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THE FUTON ~猫鳴館防寒大作戦、決行せよ~
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【起】
大変だからちょっと手伝って、と声を掛けられてやってきた猫鳴館寮生たち。
玄関を出た先の道いっぱいに塞ぐ高級感溢れる羽毛布団が天高く……は言い過ぎだが、見上げて体を反らすほどの高さまで積み上げられているのを視認する面々。
「サンタさんの贈り物が、布団……?」
綾辻 綾花
が思わず首を傾げる。
彼女だけではない、駆け付けた寮生たちの多くはこの状況に困惑している。
「なんだこの大量の布団は。MC★3TAからの贈り物? なんだこの無性に神経が逆なでされるラップは?」
サキリ・デイジーカッター
は布団の山を見上げながら溜息を吐いた。
「怪しすぎだけど寝子島に住んでいるともうこの手の不条理には慣れるよね。あまり深く考えずにありがたく受け取るとしよう」
「うむ、デイジーカッター氏の言う通りラップの出来は置いといてだね、このまま捨て置くにはもったいないから片付けついでに寮の備品にしてしまおう」
伊賀 解理
は小さな体で果敢にも布団の山をよじ登り始めた。
もちろん、靴は脱いである。
彼女は既に布団運搬任務就寝栄誉班長(誤字にあらず)としての責務に目覚めているのだ。
「ほら、君たち。運搬開始だ、チャッチャとやろう。とりあえず空いてる部屋とか物置にぶちこめばいいのだろうがね? やれやれだ、これまたありがた邪魔くさいプレゼントもあったもんだ」
小言を言いながらも伊賀に発破をかけられた寮生たちは運搬作業を開始した。
だが物量に対して如何せん人数が足りなすぎた。
「しかし人手が足りない。伊賀さん、応援を呼ぶべきだ」
虚金 俊通
が伊賀に提案すると、伊賀は眼鏡を太陽光に反射させながら叫んだ。
「班長と呼びたまえ、虚金氏!!」
「……わかった、班長」
「うむ! 応援ならば既に手を打ってある! 我らが自治会長が鍋パのために寮外から友人を招集しているそうだ、鍋の具材を持ってな……」
「なん……だと……。まさに鴨が葱を背負ってくるが如し所業じゃないか!」
先日就任した新自治会長の
橘 明里
の手腕に虚金は驚愕した。
「ただのアホの子じゃなかったのか!?」
「あ、それ、私がお願いしたんです」
綾辻が挙手しながら告げた。
「お鍋でしたらいろんな具材を持ち込んだほうが楽しいですし、買出し班の負担も減りますよね」
綾辻のファインプレーに寮生たちから賞賛の言葉のシュプレヒコールが上がる。
「なるほど……、猫鳴館には女神しかいないのか」
若干、天然ボケが入ってる虚金はすべて納得してしまった。
その渦中で
神野 美野梨
は布団の山を前に何やら思案中。
「この布団は不法投棄なのかしら? 本当にサンタの贈り物……?」
「どうしたの、美野梨ちゃん?」
郡 トモエ
が横から神野の顔を覗き込んだ。
「……うん、この布団、安全なのかしらって。確かに寒さは風邪の原因になるし作業効率も落ちるわ。もちろん暖房にお金はかけられないから工夫が必要。でもこれ、使わせてもらっていいの?」
「つまり、誰がくれたか特定できればいいんだね!」
郡は『玄関開けたら2秒で布団なんてびっくり! サンタさんからのプレゼントって凄い!』と心が弾んでいた。
しかし神野の言い分ももっともだ。
安心して使用できなければ、いくらプレゼントとはいえ受け取れない。
せめて、贈り主が誰なのかが分かれば、その判断材料の一助にもなろう。
「まっかせて! 最近、不思議な力が使えるようになったんだ! 手紙貸して!」
郡はMC★3TAの手紙を手に取ると、宛名と差出人を確認した。
「差出人はOK、宛名は……『猫鳴館のスチューデントたちへ』か。……ギリギリセーフだよね!」
条件は揃った。郡のろっこん『メッセンジャーナビゲーション』は、手紙から宛先までの位置を脳内視覚で地図化し認知することが出来るのだ。
これで相手の居場所を逆探知できる!
サンタではなく、もしかしたら寝子島にいる猫鳴館の近況をよく知る誰かかも知れないし、違うかもしれない。
郡は好奇心に駆られてろっこんを使用する。
「よーし、早速ルート検索だよ! ふんっ!」
郡は気合を入れて手紙を見詰める。
すると頭の中の白地図に次々と文字や矢印が書き足されていく!
「え、ええっ、えええ!?」
脳内視覚で見えてきた場所に、郡はひとり狼狽している。
その様子に神野が慌てて彼女をなだめにかかった。
「落ち着いて、郡さん! どこにたどり着いたの?」
郡は乾いた笑い声を漏らしながら、天高く指さした。
「それがね……、地図の矢印、空から伸びてんの。それでね、日本をびゅーんって飛び出して、北の方へ飛んでいって……消えちゃった」
「消えた?」
「うん、消えちゃった……。北極圏の近くで。目的地の名前は……『Heaven』……ってこれ天国!?」
顔面蒼白の郡に、神野は「そういえば」と呟いた。
「クリスマスって、イエス・キリストの生誕祭なのよね。英語圏ではイエス様というよりジーザス・クライストと呼ぶのが一般的らしいわ。クリスマスの語源もそれにちなんでるって聞いたことあるわね」
「……つまり、サンタさんって神様の使い??」
「そうだったら、とても興味深いわ。物理現象として神の国を証明できるかも」
神魂現象でフシギなことが起こる寝子島に、またひとつフシギなことが起こった瞬間だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月01日
参加申し込みの期限
2015年12月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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