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あなたにとっての『夜食』はなんでしょうか。
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桜花寮、一室。
「夜食か、そういや腹減ってきたな……」
言って、椅子の背もたれを使って背中を伸ばす
水守 流
は、ヘッドフォンを頭からはずしネットサーフィンに触っていたパソコンを待機状態にさせる。
今やネットでもラジオが拾え、リンクを辿って番組放送についつい聴き込んでいたものの、話題が夜食に飛ぶとその内容に触発され湧き上がってくる空腹感に椅子から立ち上がって自室を一巡するように眺めた。
「時間的にも寝た方が健康的なのはわかってるんだが」
意識しちまったら食うしかねぇよな。と空腹感に動かされるままに部屋の中を移動する。
「夜食といえばインスタント麺が王道だよな」
小腹が空いてたが夜も遅く店は開いていない、その上料理は苦手という人でも簡単に作って気軽に空腹を満たせる心強いあん畜生。夜食と言ったらコレ。ただ具もセットなカップ麺でもいいが、作り手次第で微妙に味がかわる袋麺も悪く無い。
コンビニという手もあるにはあるが、確か買い置きが在ったはずと流は部屋の中をゴソゴソと物色始める。
個人的には袋麺を勧めたいがこの時間は調理場でのガスの使用は確か禁止されているはずなので、泣く泣く断念せざるを得ない。
さて、買い置きにの中に何かいいものがあっただろうか。
「お、あったあった! この前コンビニで買ったペニャング焼きそば!」
一時期メディアを賑わせたインスタント食品だ。昔からあるライフサイクルの長い商品で子供の頃からお世話になっている人間も少なく無いだろう庶民食で味は保証付き。
よし夜食はコレに決定と流は一旦自室を後にし、食堂へと向う。ガスは無理だが電動給湯ポットが置かれて常に熱湯が用意されているのだ。
「ふっふー、昔のペニャングはカップ焼きそば名物の蓋があいて麺だばーの悲劇があったが、新生ペニャングはその心配のない新しい蓋だから安心して湯キリができるぜ!
では早速お湯を注いでっと……」
何の転機か新装パッケージに変わってからは麺の安全性が高くなり今までの流し台にお湯と一緒に麺もダバーしちゃう重大な失態が懐かしい思い出となりつつあった。
「このお湯を注いで待つ3分間が待ち遠しいんだよな」
ただ待つというのも落ち着かず流は共用の冷蔵庫へと向かった。前に購入して入れっぱなしにしてあったコーラを発見する。何を入れていたのか忘れているくらいは放置していたがそこはコーラだ、賞味期限は長い。
「焼きそばとコーラとは嬉しい布陣が組みあがったぜ!」
夜も遅いし体の事を思えばそこそこ重いものをお腹に入れるので飲み物くらいはお茶系だろうとは思うものの、濃い目の味を口いっぱいに頬張り強い炭酸で喉の奥へと流しこむ、このジャンク感がたまらない。
「身体にはよくないとわかりながら夜中にジャンクな物を食べる背徳感、これが夜食の醍醐味ってやつだよな!」
興奮を言葉にして声に出すくらいは気にかけているものの、空腹には勝てない。好物への欲もある。今夜は止まらない。
と、そろそろ三分だ。盛り上がりすぎて時間を忘れない内に湯切りを済ませ、ソースを混ぜ込み、んー、たまらん!
