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【期末テスト】赤点?満点??冬寒波、四日間の死線<物語編>
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●テスト前日:ポップチューン・メドレー
みんなでやるのも悪くない。誰かに教えてもらうのもためになる。
とはいえテスト前日の追い込みともなれば、自室に籠りひとり黙々と勉強する。
それも王道であるはずだ。
そしてここにも、王道で挑む者がいた。
「さて、いよいよ明日がテスト本番……この一分一秒を無駄にはしねえぞ!」
風雲児 轟
は桜花寮の自室で、気合を入れて勉強をはじめた。
が。
10分もしないうちに頭を抱える。
「解けん……なぜだ」
姿勢と気合は十分なのだが、教科書の文字が次第にゲシュタルト崩壊してきて、まるで暗号を相手にしているような気分になる。
(毎度毎度テスト勉強で苦労してるけど、なんでだろうなぁ)
体を使うことに比べて、頭を使うことのなんと難しいことか。
これは正義と熱血の敗北なのか?
「いやいや……」
轟は蛸のように尖らせた上唇と鼻の間にシャープペンシルを挟み、うーんと考え込む。
(というか、今の俺って『頭の出来がよくない学生ヒーロー』そのものだよなぁ……)
日本の特撮で例えるなら戦隊のレッドとかが大抵頭の出来がよくない、というアレだ。轟がろっこんで変身するザ・ストレイトのスーツは白だが、轟の勉強出来なさといったら辛うじて赤点はまぬがれるかなといったレベルで、まさに元気有り余って勉強できない系主人公のそれである。
(でも、いろいろ事件があったとはいえ、最近は一応家に帰ったらちゃんと復習はしてるんだけどなぁ……授業だってバッチリ受けてるしノートも取ってる。なのになかなか頭に入ってこないんだよなぁ……身体動かす事は普通に覚えられるのに!)
考えながら無意識に、傍らにおいてあったダンベルを上げ下ろししてしまい、轟は自分に苦笑い。
(……と、このままだと無駄に時間を消化しちまうかもしれねえから集中だ! 俺に戦隊レッド的補正がかかっていようと知った事じゃねえ! 今は明日のテストのために出来る事を自分なりに取り組むだけだ!)
こうやって物事に前向きになれるのが轟のいいところである。
(……でも、毎度こんな風に苦労してるから、そろそろ勉強方法を変えてみるかなぁ。もしかしたら俺のやり方がよろしくない可能性だってあるからな)
テストを乗り切ったら誰か頭のいい奴に勉強方法について聞いてみようか。
そんなことを思う轟である。
◇
「よーし、頑張って勉強しないと」
白 真白
も、もちろんそう思っていたはずだった。
しかし、テスト前だと思った途端に、別のことに気がいってしまうことはないだろうか?
つい掃除をしてしまうとか。
漫画を読んでしまうとか。
プラモデルを作りはじめてしまうとか。
真白もその、あるあるで、かつ、逃れにくい罠に、うっかりはまり込んでしまっていた。
やろう、と思ってはつい本棚の本に手を伸ばし。
これじゃいけない、と思ってはついカードゲームの新しいデッキを考え……。
「一見役立たずだけど低コストなこのカード入れておくと、こっちのクイーンをノーコスト召喚できるから……ってダメダメ! こんなことじゃテストがダメになっちゃう」
もしテストの結果が悪くて補習になったら冬休みが潰れてしまう。それだけは絶対に回避したい。
真白はあたりを見渡した。
趣味のカードゲームや、好きなアニメやゲームなど、趣味全開の居心地のいい部屋。
この部屋は、集中して勉強するには誘惑が多すぎる!
「場所を変えよう、部屋にいるからダメなんだよ」
真白はリビングに移動した。
家は実家だが、両親は海外を飛び回っていて滅多に帰ってこない。だから、勉強しなさいよ、と口うるさくいう人もいない。言われたら言われたで面倒なのだろうけど、言われなかったら言われなかったで、如何に自分を律することができるかを試される。
やるもやらぬも自分次第。
ぱちんとリビングの電気をつける。
ここなら自分の部屋よりは集中できそうだ。
「よし、最後の追い込み頑張るぞー」
真白は頬をパンパンと叩いて気合を入れ、誘惑に負けそうになる自分を追い払った。
◇
さて、ところ変わってこちらは
千歳飴 楓子
の自室。
楓子はすこし変わった少女である。
内側を水色に染めた黒髪のロングヘアに、耳には大小さまざまなピアス。
期末試験前だから1週間前から1日3時間ずつ勉強しましょう、なんてタイプではまったくない。
ではどういうタイプかというと、だるそうな青色の瞳を瞬かせ、今夜くらいは勉強しとくかなーと思いつつもスマホを手に取ってしまうようなタイプである。
楓子は重度のスマホゲームユーザーであった。中毒、といってもいい。
やっているゲームはさまざまで、アイドル育成物からRPG、ロボット系まで多岐に渡る。
しかもある程度までなら無料でプレイできる昨今に於いて、それらほとんどを重課金している。
「そういえばあっちのゲームの体力が……」
アイコンをタップ。
終わった、と思えば今度は、
「あ、こっちのゲームの限定ガチャも……」
と真顔で課金。
「あのイベントもやって限定アイテムをゲットしないと」
この調子なので、もちろんテスト勉強は蟻ほども進んでいない。
進むのは時計の針ばかりだ。
「む? 妙だな」
ひととおりゲームの更新をした楓子は、思わず時計を二度見した。
知らぬ間に寝る時間になっている。
「いかん。楓子としたことが、ゲームに集中しすぎてしまったようだ」
机の上のノートを見る。真っ白だ。楓子はおもむろにノートを閉じた。ついでに教科書も。
「よし。諦めた」
こういうときはいさぎよく寝るに限る。
赤点の4つや5つ、構うものか。
ゲームのポイントやレアアイテムのほうが大事に決まっている。
「おやすみなさい」
楓子はベッドにもぐりこんだ。
その顔に、後悔はない。
◇
その頃、猫鳴館のサキリもなんとかメニューを完遂した。
力尽きて崩れるように倒れ込むと、そのまま一瞬でノンレムの領域へ旅立つ。
机の上にはびっしり書き込まれたノートと、先の円くなった鉛筆たち。
――今日はおやすみ、明日のために。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
79人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月01日
参加申し込みの期限
2016年01月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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