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<月華>風花は、白く冷たき針
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ふわり、と持ち上がる少女。夏夜は人命救助が優先だ、と零と共に作戦に当たっている。
「こっちにもっ!」
別の人にも月光をイメージしながらろっこんの進化能力を使い、シールを飛ばす。零はシールが貼られた若者を抱え、2人を安全な場所へと運ぶ事にした。
「周囲の霧が濃くなっているようじゃ。このまま逃がすと危ないから、一旦ココにいてもらった方が……」
「くっ、霧さえ晴れれば逃がせるのに……」
外を見、夏夜は歯噛みする。零は周囲を警戒しながら、要救助者たちをここへ運ぼう、と考えた。
ふと、零は助けた人々を見た。彼らは不思議そうに部屋を見渡し、眠たそうにしている。だが、表情が徐々に戻りそうな雰囲気があった。
そして、夏夜が身に着けていた月長石の護符が、淡く光っているように思えたのだった。
「……騒がしくなったな」
外の気配を静かに探っていた
御剣 刀
は片目を開けて呟く。いつでも脱出できるよう準備を整えていた
新田 亮
と
尾鎌 蛇那伊
はチャンスが来た、と僅かに表情を明るくした。
「武道様たちが、うまく事を運んでくれているようですね」
藍紗がそういった側から、格子が僅かに震え……蛇那伊が「あら?」と声を漏らす。
「びくともしなかった筈の格子から力が消えた気がするわね。これならアタシに壊せるかも」
「なら、頼む」
亮がそう言えば、刀もまた目礼で頼む。蛇那伊はうふっ、と楽しげに笑った。
「いいわよ。ちょっと離れていてね?」
蛇那伊は、思いっきり格子に掌底を放った。乾いた音を立てて壊れる格子。座敷牢を出た4人は、すぐさま騒ぎの中心へ向かい走り出した。
「有紀ちゃんセンセ! 無事なのだ? 真央ちゃん、有紀ちゃんセンセを助けに来たのだ!!」
騒ぎの中、真央は
高野 有紀
のいる部屋へと忍び込んでいた。他の人々は寝子高の仲間達が救助している。気を引いている間に、担任を目覚めさせようと、真央はその手を握った。
手から伝わる温もりが、有紀の心に伝わる。ぽろり、と1粒の涙が毀れたと同時に、有紀の瞳に光が戻る。
「……後木? 何故、ここに? いやまて。何故私はこのような格好をしているんだ?」
我に帰った有紀が困惑する。だが、真央は厳しい表情でこう言った。
「説明は、後でするのだ。有紀ちゃん先生はここで待っていてほしいのだ。真央ちゃん、有紀ちゃん先生を連れ去った奴をしばいてくるのだ」
「まて、後木!」
有紀は真央を追おうとして、足がもつれそうになった。着慣れない丈の長いスカートが引っかかってしまったのだ。有紀はスカートの裾をつまみ、真央の背中を探して走り出した。
刹弦は、にわかに騒がしくなった宮の様子に、侵入者が増えた事を察知した。
(潮時、だな)
彼が騒ぎの方向へと行こうとすると、目の前に緑色の髪を揺らした円が姿を現した。ぼんやりとただ彷徨っていた彼女は、僅かに目を見開いた。
「……お前は、マドカだったか。どうした?」
「ボクは、『幸せ』なの?」
不意に、円の口からそんな言葉が出た。興味が無い筈の言葉に、円は内心驚く。だが、自然と言葉が溢れていく。
「すべてが、灰色に見えて、すべてが、無価値で。ボク自身も、からっぽに思えていたんだ。ボクは、生きながら死んでいるのだろうかって……」
円は頷き、ゆっくりと顔を上げる。その眼から自然と涙が毀れる。
「幸せでも、不幸でもない。ただ、からっぽなだけなんだ。ボクは、からっぽなんだっ」
「からっぽ……?」
円の言葉に、刹弦は不思議そうに首を傾げる。
「感情に振り回されなければ、幸せという訳ではないのか……?」
刹弦の問いかけに、円が頷いたその時、ふわぁ、とあくびをしながら現れる者がいた。ねむるである。
吹っかけてみようか、と探しているうちに騒動が起こっていたのだがこの際気にしていられない。
「ふわぁ……。すみませんね。立ち聞きしてしまいまして」
「そなた、術に掛からなかったようだな」
「騙してしまってすみませんね。美男子じゃない僕には、どうやらあなたの手品は効かなかったみたいで」
無表情になる刹弦に、ねむるは普段の調子で煽っていく。だが、刹弦はため息をついただけだった。
「君の演技、なかなかだったな。その煽ろうとする横顔も、あの眠そうな顔もけっこう気に入っているんだが」
刹弦の言葉に、ねむるは内心「ここからどう煽ってみよう」と考察し円は円で話し合う糸口を探そうとする。だが、刹弦は僅かに目を細め、こんな事を言ってきた。
「君達にも付き合ってもらおうか。……騒ぎの中心にな」
そう言うと、彼は2人についてくるように、と示し……2人は仲良く首をかしげた。
その様子を、瓢だけはぼんやりとした眼で見つめていた。その手に、硝子の破片を持って。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年11月15日
参加申し込みの期限
2016年11月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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