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ねこじまファイターズ!
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●Final Round Fight!
この島のシーサイドタウンには、天にそびえる摩天楼が一つある。
大会の覇者が住み、最強を広く知らしめるモニュメントでもある塔、バベルねこじま。
参加者たちは塔に吸い寄せられるようにして、戦いの場を移していった。
「こいつでトドメだ!」
七峯 亨
の身体が帯電し、突き入れた槍から雷光が迸る。空中で身動きの取れぬ
尾鎌 蛇那伊
へと、必殺の一撃が迫り――そして円運動に巻き込まれた。
「反撃いくわよぉ」
「……!」
蛇那伊の手が亨を掴み、投げ飛ばす。地面に叩きつけられた亨の前に、蛇那伊が降り立った。
「円運動によって、相手の攻撃をも取り込み力にする『転』の構え。さすがに雷は痛かったけど」
言った蛇那伊が大地を割って踏み込む。亨が槍を立てて防御するが、正拳の威力はガードを突き破って彼の身体を吹き飛ばした。
「そして一撃を重たくする『打』の構え。一つの構えなら負けるけど、瞬時に切り替える三種の構えを破れるかし……あら?」
蛇那伊が首を傾げる。手ごたえはあったのに、亨の姿は着弾点であるはずのバベルねこじまの外壁どころか、どこにも見当たらなかった。
「――危ねえ」
ろっこんで身を小さくした亨は、拳のダメージを空気抵抗に相殺させつつ、外壁のわずかな出っ張りに着地した。蛇那伊は周囲を見まわしている。
「見失ってくれたか。それなら下から反撃を……ん?」
言いかけて気配を感じ、亨は下を見る。
バベルねこじまの根元に、少女が息を荒くしてもたれていた。
篠原 翠響
である。
「おおっと!」
ちょっと破れた彼女のレオタード姿が扇情的で、亨が口笛を吹く。
「やっぱ視界に入れるなら女の子に限るよな」
蛇那伊との戦闘を棚上げにし、亨は小さい体のままダイブ、翠響の元へと落下していく。
「よし、もう少し――!?」
ズドン!
次の瞬間、砲弾のように近づいてきた何かが壁に激突し、亨ともども周囲の壁を破壊しつくした。
「ああもうっ、しつこいわよ!」
「グガァア!」
間一髪でよけた翠響が、獣化した
三夜 朝陽
に叫ぶ。朝陽の一撃はすさまじく、外壁がクレーターを形作っていた。
「せめて一瞬でも足止めできれば、私だって」
「グガアアア!」
そんな隙は与えじと、朝陽が即座に間合いを踏み消し迫る。爪が振り上げられた。
「待ちなさーい!」
そこで声がした。
どちらかといえば可憐な部類の声は、後半に空気の唸り声を伴っていた。慌てて止まった獣化朝陽の鼻先をかすめ、ロードローラーが塔の外壁に突き刺さる。轟音。
「無駄でーす。当たりませーん」
空中からは
屋敷野 梢
のそんな声。蝶の羽を生やし飛ぶ梢はぺろりと舌を出す。相手は
藤堂 月乃
。たった今ロードローラーをぶん投げた女子だ。
「飛ぶなんて卑怯ですよ。降りてきなさい!」
「あえて言いましょう――だが断る!」
「むむむむ……」
悔しそうに唸り、月乃は道路標識をつかんだ。ろっこんと、肉体至上主義というこの世界の法則が合わさり、引っこ抜かれた標識はやり投げよろしく投げつけられる。梢が避け、標識は壁に突き刺さった。轟音。
そんな光景に翠響が呆然と、
「……あたし以外にまともな女子っていないのかしら」
「あ、失礼ですよ。か弱い女の子をつかまえてそんなこと!」
「そうだよ、このくらい乙女の嗜みなんだから!」
「グガグガ」
「か弱い乙女は空を飛ばないし、嗜みで標識投げないし、あと言うまでもないけど獣人変化する女子力なんて絶対にあり得ないわ!」
翠響が頭痛でもしたような顔で言う。地鳴りがその後に続いた。
「今度は何よ――って!?」
にゃああああああ!
