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寝子高七不思議シリーズ:校内キャンプでバッハに会いに行こう!
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さて料理の準備はどんどん進んでいきます。
最上 るるか
が、
「玉ねぎ刻んだわよ。炒めはじめるからね」
と、まな板いっぱいの刻み玉ねぎを、火にかけた大鍋に流し込みました。
「わ! 上手!」
クラスメイトの
鬼河内 萌
がその手際の良さを見て目を丸くしています。
玉ねぎは細かくしかも均等に刻まれていました。まるで透明な雪のようです。
さっ、さっ、と木べらを使い、これをかき混ぜる動きも素晴らしい。火はガンガンの強火でしたが、るるかはその勢いに負けず手早くかき混ぜるので、玉ねぎは焦げることなく火が通っていきます。たちまち香ばしいものがひろがっていきました。
トレードマークたるピンクのリボンを揺らし、萌は目をキラキラさせました。
「るるかちゃんってプロ並みじゃない? すごいすごい☆」
そこまでじゃないってば、と、くすぐったそうにるるかは言います。
「うち母子家庭だから、こー見えて家事はそれなりにね」
ファッション誌の読者モデルという華々しいキャリアとルックスの持ち主ではありますが、家庭的な面も持つるるかなのです。その背がしゃんと伸びているのも、やはり他人に見られるという職業ゆえでしょうか。
「ほら、いい感じで玉ねぎが色づいてきたでしょ? こういう風に全体的に飴色になったら次の段階に……」
とるるかが言うが早いか、
「じゃあ、ニンジンもそろそろかなぁ?」
雨寺 凛
がドサドサと、乱切りにしたニンジンを鍋に放り込んだのです。
「あっ!」
「あれ? 間違ってた? 私、あまり料理に慣れてないから……手順が違ってたらごめん!」
凜が両手を合わせたので、るるかは斜め下方に視線を逸らしました。
「い、いや、別に間違ってないわよ。そう、次はニンジンよね…………ニンジン、入れる場合は」
ちょっとは名の知れた読モのるるかです。
まさか言えるはずないじゃないですか。
ホントは私、ニンジン嫌いなの! ……なんて。
だからこっそり抜いて飼育小屋のウサギにあげたはずなのにまだストックあっただなんて! ……などという心の叫びは。
――食べるときは、ニンジンは避けてよそおっと。
るるかは内心、そう決意しております。
「ニンジン、いい色よね。早起きして市場で買ってきたものだから」
と、買い出し役を担当した
阿寒湖 まりも
も誇らしげです。
「それで……肉だけど」
まりもは視線を御剣刀に向けました。彼は、肉ならあてがある、とまりもに事前に告げていたのです。
「ああ、それなら桜庭だ」
刀はご飯係、油断なく飯ごうを見つめながら答えました。これを受けて、
「そう! お肉は僕がちゃんと調達してきたから! とびっきりのをね!」
円が力強くのたまいました。その胸に、猫のにゃーくんを抱きながら。
「ええっ! お肉って……
まさか!?
」
まりもの視線はにゃーくんに突き刺さっていました!
「うん! そのまさか! って違う違う違うから! にゃーくん、ジョークよジョーク! そんな恐ろしいことしないってば!」
ただならぬ気配を察して暴れ出したにゃーくんを押さえ円は苦笑いしました。
クーラーボックスを目で示します。
「実家から極上の肉をがっつり送ってもらったから。あ、遠慮は無用だよ。うちの実家、よく肉なんかもらうんだけどあんまり食べないんで、ほっとくと悪くなるだけだったわけだし」
勢いよく上質牛肉が投入される一方で、ご飯のほうも大詰めを迎えつつありました。
夕方の赤から薄闇のブルーへ、暗がりゆく空とは対称的に、火の明るさは暖かみをましていきます。
「こうやって火を囲んでいると、ここが学校じゃないみたいな気がしてくるわ」
時輪 未来廻
の声は弾んでいます。
入学してから二ヶ月ほど。
未来廻にとってこの寝子島高校での生活は、毎日のように新発見と驚きの連続でした。
今日もまた、こうして特別な体験をしています。いつかずっと未来の日、このキャンプのことを思い返し、センチメンタルな気持ちになったりするのでしょうか。
そんな未来廻の耳に、ちりちりという音が届きました。
「あれ?」
「なんだろうねー?」
初島 優
も不思議そうな顔をします。
「ああ、これは」
と、料理上手な米太郎がうなずきました。器用な彼は結構なんでもこなします。
「炊きあがった音だね。ただ、ここでいきなり食べるんじゃなくて、火から外して五分ほど蒸らすと美味しくなるんだ」
「なるほどー」
優はうんうんとうなずき、耳をそばだてました。
ちりちり、ちりちり。
聞こえてくるではありませんか。他の飯ごうからも。お米が炊けた音が。
「よーし、じゃあ」
未来廻が手を伸ばしましたが、待って、と優は彼女を止めます。
「そのままじゃ熱いよー。それに、危ないかもしれないから俺がやるよー」
腕まくりして軍手をはめ、熱々の飯ごうを優はつかむのでした。
――こういう役目はやっぱり、男子がやらなくちゃね。
少しは男らしさが上がったでしょうか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月15日
参加申し込みの期限
2013年04月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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