this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
世界滅亡劇場
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
12
つぎへ >>
さて、個人の妄想は置いておいて話を進めよう。
「……行ってきます」
羽生 碧南
は寮の自室を後にした。いつも元気な彼女にしては、声に力がない。朝の段階で隕石が地球に飛来してきていて、今のところ打つ手がないというのだから、それも当然のことかもしれないが。
「……はぁ」
軽く空を見上げると、なるほど隕石の影を見ることが出来た。街を眺めると、意外と普段どおりの風景が目に飛び込んでくる。
いつもは開いている店が閉じていたり、仕事や学校に向かう人々がいなかったりといつもと違うところはあるが、思っていたよりも静かな現実がそこに広がっていた。
「ちょっと意外……もっとパニックになったり、暴動が起きたりするのかと思った」
ふとそこまで考えて、はたと思い当たる。
「あ、そっか……私も同じだわ」
碧南自身も、おそらく学校は休校であろうと思いつつも登校の準備をして部屋を出てきた。いつもの日常。突然、本当に突然に告げられた、地球最後の日。
自分があの隕石に対して何かできるとは到底思えない。
諦めとも現実逃避とも違うような――ただ、部屋でひとり最期を迎える気にはなれなくて、碧南は外に出たのだ。
「よっと」
自転車に跨り、静かにこぎ始める。
初冬、早朝の空気は頬に冷たいが、それが現実味をもたらしてくれた。この冷たさがなかったら、自分が夢でも見ているような気持ちになっていただろう。
「それにしても、本当に意外ね」
自分も含めて、と碧南は口の中で呟く。街中は静かで、人気が少ないこと以外はいつも通りに見えた。
「涙のひとつも出ない……本当に、隕石が落ちてくるのかしら?」
街中にパニックを起こしているような人は見当たらない。静かに、ただ終末の時を待っているのだろうか。
「案外、こんなものなのかも知れないわね」
碧南の呟きが誰にも聞こえずに空に消えていく。視線の先には、うっすらと見える隕石の影。
「全員に等しく終わりが来るなら仕方ない、みたいな感じなのかな。取り乱したりせずに、静かに――」
終わりの時を迎えるのかもしれない、と碧南が思った時。
「ふおおおぉぉぉ……!!!」
大声を上げながら通りを爆走してくる少女がいた。
後木 真央
だ。
「脳みそつまってX‐DAYなのだ! 隕石降って恐竜最期の日なのだー!」
「……」
呆気に取られている碧南を尻目に、真央はまるで全人類を代表するかのような見事な取り乱しっぷりを披露していた。
「人類滅亡カウントダウンなのだーーー!」
周囲に響き渡る叫び声を残しつつ、真央の姿が遠ざかっていく。
碧南はその後姿をそっと見送って、また自転車を走らせた。
「うん……人それぞれってことかな」
☆
「テオテオへるぷあすなのだ~!」
ぶっちぎりで取り乱した真央はしばらく走り回り、気がついたら小高い丘の上にいた。寝子高の裏あたりだろうか。
これまで何度となく異常事態にはテオが世界を分けてきた。今回もそれを期待してテオを探し回っていた真央であったが、丘の上から隕石の影と町並みを眺めたとき、唐突に理解した。
ここはすでにテオによって分けられた世界であると。
「やべぇのだテオはとっくに仕事ずみだったのだ、こっからは真央ちゃんの仕事だったのだでもでも基本的に真央ちゃんデブ三毛猫召還しかできないのに何をしろとっ!?」
事態の深刻さを理解すると共に己の無力さを呪って転げまわる真央。
「何と言っても巨大隕石なのだ、ひとたび落ちれば核の冬なのだ隕石の冬なのだ除去装置をくれる異星のひと今すぐ降りて来いなのだべんとらべんとら……」
いよいよ真央は虚空に向かって宇宙船を呼び始めた。その真央の背中に声をかけるひとりの少女の姿があった。
橘 明里
だ。
「まおちゃん」
「いあいあ?」
振り返ったぐるぐる目の真央。その瞳に友人の姿を映して、ようやく正気に戻った。
「あ……明里ちゃん、それに修ちゃんも」
明里の隣には、
八神 修
もいる。
「真央。取り乱す気持ち分かるが、それでは何も解決しない。こんな時の為のもれいびだろう」
その隣には
伊賀 解理
もいる。引きずりそうなほど長い白衣を風にたなびかせ、彼女は隕石を見上げている。
「そうそう、もれいびは伊達じゃないってね」
視線だけ真央に送って、軽く笑った。
「……みんな、いつもと何か違うのだ……?」
ようやく落ち着きを取り戻した真央は、一行の様子に若干の違和感を覚えた。その正体を察知する前に、修の携帯が鳴る。
「……俺だ……ああ……そうか分かった、そうだろうな。まぁ、ある程度の予想はついてる……大丈夫だ」
「どうだった?」
何らかの報告を受けたのだろう、電話を切った修に解理が確認する。修はこともなげに答えた。
「ああ、どうも船外作業着を用意するのは無理だったようだ」
「だろうね。時間も費用もないし」
軽く肩をすくめる解理。まだ真央には話が見えてこない。
「じゃあ、さっき打ち合わせしたとおりに行くのなの! やがみーくん、かいりーちゃん、よろしくなの!」
ぐっと力を込めたのは明里だ。
その様子を見て、真央はやっと口を挟んだ。
「……明里ちゃん、行くって……まさか……」
真央の問いかけに、明里はまっすぐに答える。
「うん、あたしたちはあの隕石をなんとかするために、宇宙に行くのなの!」
「ほあああぁぁぁーーーっ!?」
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
世界滅亡劇場
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月29日
参加申し込みの期限
2015年12月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!