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寝子島高校
落葉の季節――男たちの秘密!
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☆全校集会の同士
寝子高、朝の全校集会。
「寒いのォ……木枯らしが身に染みるんじゃ……主に頭部が」
二年生の
九十九髪 夜光
がスキンヘッドに手を当てた。
神魂の影響ではない。夜光はこの年にして毛根が死滅した若禿であった。
「……誰じゃ! 儂の事、寒々しいほど輝くハゲとかぬかしたんわ! いてまうぞ、こら!」
一種の悟りを開いており、大体の事は許せる心の広い人なのだが、髪の事となるとガチ切れする。
だが風が吹くと夜光は急に怒りを忘れ、視線を移した。
「……と、女子のスカートが捲れとる! ……イヤァ、本当に悪戯な風じゃあ」
チラチラスカートの中身を見つつ、にやけそうになる顔を引き締める。
ふと、夜光は一部の男子の様子がおかしいことに気づいた。
(妙にそわそわしとるの? 女子のスカートを見てのことならわかるんじゃが、あいつらスカートもろくに見ずに頭押さえとる)
ハードな朝練の後で聞く校長先生の話ほど睡魔を誘うものはない、と
羽生 碧南
は思った。
「シトラス・ガムダンは言いました……」
校長先生がいつものシトラス・ガムダンのお言葉を題材に延々と話を続けている。
(立っているのに瞼が重い……)
ウトウトしかけそうになった碧南だが、強い風が吹いてきたので思わずスカートを押さえた。
おかげで目が少しさめた……と思ったら、近くにいる男子の様子がヘンなことに気づいた。
しきりに頭を押さえるなどして挙動が不審なのだ。
(いったい何だろう……)
好奇心に駆られてその男子の方を盗み見する。
(え? 今さっき、髪が少し浮きあがったよね? 風に吹かれて一房持ちあがったんじゃなくて、髪全体が……)
身長180cmと大柄な碧南は、並び順も後ろで、目線も高い。
つまり自然と男子の頭が目に入ってくるのである。
(というか、継ぎ目? え? ウソ、カツラ……なの? 見間違えじゃない)
気にしているのだろうし、じろじろ見たら気の毒だ。ましてや笑うなんて。
そうは思っても、箸が転んでも可笑しいお年頃。
(ガン見しちゃダメ、笑っちゃダメ)
そう思えば思うほど、つい気になってしまう。
カツラを押さえるのに必死な男子の姿をどうしてもチラチラ見てしまって。
こみ上げてくる笑いを必死になってこらえながら、碧南の眠気はどこかに吹っ飛んでいた。
153cmの
橘 明里
も、男子が不自然に頭を押さえる様子が気になっていた。
風は強いが陽射しが差す中、ずれた髪の間から男子の頭がキラリと光る。
「あれ、今日は校長先生みたいに天使の光を持ったひと多いのかな?」
明里は大きな目を輝かせた。
笑ったりはしない。だって明里は天使だもの。
頭の光は天使が発する輪っかと同じものだと本気で思っているフシがある明里であった。
「また神魂か! いい加減にしろよ!!」
朝、髪の異変に気付いた
御剣 刀
は、カツラとバレないよう細心の注意を払って一日を過ごそう、と考えたのだが……
(言った傍から全校集会かよ! 何故か今日に限って風強いし!!)
だが神魂絡みの異変に慣れている刀は、冷静に考えた。
(この影響を受けたのが俺だけとは限らない。同士だ、同士を捜そう! そして一緒に誤魔化すんだ!!)
そう思って見渡すと、クラスメイトの
山田 勘三郎
と目が合った。
頭を押さえている様子に、同士だ、と悟った刀はそっと近づいて耳打ちした。
「山田、今は緊急事態だ、上手くごまかそうぜ」
「御剣もか……ああ、わかったぜ」
二人で組んでお互いをフォローしつつ今日一日上手く誤魔化そう、と考える刀と勘三郎だった。
まず、並んでいる人を壁にして風を防ぎつつ、カツラがずれないようさり気なく頭を押さえた。
だがそこへ、
吉田 熊吉
先生が巡回してきた。
「何やってるんだ、お前ら」
二人の様子が不審だったようだ。
「いや、ちょっと風が強くて」
「女子じゃあるまいし、風なんか気にすることはなかろう」
「ええと……あっ、あっちの女子、なんか具合悪そうですよ? 口押さえて震えてるし……」
「何、そりゃ大変だ」
どうにか熊吉先生は去ってくれた。
笑いをこらえていた女子に話しかけているようだ。
(鬼熊は何だかんだで俺達の事を見ててくれるからな~……こういう時は余計だけど!)
ほっとため息をつく刀だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月12日
参加申し込みの期限
2015年11月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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