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寝子高七不思議シリーズ:校内キャンプでバッハに会いに行こう!
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賑やかに食事は繰り広げられております。
夜のカーテンが降りてきて、すっかり空は暗くなってしまったけれど、キャンプファイアの火はあかあかとして、皆の表情にも活気があふれていました。
凛、アリーセ、まりもの軽音楽部三人組は、輪になってカレーを食べています。
「カレー、美味しいね♪」
「ええ、やはりみんなで食べているからかしら?」
「具材、がんばって準備して良かった。コンニャクも」
「コンニャク?」
アリーセがぎょっとして訊き返したので、
「……あ、いや、なんでもない」
言い間違い言い間違い、とまりもは慌てて話をそらしました。
といきはやはり鷹取洋二の隣に座っています。
「七不思議って昔からあったお話なんですか?」
「青物くんは一年生だから知らなかったのな? けっこう昔からあった話らしいよ」
「……そもそも、なんで先輩は七不思議に興味を?」
「いやあ、特に理由はないんだけど、なんていうかさ、ロマンティックじゃないか」
音楽室にまつわるとか、ホラーが好きとか、そういう話ではなさそうです。やっぱり、ちょっと変わっている先輩のようです。
洋二を挟んで反対側に座る美咲紀が口を開きました。
「鷹取先輩は、音楽室のバッハ相手ににらめっこ勝負で勝利を目指すと聞きました」
ぐっ、と気合いをこめた表情で彼女は続けます。
「必ず勝って下さいね、先輩。バッハをギャフンと言わせて、音楽の単位をもぎ取ってきて欲しいのです!」
この素晴らしいデマを信じて疑わない美咲紀は、ぐいと身を乗り出しているのでした。
ところが洋二は別段その話を否定するでもなく笑って、
「バッハって気むずかしそうな顔しているから笑うところを想像できないなあ。あと、僕は音楽の授業が好きだから楽して単位がもらえてしまうと逆に残念かもしれない」
さらりと笑って、そのワカメ頭を揺らしたりしております。
このとき、といきは気づきました。
――にゃ、手!
恐らく無意識と思われます。話にのめりこむあまり、いつの間にやら美咲紀は、洋二の両手を握りしめているではありませんか。
どうしたものでしょう。
こらーとか言って手を引き離させるのも変な気がします。そもそも、そんな権利は今のといきにはないような……。
かといって知らんぷりしてそのままにしておくのも、なんだか癪にさわるような。
なんだか落ち着かなくて、
「あ、先輩あれなんですか?」
と頓狂な声をあげて、といきはごく自然に二人の手を離すことに成功したのでした。
これでよしです。
とりあえず、現状は。
一方、
新井 すばる
はお好み焼きをつつきながら、バッハの不思議に関する持論を展開していました。
「いやほんとに、そういう不思議なことがあるならボクだって見たいよ。聞くだけだと眉唾と言うか信用できないでしょ?」
「同感だ。俺も新聞部の部長、真相があるならスクープをものにしたい」
答えるのは修です。
考えてもみてよ、とすばるは熱っぽく語りました。
「おばけとかいてさ、そいつが物を盗んだり、人を殺めたりしてごらん。事件は迷宮入り警察も探偵も出る幕なし、テレビの2時間ドラマで断崖での『犯人はあなたです、どーん』みたいなのもできなくなっちゃうんだよ?」
「断崖? どーん? ……ああ、あれですか、犯人が調子に乗って真相をペラペラしゃべったりしてしまう定番のシーンのことですね」
蓮はふむふむと傾聴していました。
「そうそう、それだよ。ないと困るだろ?」
って言ってもね、とすばるは肩をすくめて言うのです。
「ボクだってお化けや妖精、はたまた神さまに悪魔……いたっていいし、いてほしいと思うよ。本当はね」
それ以上は口に出しませんが、すばるは心の中で続けました。
――ボクもなにか不思議な力を得た……だから、物質世界と精神世界の境界線が曖昧だということは認めようと思うんだ。
煉は左目を閉じたまま、あまり話さずに聞き手に徹しています。
その彼の前では、
「お化けが出ても大丈夫! 護身用に竹刀を持ってきたから」
ふふっと嬉しそうに(?)萌が必勝宣言をしており、
「幽霊の存在なんて信じられないな」
と言うのは米太郎、ところが円は意を唱えます。
「でも、うちのにゃーくんに限らず猫って、ときどきなにもない空間をじっと見つめたりするよ。猫には幽霊が見えてる、って説があるよね」
見えてるのかなー? と円はにゃーくんに問いながら、その小さな口に高級猫缶の食事を与えるのです。
「幽霊が事実でもただの噂でも、実地に確認しに行くってのは滅多にできない体験だとは思うね」
刀は否定も肯定もしません。いずれにせよ、楽しめたらそれでいいと思っているようです。
「だとしたら寝過ごさないようにしないとねー」
と笑って、優は目覚まし時計を取り出しました。百円均一ショップで買ったという目覚ましですが、優が改造して強烈なアラーム音が鳴るようにしてあるということです。
「この目覚ましがあるから多少のねぼすけでも安心だよー。睡眠はしっかり取っておこうねー」
ちゃんと寝ておこう、ということを強調するように、優は周囲の皆にも同じことを伝えるのでした。
……念入りに。
一方で、
逆巻 天野
はキャンプの参加者から少し離れた位置で、寒そうに身を震わせつつ彼らの姿を眺めているのです。
「皆元気だなぁ……」
なんだかその声も割れています。まあこれは、マフラーを首に巻き、口元を半分隠しているからかもしれませんが。
――ご飯はいらないかな。
ぼんやりと天野は、そんなことを思うのでした。
食欲、ないや――と。
それもそのはず、実は天野は風邪を引いてるのです。正直、発熱気味でもあります。マフラーをしているのはそのためです。
けれど、いつもと少し違うこの空間を味わいたくて、今日は無理をおして出てきたのでした。
といっても、あまり近づいて露呈するのも嫌で、こうやって距離をおいているというわけです。
なお、テントを立てたり食事を作る過程では、
「顔が赤い? 気のせいだよ」
とごまかしてきたのでした。
……怪異も、風邪って引くのかな?――星空を眺めながら、そんなことを天野は考えました。
たとえば噂の鴉やテオ、落神様も。
今度聞いてみようか?
やがて春の夜風が、天野のもとに歌声を運んで来ました。
まりもがアコースティックギターを弾いているのが見えます。
歌っているのはアリーセでしょうか。キャンプらしい光景ですね。
楽しんだら、片付けて寝るとしましょう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月15日
参加申し込みの期限
2013年04月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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