いた。
着替える子供服を用意した上で、手持ちの物で一番大きな飴玉を口の中に放り込む。
(飴が溶けるまでが効果の持続時間……はぁ、またタイムリミット発生ね)
急ぎ懐中時計の針を何度となく回し、寧々子は幼稚園生くらいの子供の姿に。
すぐに着替え、寧々子は旅行カバンをうんしょと運んでフロントへと向かった。
ロビーで出会ったスタッフに、「あのね」と無邪気に声を掛ける。
「これ、ホテルの人に返してねって頼まれたの」
当然色々と尋ねられたが、寧々子は「わからない」で通した。
幼い容姿に助けられ、それで何とか事なきを得ることに成功した寧々子。
(第一関門無事突破、なんてね)
口の中の飴玉が溶け切る前に次の動きを考えなくてはと、寧々子はまた思案を巡らせた。
自身の身体の変化に気づいた
ジュスト・ランベール
は、緑の目をくるりと丸くした。
「え?! 何で僕の胸大きくなってるの?!」
ほんのりと膨らんだ胸を備えた女性らしい体格に変身となれば、彼が目を瞠るのも仕方がないこと。
ちなみに、上記以外の点にほとんど変化はないが、元々童顔かつ小柄な方なジュスト。
傍目、実は元より女の子だったのでは? と勘違いされかねないほど見事(?)な乙女っぷりだが、
「うう、朝起きたら胸が膨らんでるなんて……」
と、ジュスト本人にとっては、本件は当然とびきり真剣な問題である。
「僕なんか変な物食べたっけ……?」
なんて、うんうんと頭を捻った結果、「……あ、食べてた……」という結論にジュストは辿り着いた。
昨日、試供品ののど飴を舐めてから眠ったことを思い出したのだ。
原因は判明したが、だからと言って魔法が解けるように元の姿に戻れる……ということもなく。
「困ったなぁ、これ何時になったらもどるんだろう?」
どうしたものかと首を傾げるジュスト。なんてったって今日は、
「スーパーでネコミルクの売り出しの日だから買いに行かないといけないのに……!」
という次第で、いつも飲んでいる牛乳がスーパーマーケットでジュストを待っている。
小柄な体格がコンプレックスなジュストにとって、毎日の牛乳は欠かせない!
しばし悩んだ末に、ジュストは一つの答えを導き出す。それは、
「ええい! 普段着でいけば女の子になってるって気づかれないよね!」
という、なかなかに思い切りのいいものだった。
そして、メンズのブレザーをいつも通りに着てみたジュストは、
「女の子の体って胸元がちょっと苦しいんだなぁ……」
という具合に、ちょっぴり難しい顔を作る羽目になる。
胸の膨らみが、胸元を圧迫してどうにも落ち着かないのだ。
考えた末に、仕方ないと少し前を緩めて、ジュストはやっと家を出ることができた。
そして、目的のスーパーマーケットにて。
「ふぅ、何とか着いたね。それじゃ、ネコミルクを買ってささっと戻ろうかな」
買い物かごに目当ての銘柄の牛乳をよいしょと放り込んで、レジへと向かうその途中。
(……あ、姉ちゃんに今日発売の雑誌も買っといてって頼まれてたの忘れてた!)
レジ横の雑誌売り場に通りかかったところで、ジュストはもう一つの用事を思い出す。
でも、頼まれているのは女性向けの雑誌。
ジュストからしてみれば、買うのがなかなかに恥ずかしい代物だ。けれど。
(まてよ? 今僕は女の子なわけで……そっか、それなら自然に買えそうだね!)
ぱああっと、ここに来てジュストの表情が輝いた。
(今日初めてこの現象に感謝したよ、メルシー・ボクー!)
と、堂々として雑誌も一緒に購入し、ジュストは店を出る。
なるべく人に見られないようにと、ちょっぴり急ぎ足で。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月05日
参加申し込みの期限
2016年01月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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