ゴミはゴミ箱へ。必要なものだけを抱え自室に戻った流は割り箸を持ったまま両手を合わせた。
「いっただっきまーす!」
…※…※…※…
「米は……炊いてない。缶詰も……ない。インスタント麺もなしか」
キッチンの真ん中で両腕を組んだ
南戸河 蔵人
は八の字眉毛の困り顔であった。
何かあれば面倒と思うものの軽めなのでも料理を作って食べようと思ったのだが、状況は惨憺たるもの。やる気が起こらない。お腹が空いている分がっかり感が半端無かった。
そう、お腹が空いているのだ。
日付が変わりそうな時間まで夕飯を忘れ書物を続けて、「今日は筆が進んだな」と自分でも実感を覚える程には集中していて、その分の揺り戻しなのか大分お腹が減っていた。寝所に入って寝て忘れる事ができないくらいはしっかりと自覚してしまっている。直前の作業もあり変に目が冷めているのも一因だろう。
「こりゃ外に食べに出た方が早いな」
太陽が沈んで大分経つ。寒いとわかっていても空腹には勝てないし、これからご飯を炊くのと外で食べに行くのと時間的にはあまり大差が無い。自分で作って手間取るよりは誰かが作ってくれた温かい料理のが良しか。
この時間でも開いている店となると選択肢は限られている。
上着を着込んだものの冬の冷えは強く「うー、さむさむ」と両肩を窄めて背を丸め、蔵人は両掌を擦り合わせた。足早に料理屋の多い通りへと向う。
この時間で開いているとしたらファミレスが即座に候補に上がるが、ファミレス店内騒ぐ若者の姿をガラス越しで眺めそんな気分でもないと即座に却下する。ならば、飲み屋かと風にはためく暖簾を見遣るが、これもまた違う。酒を入れると家に戻ってから続きが書けなくなるのもよろしくない。
となれば。
「ラーメン!」
そうだラーメンが良い。
「夜中のラーメンってのはホントなんていうかしっくりくる!」
空腹のど真ん中を撃ち抜かんばかりのピッタリ具合。もう、BINGO! である。
決まれば早いもので蔵人はラーメン屋の暖簾を潜った。
濃厚な脂の匂いが漂う店内を見回し壁に張り付いているメニュー表から好みのラーメンを注文し、
「すいません、麺固めでお願いします!」
好みの匙加減の注文も忘れずにし、蔵人はカウンターに座った。
店内は賑やかだ。お酒の締めにと来店しているのか酔っぱらいのサラリーマンが殆どだが自分以外にも一人でラーメンを楽しむ客の姿も在る。じっくりと店内を巡らせるように眺めるのは失礼かと蔵人が気遣いに気づいた時に、「へいおまち」と目の前にラーメンどんぶりが置かれた。
「おー、この香り、たまらんね」
割り箸入れから一膳を抜き取る短い時間で立ち昇るスープの匂いを堪能し、蔵人は両手を合わせた。
「それじゃ、いただきますっと」
感謝を忘れずに。一膳の割り箸を二本に割り、麺を軽く避けて出来た場所にレンゲを差し入れて先ずはラーメンのスープを掬い、口に含んだ。
「あ、スープうまい」
味が保証されれば後は早い。
何故ならば、お腹が減っているからだ。
あっという間に平らげてしまった蔵人はカウンターに置かれた申し訳程度の小さなメニュー表を片手で掴み引き寄せる。
ラーメン一杯は決して少ないわけではない。ただ、ちょっとばかし物足りない。早く食べ過ぎて満腹中枢がゴールを見送った感がある。
「すいません。餃子と、ウーロンハイ」
片手を挙げて追加注文をし店員が繰り返し確認して厨房の奥へと消えてから蔵人は、うげっとした。
「って、しまった。つい酒頼んじゃった」
これはあれだ。アルコールの味を楽しめる舌が悪い。そうだ、そうしてこう。口が滑ったのだ。悪い舌で。
気分が乗りかなり進んだとは言え別に急いで終わらせなければいけない案件を抱えているわけではない。
これは帰ったら寝ることにしよう。
そうすればお酒を飲んでも、まぁいいか、になるだけだ。
「お、この餃子……でかい! 肉汁もあふれる!」
手作り故に、スーパーで売っているような既成品にはない迫力と重さとおいしく食べてもらう為の工夫。そのぎっしり感に「ラーメンだけじゃなくてサイドも強いとは、やるなこの店……!」と蔵人は感動すら覚える。再び卓上用の小さなメニュー表を手に取り、眺めた。
「チャーシュー盛とか鶏葱焼きとかもあるし……これもいってみようかなぁ」
なんて。夜食の恐ろしい所はこういう所なのかもしれない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
保坂紫子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月30日
参加申し込みの期限
2016年02月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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