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●ファンタジー☆トリップ
駅ビルmiao前で待ち合わせをしていた
屋敷野 梢
と
壬生 由貴奈
は、今日も寒いねーなどと話しながらシネコンへと向かっていた。今日は二人でファンタジー映画を見る約束をしていて、映画デートだねー楽しみだねーと、女子二人を満喫していたのだが。
「これはどういうサプライズだろうねぇ……? ねぇ、こずえちゃん」
「映画を見てたら世界に入っちゃった的な……ですねー」
「こずえちゃんは剣士っぽい? かっこいーし可愛いねぇ」
「壬生先輩は魔法使いですねー、ローブなのにレースが重ねられてて野暮ったくなくて素敵ですー」
梢は赤を基調としたスカート姿の剣士のようで、蝶が施された金属の鎧と剣、そして洋装が見事にマッチした格好だ。対して由貴奈は黒と金を基調としたローブ姿で、綺麗だがよく見るとクッキーを模った装飾が施されたとんがり帽子にファンタジーRPGでよく見るような杖を手にしている。
まぁ、そういうこともあるよね? というのが二人の感想だった。そんなことよりも、この世界を遊び尽くした方が絶対に楽しい。
「映画デートがファンタジー世界でデートになったって思えばいいよねぇ」
「そうですね、せっかくですのでファンタジー世界での冒険デートとまいりましょー!」
剣と杖は思ったよりも少し重い、だとか置いていってもいいのでは? なんて話もしたが、主人公たちも持っていたし何かの役に立つかもしれない……それに何より持っていた方がかっこいいし、それっぽい。
「こうして歩いてみると、なかなか面白いですよねー」
確かに梢の言うとおり、二人が体験している映画の世界は面白いものだった。西洋のファンタジーが基本となっている世界なのだが、見かける生物は日本のゲームでも見るようなものが多い。
「……まぁ、確かに今じゃ日本でもよく見る世界になったよねぇ」
由貴奈曰く、世界最古のRPGも剣と魔法の世界だったようで、不思議な世界への憧れは今も昔もそんなに変わらないようだ。
「魔法という概念も人間の抱く夢のひとつだしね。昔は磁力が魔力って呼ばれてたっけ」
「科学で解明できなかったものは、魔法とひとくくりにされてたこともあるんでしょうねー」
空気中にはマナが存在し、それが魔法の原動力になるなんて設定だってあるくらいだ。人間の想像力とは逞しいものだと由貴奈が頷く。
「こういう古典ファンタジーが、わりと現代のゲームにおけるファンタジー要素の基準とはいえ、この世界の強敵が必ずしもゲームの世界で強いわけでは……と、あまりメタすぎる考察をするのも勿体無いですねー」
「ゲームのデータと理想とで乖離が生じるのは……まぁデザイナーのミスか思惑、ってことかなぁ? こずえちゃんの言うとおり、実際に体験できるんだし考察はここまでにしよっか」
そう言うと、由貴奈は杖を構える。それに倣って梢も頷きながら剣を構えた。樹の影からゆらりと現れたそれは、人の形を模したような出来損ないの悪魔みたいな黒い影で、明らかに敵意をこちらへと向けている。
先手必勝とばかりに由貴奈が杖を振り上げて、敵へと向けた。湧き上がる魔法の言葉はきっと映画の中で使われる魔法の呪文なのだろう。唱え終わると杖の先から電撃が敵へと放たれた。
その魔法にあわせ、梢は剣を構えたまま走り出すとそのまま敵へと剣を振るった。勝負は鮮やかな二人のコンビネーションで終わり、二人は顔を見合わせる。
「そういえばさー、こずえちゃん」
「なんですか、壬生先輩」
「この映画って、どんなストーリーだっけ?」
「確かですねー、主人公二人が悪い魔王をやっつけるという王道モノだったと思いますー」
あ、それは完全に王道だねーと話を続けながら森の中を進み続ける。二人の行動は、細かい部分は違えど大まかな道筋は映画のままのようだった。
鬱蒼とした森を抜けると、春の花の匂いが二人の鼻先をくすぐった。
「わー、見てください壬生先輩! 綺麗なお花がいっぱいですよー」
「これは壮観だねぇ、よく見ると見たことのない花ばっかりじゃない?」
さすがファンタジーの世界と言うべきか、確かにそこに咲き誇る花々は見たことがあるようで見たことのない品種だった。色もグラデーションが綺麗に出てるものや、宝石のように輝くものもある。その芳香も甘く、興味は尽きない。
花の咲き乱れるなだらかな勾配を進むと、突然目の前に巨大な花が二人の前に現れた。
「これはまた……大きいお花ですねー、人が四人くらい乗れちゃいそうですよー」
「あ、これ見たことあるかも。確か主人公たちが大きな花に乗って移動してたような……?」
「空を飛んで、でしたっけ?」
「そうそう、確かそのはずだよ」
「乗ってみましょー! 楽しそうですし!」
わくわくしながら花の上に乗ると、ふわりと浮き上がりそのままどこかへ二人を運ぶように飛んでいく。空飛ぶ花の上から見る景色は美しく、まるで何かのアトラクションのようだ。
やがて二人を乗せた空飛ぶ花はエメラルドに輝く海を越え、砂漠のオアシスのある街へと辿り着く。街は治安もよく、酒場の人々の話を聞けば魔王の影響も少ない場所のようだった。
「さて、酒場とくればですねー」
「お酒?」
「お酒は二十歳になってからですよー! 食事です、見たことのない憧れのファンタジーな物を食べる時でーす!」
テーブルの上に並べられた料理は、スパイスが効いていそうなものから、なんとなく見たことあるようなものまでずらりと並んでいた。何の肉かはよくわからない鶏っぽいものの丸焼きとか。カレーっぽいシチューっぽいスープとか。安全そうなのはパンだなと由貴奈は思う。
梢は欧風料理店『Mahlzeit』でバイトをしているせいか、並んだ料理を楽しそうに吟味していた。食べてみると知っているような味がしたし、美味しかった。ちょっと変わった味がするものもあったけれど、郷土料理と思えば悪くない。
荒野を越え、雪原を越え、その土地の料理に舌鼓を打ちながら二人の旅は続くのだった。
「あれ、こずえちゃん。もしかしてこの映画って……」
「はい、三部作ですねー!」
魔王を倒すまでにはまだまだ時間がかかる、二人の旅路なのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
ホラー
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月07日
参加申し込みの期限
2015年12月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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