視界を埋め尽くす巨大猫の群れが、地上にいた者たちになだれ込んだ。
「ぐっ」
叩きつけられた外壁から、
御剣 刀
は地面に倒れる。猫たちは壁に衝突する直前で消失していった。
「何人か巻き込んでしまったか」
「それは別にして……しぶといな、御剣」
二人の
八神 修
が余裕を残した表情で刀の前に現れる。
「言ったろ……大したダメージじゃない」
最強になるのは、自分。
意志の強い瞳で、刀は修を見据える。修は視線を真っ向から受け止め微かに笑んだ。
「良い目だ」
「だが勝つのは俺だ」
二人の修が召喚の力を解き放とうとする。
「いいや、僕だ」
「俺も譲る気はない」
否定の声も二つ。
転瞬の後、修は後ろからねむるに羽交い絞めにされていた。
「しま――」
絶句した修の頭にねむるの手がかぶさる。
「おやすみ」
日暮流、転寝締め。
ろっこんを使った強制睡眠関節技が、修の意識を刈り取っていく。
「……くっ」
修は衝撃波を放出し、ねむるを無理やり引きはがす。だが眠気は消えず、分身体は士の猛襲に耐えきれず溶け消えていた。修が一気に劣勢に叩き落される。
「あら、楽しそうじゃない」
そこへ蛇那伊が参戦した。刀も好機と加速状態に入ろうとする。
「もらった!」
男たちの頭上から、亨が雷を纏わせた槍を、光の速さで投擲してくる。
名付けてアストラル・ロッド!
雷と運動、双方の膨大なエネルギーが自身もろ共、周囲一帯を一網打尽にする!
「ぎゃあああああああ!?」
犠牲者たちの絶叫が轟いた。
「まったく……男子はどうしてこう、がさつですかねー」
飛んでいた梢は比較的軽傷で、眼下の状況を見ていた。何人かが立ち上がって戦闘を再開している。その中に獣化朝陽もいるのを見て、梢は一部女子もと訂正した。
「残念ですけど、私の肉球ゲージはもうMAXなんですよねー」
謎のゲージを呟いた梢が指を鳴らす。謎のドラムロールが起こり、ビルや施設、山、島中のありとあらゆるものが蝶となって、バベルねこじまの上空に集結していく。
それは幻想的で、世紀末的な破壊の光景であった。
「グガアア(女子力)!」
「速い……!」
無限の女子力(?)に支えられた朝陽の爪と、加速状態に入った刀の剣が激突する。
手数は圧倒的に刀が上。
傷の再生力とパワーは人狼朝陽が最強だ。
更には野生化により速度も尋常ではない。加速下状況ですら普通に動いているように見える。
「さすがに卑怯だろ!」
唯一の救いが、単調で読みやすい攻撃手段だった。豪腕をかいくぐると瞬時に死角に回って、全霊を込めた刃を相手の芯に叩き込む。高速斬撃が幾たびも打ち据え、再生する傷の上から衝撃を与えていく。獣化朝陽の動きが止まり、倒れたときには元の姿に戻っていた。口元には満足げな笑み。
「負けちまったか……中々の女子力、だな」
「いや何の話だよ」
「またやり合おう、ぜ」
朝陽は気絶した。脱力した刀は、しかし頭上からの轟音に見上げ、顔を引きつらせる。
学校が降ってきていた。
どころか九夜山や大観覧車、島でおなじみの物が大小さまざまに天から落ちてくる。
にゃー!
にゃー!
腰の子猫たちが恐怖で泣きだした。
「まだいたのかよ!」
刀は朝陽を見て、子猫とともに抱え上げ、走り出す。
そして落下物に飲み込まれた。限界を越えた衝撃に二人がKOされる。
「また君と戦うことになるとはな」
士が亨と対峙する。
「今度も勝たせてもらうぞ、七峯」
「……寝言は寝て言え」
帯電した槍を構えた亨は、しかし糸が切れたように倒れた。
「既に満身創痍だったか」
言った士も足元をふらつかせる。ねむるとの戦闘に加え、亨の自爆技がこたえている。
そこへ寝子島が降ってきた。さすがに驚愕する。
「……本気を出すか」
士が指を三回鳴らした。気流が彼を中心に巻き起こり、落下物を打ち砕いていく。
天候の力をその身に宿したエレメントグラップラー。それが彼の正体だ。
だが全力持続時間は長くは続かない。
「これで決める」
風を纏って浮き上がり、雷を撃ち放って車やビルを破壊し上へ。災害級の威力がぶつかり合い、士は梢へと接近していく。
「悪いがそうはさせない」
「!」
落下する瓦礫を蹴り、士に追いつくのは、同じく雷を纏った修。
「その力は脅威だ。俺の勝利のため、ここで仕留める」
身体を活性化する雷の召喚【雷光】から派生する必殺技、雷撃爆。
風の防御を突き破り、なにより超接近する修に士が瞠目する。
「遠距離だけが得手じゃない」
「だが」
修の雷速のストレート。士もまた天候の力を拳に込め、カウンターを繰り出す。
二人を中心に巨大なエネルギー球が生まれ、爆散した。
「同士討ちとはありがたいですねー」
空中で、ラスボス臭すらにおわせる梢。彼女の目は落ちていく士と修を捉えていた。二人ともKO済みだ。
