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<月華>風花は、白く冷たき針
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――僕は何故、こんな事を……?
サキリの赤い眼が、僅かに揺れた。武道は彼に己のろっこん『スイ・マー』(手刀で突いた場所の神経・感覚を麻痺させる)を施すべきか一瞬迷ったが、そのお陰でサキリの変化に気づけたのだ。
(サキリ君、僕がなんとかしなくても目覚めそうだねぇ。んー、僕はこのまま刹弦さんに接触するかなぁ)
ねむるが頭をかきながらその様子を見ていると、遥斗と出くわした。彼は手に欠けた茶菓子を手にしていた。彼は囚われている人々が何かを口にしたりしていないか観察しており、茶菓子をみつけたのだ。問題が無さそうなので口に運んだのは言わずもがな、である。
彼はねむるが他の囚われ人と違うような気がし、そっと声をかける。
「日暮……? 無事、か?」
「まぁ、ね。あ、これまだ秘密、ね?」
ねむるは指をたててウインク1つ。遥斗が頷くとねむるは辺りを見渡し……刹弦が近くを通るのを見、慌てて部屋へと入り込んだ。
「……誰?」
澄んだ声が聞こえる。そこにいたのは、たおやかな魅力に溢れた紫だった。彼女は身動きが取れず、思考回路も靄がかってしまっていたのだ。
彼女の姿を見、己のやる事を瞬時に思い出した遥斗の行動は速かった。しゃがみ込み、そっと紫の頬に触れる。試しに目薬を使ってみたが、効果は無かった。遥斗はめげず、頬に手を置き、紫と目を合わせた。
「仙藤先輩、しっかりしてくれ。ここにいてはいけないんだ」
その大きな手が頬に熱を与え、紫はぽろり、と一粒の涙を零す。その瞬間、ぼんやりとしていた紫の表情が、一気に引き締まった。
(術が、解けたのか?!)
ねむるが息を飲む中、紫はそっと「ありがとう」と遥斗とねむるへ礼を述べる。
「自力での脱出を、諦めていたのよね。助けてくれてありがとう」
「まだ、多くの人が残っている。……行かなければ」
遥斗は手を握り締めて頷き、ねむると紫も静かに同意した。
建物内を彷徨い、書斎のような場所にたどり着いた修はそこで美咲紀と出くわす。だが、美咲紀は修の存在に気づかない。
美咲紀の周りには、いろいろな書物が広げられていた。その殆どが、歴史書で。修は思わず苦笑する。
その声に反応したのだろうか。美咲紀が顔を上げ、ゆっくり瞬きをする。何かがひっかかるような、そうでないような気がしつつも、花が綻ぶような、ふんわりとした笑みを浮かべた。
「シュー君……?」
「! 美咲紀っ!」
修は内心僅かに心臓が跳ねた気がした。潜入後、更衣室にあった衣を纏い、変装して接近していた為だ。それでも彼女に名前を呼ばれ、修は自然と頬に手をあて、軽くたたいた。
「迎えに来たよ、美咲紀」
友愛の心を持って優しく抱き寄せ、背中をぽん、ぽん、とあやすようにたたく。すると、美咲紀の目が見開かれ、一粒の涙がぽろり、と毀れた。
暖かい。頬に触れた手が、胸が。じんわりと広がったぬくもりが、彼女を目覚めさせる。
「ありがとう、シュー君っ」
美咲紀は、そっと修へおかえしのハグをした。
「シュー君、私を刹弦さんの所に連れて行ってくれませんか? どうしても、ここにつれてきたのかを知りたいのです!」
「……解った。だが、どんな結果になっても、泣くなよ?」
修の言葉に、美咲紀は頷いた。
夏夜は、懐からろっこんのトリガーであるねこさんシールを取り出す。枚数を確認した彼女は、囚われた人々へと向き直る。
(こんな状態が、『幸せ』なものか……っ!)
彼女は激怒していた。心を閉ざし、このような場所に閉じ込めておく事が、心を凍りつかせた姿が、『幸せ』とは感じられない。夏夜はぐっ、とシールを持つ手に力を込めた。
(心を操る雪も、影も、あの月光が如く『浄化』できれば)
夏夜は呼吸を整える。脳裏に呼び起こしたのは、桜花寮での篭城戦時、
月華世界の援軍と共に降り注いだ、柔らかい金色の月光だった。
(助けてみせる。僕は……)
夏朝(夏夜)のろっこん『重く、軽く』はねこさんシールを貼った対象の重さを自由に操作できる。彼女は近くにいた少女にシールを貼り、軽くなれと念じた。
――僕は【夏夜】、月光満つる夏の夜だ!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年11月15日
参加申し込みの期限
2016年11月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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