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変態の軍隊 Revolution ~葉っぱ1枚でも寒くない~
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一般参加者はさらに続く。
噂を嗅ぎつけた一般人の中にも興味本位で儀式に参加しようと画策する者たちがいた。
鎌八 まもる
と
響 タルト
である。
「なんか面白いチラシもらったよ! モテモテスターを手に入れるとポニーテールの女の子たちに囲まれてキャーキャー言われちゃうんだって! これ本当かな??」
さらりと響は嘘の情報を織り込んでいた。
その偽情報に隣を歩いていた鎌八は過剰に反応した。
「オレも噂を聞きつけて準備してきたが、まさかポニテっ子に囲まれるなんて! これは気合が入っちゃうね」
ウィンクしながらアン・ドゥ・トロワァと跳躍した。
そんな鎌八を無視しながら、響は興味津々とチラシの煽り文書を食い入るように見詰めていた。
「僕たちも行こうよ、ムッシュくん! あ、僕は別にモテたいわけじゃないから見学ね? むしろみんなが持ってくる秘蔵のエログッズを見てみたい!」
「そんなにオレの秘蔵の品を見たいのか、にゃんこたん?」
すっ……と彼がボストンバックから取り出したるは、なんとも言い難いフェチズムの塊だった。
というか既に用意していたあたりに彼の気合の入り方が伺える。
1つ目、ポニテ写真集。
2つ目、優駿から選りすぐりした馬の尻尾の切り抜き集
3つ目、馬の抱き枕(特に尻尾がすり減っているあたりに狂気を感じる)
響は納得の表情であった。
「さすがムッシュくん。ポニーテールフェチが高じて女の子の髪が好きなのか馬のお尻が好きなのか、もう僕には判別が付かないよ!」
「そこまで褒められても何も出ないぜ、にゃんこたん?」
全く噛み合わない会話にツッコミが不在である。
ボケの玉突き事故の予感がする。
「ちなみに一番のお気に入りはこの馬の抱き枕だ。このポニテ部分に絡まって寝入るのが至福なんだ。これがないと寝付けないぐらいだ」
「でもそれを手放しちゃうんだよね、盛大にお焚き上げ? 明日からどうするの?」
鎌八はおもむろにトレンチコートをその場で脱ぎ去った。
……その下は素肌だった。
「心配ないさ。明日の夜からオレは人間の女の子のポニテをベッドに敷き詰めて、人間の女の子のポニテの掛け布団で寝るんだから」
思わず響は息を飲んだ。
「わぁ、絵に描いたような全裸で露出狂で頭のおかしい人が僕の目の前に!」
「全裸? ノンノン……安心してくれ、装着しているぜ!」
鎌八は己の股間を指差す。
そこには彼の分身にすっぽり覆い被さる食虫植物ウツボカズラがあった。
「うわぁ、ムッシュくん、変態っぽい! というか、ただのサイコパスだ!」
「ハッハッハ、すごいだろう?」
響の毒舌に鎌八は爽やかに受け応えていた。
「この寒い時期に自分のサイズにピッタリとフィットするウツボカズラを探すのに苦労したぜ。ウツボカズラの殆どの種類は熱帯植物だからな。ほら、立派だろう?」
ウツボカズラの袋の口の周りに葉っぱを飾ったケースは、どんなに激しく動いても外れないほどの締め付けを発揮していた。
響は屈んでまじまじと鎌八の股間を眺めていた。
「わーすごい、ウツボカズラの葉っぱってこんななんだ、ねえ触っていい?」
「えっ……?」
鎌八のウツボカズラの弾道が1つ上がった。
「さわるってオイ、そういうのはそのーなんだ……オレの大魔神の封印をここで解いたらラグナロクを貫きかねないのだが……」
「何を言ってるの? 僕が触るって言ってるのはウツボカズラだよ? なんだと思ったの?」
ジト目で響は鎌八を睨んだ。
いたたまれなくなった鎌八、これには思わず苦笑い。
「て、こっちな。知ってた知ってた」
「……本当?」
「本当だ。ほら、遠慮せずに触れよ」
