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【期末テスト】赤点?満点??冬寒波、四日間の死線<物語編>
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●テスト前日:試験イブの街
街はクリスマス色に彩られている。
星ヶ丘の、古びた洋館を改装した雑貨屋
『Walpurgisnacht』
の近所もそうだった。
もともと異国然とした佇まいだが、クリスマスのこの時期はなおいっそう、魔女の館めいて見える。
ハーブ園を抜け、ドアを開けると、薬湯のような複雑な香りが漏れる。Walpurgisnachtは魔女の集まる店がコンセプトらしく、店装の端々にオカルティックなシンボルも見え隠れしている。
この日、この時、店に客の姿はなかった。
三角帽子を被り暗い色のマントを羽織った少女がひとり、カウンター奥で教科書を広げて、瞳を真剣に瞬かせながら店番をしているばかりだ。
「店長……今月も帰ってこなかったし、店番しながら勉強するしかないかあ」
店番の少女――
舞錠 桜華
はひとりごちる。
「中途半端な時期に編入しちゃったし、試験範囲の分をちゃんとカバーしないとなあ」
売り物のハーブティを失敬し、ポットで淹れる。
集中力を高める効果があるというミントの香りが鼻腔をくすぐる。
店内は静かだった。
桜華は集中して暗記科目に取り組んでいた。
しばらくして、ふと視線を感じて顔をあげる。
カウンターの奥のおかしな魔女人形と目が合う。
店長が買い付けたもので、桜華にはわからないがオカルト的な意味のある人形だろう。
その隣には骸骨の模型。
二体ともいたたまれないような目でこちらを見ている――ような気がしてくる。
そのとき突然、勉強中だった日本史が、頭の中でスパークした。
骸骨と人形――戦国武将だと思えば?
「こっちの骸骨が織田信長だとすると、こっちの魔女人形は明智光秀ね」
とすると、この店は本能寺。
「骸骨信長は魔女人形明智に謀反を起こされて本能寺に火を放つ……おのれ明智ぃぃぃ!」
ぐさり、お香スティックで自害する骸骨信長。
そのとき、くすっという笑い声が背後からした。
「骸骨なのに自害とはなんだかシュールね」
いつの間に入って来たのだろう、お客さんだ。ときどきお店に来てくれる
木鈴 寧々子
である。
桜華は慌てて仮面を被り、店番の魔女らしく声を作った。
「よ、よくぞきたな、本日は集中できるハーブティがお勧めじゃぞ」
◇
Walpurgisnachtで勧められたハーブティを買い求めた寧々子は、その足でキャットロードのファーストフード店を訪れた。寧々子が座った窓際の席からは、通りの様子が見て取れた。個性豊かなクリスマスツリーが並んでいる。兄と妹らしき二人連れ――フィリオとトワ――が、はしゃぎながらツリーに星を飾り付けている。しかし店内はと言えば、クリスマスらしく浮かれている客よりもむしろ、ハンバーガー片手に単語帳を開きぶつぶつとなにか唱えている制服姿のお一人様や、ひとつの教科書を肩を寄せ合いながら見ているカップルなどのほうが目立っていた。
「あぁ、そんな時期かぁ」
ついこの前のような気もするし、遠い昔のような気もする高校時代。
まぁまぁ楽しかったし、成績自体も悪いものではなかった。
体育の授業のこととか、友達と食べたお弁当のこととか、修学旅行のこととかが、次から次へ寧々子の脳裏に蘇ってくる。大人になってしまった今とは全然違う色の煌めきが、あのときはあったような気がして、無性に学校が懐かしくなった。
ハンバーガーに噛り付きながら思案する。
……そうだ、あとで学校に行ってみよう。久々に、あの空気を味わってこよう。
◇
ファーストフード店と同じように、寝子島図書館も試験勉強をする学生たちで溢れていた。
仙藤 紫
は、込み合う自習室に空席を見つけ、滑り込む。
参考書を開くとすぐに、紫は持ち前の集中力で勉強にのめり込んでいった。
高校3年生の紫は、AO入試で木天蓼大学に合格済み。おかげで大学受験のプレッシャーからは解放されているが、だからといって暇を持て余しているわけではない。いろいろと入学前の課題も出ており、それに取り組んでいたこともあって中間試験では少し成績が下がってしまった。その分を取り戻したい。
(合格したから受験はないって、少し気が緩んでしまったのかもしれないわ)
紫は自分を叱咤した。
(こんなことだと大学へ入ってから大変なことになるのは目に見えている。今回は頑張らなきゃ)
もっと気楽に考えてもよいのかもしれないが、少なくとも生真面目な紫にはそう思えたし、だからこそ最近は手を抜かずに勉強してきた。
(理系科目は得意だから、今日は軽く仕上げることにするとして、問題は文系科目ね……)
広げられた参考書は、とくに苦手な古文である。
前回はこれが思い切り下がってしまった。
直前だからこそ活用表から復習しようと、ノートに書き写しながら頭に入れる。
(ありおりはべりいまそかり……は、ラ行変格活用。……こきくくるくれここよは……)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
79人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月01日
参加申し込みの期限
2016年01月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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