残るは彼女を除き四人。いずれも猫と雷の攻撃を受け無傷ではない。
「さすがに私の勝ちでしょうか~」
「せえええい!」
月乃が落ちてきた村役場を受け止め、上空へと投げ返す。栃木魂のこもった村役場は梢に直撃し爆散した。余波を受けた蛇那伊が叫ぶ。
「ちょっと、痛いじゃない!」
「わ、ごめん――でも、栃木のため尾鎌さんにも負けないから!」
月乃が瓦礫を投げながら蛇那伊に向かう。胸に輝く文字は『あんたなら勝てるよ知らんけど!』。蛇那伊が瓦礫をかわし、粉砕した隙に拳の間合いに入る。
「やああああ!」
「やるわね!」
互いの拳、蹴り、投げ技、その回避が応酬となって二人の間で乱れ狂う。何気にパワー一点張りの月乃の攻撃を、蛇那伊が技術でいなし、時に力を利用した返し技を放つ。
「く、これなら!」
攻防は不利と悟った月乃。地面に拳をめり込ませる(!)と、蛇那伊の乗った瓦礫を持ち上げ梢に向かって投げ飛ばす。「え、また!?」という梢の声と、悲鳴が上がった。
「よし、このまま――」
「チェックメイトだよ」
ねむるが背後から、月乃を目隠しした。
日暮流、転寝締め。
「……はう」
眠気にKOされた月乃が倒れる。
「さあ、最終局面だ」
落下物がほぼなくなり、空が見えてくる。
見上げたねむるへと、切断された腕や足、内臓が降ってきた。
「しつこいですよ!」
梢が蝶を人体模型に解除し投げつける。人体模型は翠響のリボンに切断され、蛇那伊の拳に爆散する。残った落下物も、翠響が裂帛の声とともに放つリボンに寸断され、バラバラになっていく。
「リボンまで蝶化してたのが敗因ね。新しい武器を手に入れた以上、もう油断しないし、負けないわ!」
「そんな事情知りません~。地味キャラはさっさと沈んでくださーい!」
煽るだけ煽って、蝶の弾幕で身を隠す梢。翠響と蛇那伊が振り払おうと触れた刹那、連鎖する爆発が生じ、衝撃で二人が遥か下方に落ちていく。
「これで優勝でーす」
「まだだよ」
背後から忍び寄っていたねむるが、関節技で梢を拘束する。
「ちょ!? セクハラで訴えますよ!」
飛びながら抵抗する梢。おかげでねむるも頭に触れられない。
「だけど僕のろっこんは、触れてれば効果がある」
「くっ」
眠気に梢が意を決する。ねむるを背にしたまま、地面へ急降下。
「なにを……!」
「一緒に運試し……しましょ?」
迫る地面を前に、梢が儚く笑った。
轟音。
クレーターと化した地面に、ねむるが倒れていた。そばには蝶変化から元に戻った梢のドヤ顔。
「ふう。心中は嫌ですからねー」
「そう。でもこれで決まりよ」
ドス。
首筋に手刀を受け、梢が倒れる。立っていたのは翠響だ。
「これで……私の勝ちね」
周囲には瓦礫の山。さっきまで戦っていた三人はKO済み。ねこじまを壊滅させるほどの戦いに、彼女が勝ったのだ。
「いいや、俺とのデスマッチが残ってるぜ!」
否定の声が上がった。瓦礫から這い出てきたのは、亨!
身体を小さくして瓦礫の隙間に入り、今まで回復に努めていたのだ。
「さあ、ラストバトルを――って、うお!?」
一センチの亨めがけて、翠響が倒れてくる。気絶したのだ。
「やべえ、(俺と比較して)巨大な胸に押し潰され……」
ぷち。
…………王者は、
篠原 翠響
に決定!
ねこじまファイターズ!
SpecialThanks……YOURS!
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あとがき
担当マスター:
叶エイジャ
ファンレターはマスターページから!
シナリオにご参加頂き、有難うございました。
年をまたいでの返却、すみません。叶エイジャです。
バトルという事で、どの参加者様も一筋縄ではいかない特技や必殺技があって、全部書きたいしかし文字数はじめとするキャパシティが! と、アクションをみつつ「その発想できましたか!」とか「うわそれはズルい!」とか言ってた気がします。
進行の都合上、たとえば武器同士の剣戟シーンとか、魔法(のような能力)のぶつかり合いや、肉弾戦で拳乱舞とか、泣く泣くカットしたものも多いのですが、そもそもギャグテイストで! という感じだったので、今回の流れで良かったかな、と思っています。
個人的に、男性陣鉄板だなぁとか見てて思っていたら、女性陣も精強でした。みんな女子力高い。
それでは改めまして、皆様のご参加に感謝申し上げます。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月10日
参加申し込みの期限
2015年11月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!