鎌八は腰を響に突き出した。
突き出されたウツボカズラを響は遠慮なく握り締めた。
「へぇ、結構スベスベしてるんだ~! 葉っぱは結構大きんだね! あれ? ムッシュくん、なんか外れかかってないかな?」
響の指摘通り、あんなにフィットしていたウツボカズラが根元から浮き上がっていたのだ。
「大変だ! 外れたらモテモテスターが降臨できなくなっちゃう! 待ってて! いま奥に突っ込むから!」
響は握っていたウツボカズラを根元に向かってグイグイと押し込み始めた。
「あれ? 変だなぁ? どんどん根元から浮き上がってる!? 本当にサイズぴったりのを選んだの?」
「ま、まってくれ、にゃんこたん……! そん、なに……押し、込まないでくれ……!」
鎌八は声をかすれさせながら制止の言葉を響に掛けた。
しかし、響はやめる気配がない。
「もうちょっと! もうちょっとだから! 我慢して!」
響はウツボカズラの中の溶解液がジュブッジュブッと漏れるくらい押し込む。
だが押し込むたびにウツボカズラが浮き上がってきてしまうのだ。
と、その時、鎌八のパッションが弾けとんだ。
「オレのSONがヘブンリーフィィィィール!! できればポニテを巻き付けたい!」
「えっ、どうしたの、ムッシュくん!?」
鎌八の周囲に七色の円環が発生する!
(※コメディエアーの影響です)
「わわっ、何が起こってるの!?」
「どうやら、俺のアミダドライブが覚醒したようだ……、もうなにもこわくない」
悟りを開いた彼の顔は神々しいご尊顔だった。
「お前ら、何やってんだァァァ!?」
突如、真紅の炎が闇を切り裂いた。
驚いた2人は思わずその場から飛び退いた。
おかげで鎌八のウツボカズラから響は手を離すことになった。
世界は救われたのだ。
炎を出したのは、夜のパトロールを行っていた
灯 斗南
だ。
「あのさぁ……、やっていいことと悪いことがある。そう思わないか……?」
暗がりから出てきた灯は説教口調のまま歩を進める。
「股間に肉食植物を装着している時点で文化人としての尊厳をかなぐり捨ててると思うんだ……。うん、同性の僕が見てても恥ずかしい……」
そういう灯の顔が街灯に照らされた。
彼の顔には真っ白な仮面が装着されていた。
「「ギャー! 変質者だー!!」」
鎌八と響は戦慄した。
「わーわーわー!? ムッシュくん、仮面をかぶったやばい人が火を吹いてきたよ!?」
「そこの仮面くん! 君だってこんな深夜にその格好をしている時点で一般人の尊厳をかなぐりすててないか!?」
2人の非難に灯は狼狽した。
「ちょっと待て……! 僕の仮面は正体を隠すためでもあるけど、ほかにも理由が……!」
ほかの理由――ろっこんの発動条件を言うべきか、一瞬だけ躊躇う灯。
だが、その隙に2人は海岸方面へ猛ダッシュで逃げ出した。
「「うわー!! 白い仮面をかぶった変質者が火炎放射で襲って来るよー!!」」
2人が叫びながら逃げていく。
呼び止めようとしたが、ここで追いかけたら本当に誤解されかねない。
「……面倒くさいことになった」
灯は自分のお面姿を怖がられたことにショックを覚えつつ、2人が落としたチラシを拾い上げた。
「……なんだ、これは? モテモテスター?」
こうして灯も、寝子ヶ浜海岸へ向かう動機が出来てしまった。
「モテモテ……街の治安を守る……つもりだったけどモテモテになれるって……。どうしよう?」
使命感と自分の欲望の狭間で揺らぎながらも、彼の足は自然と海岸へ向かうのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月15日
参加申し込みの期限
2015年12月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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