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●女子旅行は親友と
深倉 理紗子
と
深林 真瞭
は親友だ、それも無二の親友と言える程には仲が良い。その付き合いは中学時代からで現在へと至る。片や内科医、片やヴァイオリニストと忙しいことこの上ない二人だったが、何かと休みの都合を合わせて二人で遊ぶ計画を立てていた。
今回は理沙子が激務による疲労により倒れてからのほぼ一ヶ月程にわたる病気療養が開け、現場への復帰を果たしたお祝いも兼ねて週末を使っての一泊二日の小旅行になったのだ。
新幹線で名古屋まで、そこからは近鉄特急で宇治山田駅へと向かう。理沙子の体調を慮って、真瞭が伊勢神宮になるべく近く……けれど心身ともに癒されるような宿を調べて予約したのだ。多少値の張る宿ではあったが、そこは大人の財力だ。
先に宿に向かい荷物を預け、ロビーで少し休んでからタクシーを手配してもらい伊勢神宮へと向かった。
「私は初めてだけど、まーちゃんは何度か来たことあるんだよね?」
「そうね、名古屋でソロコンサートをした時にお時間があればって案内されたことがあったのよ。それで気に入って今回で三回目ね」
「じゃあ、今日はまーちゃんにお任せだね」
ふんわりと笑う理沙子に、任せてと真瞭がウィンクを飛ばす。タクシーは伊勢神宮、内宮前へと着けてくれたのでそのまま宇治橋の鳥居前へと移動する。デジカメを構えながら、真瞭が大きな鳥居とその先に続く宇治橋を眺める。
「やっぱり何回見ても素敵だわ」
「ほんとだね、まーちゃんが何回も来るのもわかるよ」
「でしょう? ふふ、りさちんと一緒に来れて良かったわ」
照れたように微笑む理沙子を、シャッターチャンスとばかりに真瞭がシャッターを切る。
「あ! もう、不意打ちで撮っちゃだめだよ……恥ずかしいでしょう」
「この真瞭様がりさちんのベストショットを逃すわけないでしょ~? さ、行きましょう!」
「もう、まーちゃんったら!」
じゃれながら宇治橋を渡れば、その先は白い玉砂利が敷かれた広い道。向かって右側を歩くのよとは真瞭の弁。それに従いながら歩けば、手水舎に着いた。
「待って、りさちん。そこじゃなくって、川の方で洗いましょう」
「川で?あ、本当ね。あっちの方に人が結構いるわ」
もちろん手水舎で清めてもいいのだが、折角五十鈴川の綺麗な清流が傍を流れているのだ。天気のいい日などはそちらの清らかな水で手と口を清めるのもいいだろう。
「きゃ! 冷たい……でも、なんだか気持ちがしゃんとする気がするわ」
「でしょう? はい、ハンカチ」
ありがとう、とハンカチを受け取って水気を拭って返し、ゆっくりとまた歩き出す。人出が多いだろうから疲れるだろうかと心配していたけれど、内宮の中は広いせいか思ったほど混みあっている感じもしなくて理沙子はすうっと息を吸い込む。周りを見渡せば大木が幾つも見え、冬の冷たさのせいか清澄な空気と気配が痛いほど感じられる。
「大きい樹だね……樹齢何年くらいなんだろう?」
時折立ち止まりながらシャッターを切る真瞭に問い掛ければ、
「三百年や四百年のものが結構あるそうよ。あとはそうね、あれが八百年だったかしら」
ガイドブックで見た受け売りだけれどと言いながらも教えてくれる。パワースポットなどではないけれど、大きな樹木はそれだけで癒されるような気持ちになる。内宮という空間を肌で感じ、身も心も清められるような感覚に捉われて理沙子は真瞭の手を握る。
「どうしたの? 疲れちゃった?」
「ううん、逆にパワーもらっちゃったみたい」
内心、病み上がりである彼女を心配していた真瞭は少し安心してその手を握り返す。冬の冷たい水で洗った手は冷たかったけれど、繋いだ指先から温まるような気がして御正宮に着くまで手を繋いだまま歩いた。
石段を上り、お賽銭を入れてから二人そろって二拝二拍手一拝を守ってお参りする。顔を上げ、横道へと抜けると真瞭が理沙子の顔を覗き込むようにして、
「りさちんは何をお願いしたの?」
と聞くので、笑いながら内緒と唇に人差し指をあてて坂道を下った。散歩がてら内宮の中をのんびり巡り、神楽殿にある神札授与所でお札とお守りを眺めて、二人お揃いのお守りをもらう事にした。
「この開運のお守り、鈴が付いてて可愛いと思わない?」
「ほんとだね、形もころんとしてて可愛い」
「これにしましょうか。色はどうする?」
「ん……白、かな」
純白のお守りを指差して理沙子が言うと、真瞭がこれを二つ、袋は別でと巫女さんに頼む。お金を渡してお守りを受け取ると、
「はい、りさちんの分」
「え、お金……」
「いいのいいの、今日の記念にね?」
そう言って笑う彼女がお金を受け取ってくれないことを理沙子はよく知っている。だから素直にありがとう、と受け取ることにした。そこからまた歩いていくと、来た時に渡った宇治橋が見えた。渡りきった後、記念にと他の参拝客に頼んで二人で記念写真を撮ってもらい、おはらい町へと向かう。
「さて……っと、今日の夕食は松坂牛のディナーだけど、その前に軽くつまんでいくわよ」
「食べ歩き、楽しみにしてたもんね」
軽く、で済むのかとは思ったけれど、理沙子のお腹も程よく空いている、けれど夕食の時間まではまだまだあるのだ。おはらい町を歩けば、あちこちの店先に露店が出ていて見ているだけでもお腹が空く。
丸印に天と書かれたのぼりを見つけ、二人でショーケースを覗くと棒天と呼ばれる棒に刺さった練り物が売られていた。たこ棒といか棒を一本ずつ買って、二人で半分こしながら次のお店に向かって歩く。
「ん~~! 柔らかくて味もしっかりしてて、何より揚げたてで美味しいわ!」
「すごくジューシーだよね……練り物、これだけでいいおやつになりそう」
はふはふとその味と温かさを楽しみ、残った棒をゴミ箱に入れると卯の花ドーナツを購入する。豆腐を使ったドーナツで、夏場はお豆腐ソフトクリームなんてものもあるという。これも一つを半分にして口の中に放り込むと、さっくり軽くもっと食べたくなる優しい味が口いっぱいに広がっていく。
「余計にお腹が空いてきた感じだわ……」
「がっつり、食べちゃう?」
「でも夕食は松阪牛のディナーなのよ? 美味しく頂く為にも我慢は必要……でもあの並んでも食べたいコロッケと紅福の冬季限定のぜんざいだけは食べなくちゃ帰れないわ! ……カロリーの辻褄はあとで考えるわよ!」
海外のクラシック誌に特集を組まれたりするこの美人な友人は意外と食いしん坊さんで、可愛かったりするのよね、とこっそり理沙子が笑ったのに気が付いていないのか、真瞭は理沙子の手を引っ張っておかげ横丁へと向かうのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月21日
参加申し込みの期限
2015年11月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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