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【誘爆!】
「……あ、『サンマさんバーガー』、美味しい! ね、ひと口食べてみる? はい、あーん」
仲睦まじい家族三人連れ、楽しそうな
篠原 翠響
ら一家の様子には、周囲の人々も思わず、ほっこり。
一見明るく可愛らしくも、どこか打算的なところもあったりする翠響。今日のこんなはしゃぎっぷりには、ご両親もひとつ安心したことでしょう……揃って穏やかな笑顔を浮かべております。
かの寝子島観光大使、サンマさんをイメージしたらしい細長いフィッシュフライを挟んだハンバーガーを、翠響はぱくぱく。もちろんお父さんとお母さんにもお裾分け。
食べながらも三人で会場を巡り、翠響はそのさなかに目に付くものを見かけては、
「見て、『猫焼き』だって! なるほど、鯛焼きみたいなものね。猫の形が可愛い……あっ、クレープもある! どうしよう、どれ食べる? 目移りしちゃうわね……もう、全部食べちゃおうか?」
形の可愛い猫焼きは、ちょっぴり可哀そうな気もしつつ、ぱかっと割ってお父さんと半分こ。もちもちの生地に程よい甘さのあんこが、耳の先っぽまでギッシリです。イチゴと生クリームたっぷりなクレープは、お母さんと交互にぱくり、ぱくり。イチゴの甘みと絡み合う滑らかなクリームをふわふわの生地が包み込んで、母娘は揃って幸せそう!
ふと、そんな時に。
「……え? 特製秋メニュー?」
お父さんが指差したのは、『猫亭<ニャンティ>』。ここまでにも、何だか色んな人がその特徴的なメニュー名を口にしているのを翠響も耳にしておりまして、味はともかく話題なようです。
もっとも、翠響はさしたる興味も無く、
「食べたいの? でも、何かすっごい辛そうだし……やめとこうよ」
なんて言ったものの。お母さんはともかく、お父さんは案外、乗り気のようでして……しきり翠響へ、言うのです。そうかぁ、まあ仕方ないかぁ。翠響はまだ子供だもんなぁ。辛いのはムリかぁ。しょうがないなぁ、的なニュアンスのお言葉を、こうつらつらと。
「……むむむ」
いつもはあまり、プライドにはこだわらない彼女ですけれど。そうまで子ども扱いされてしまっては、少々、ムキにならざるを得ませんで。
心配するお母さんをよそに、翠響も『デスコヴィル・ナパーム』へ挑戦決定!
「まぁ……大丈夫でしょ、言うほど辛くは無いんじゃないかしら? 噂には尾ひれがつくものだし……あ、来た来た」
かくして、ごとりと目の前に置かれた、赤いスープとご飯。目に痛い……という表現は多分に精神的なものでしょうけれど、物理的にももし目に一滴でも飛び込んでしまったなら、大変なことになってしまいそう。そんな危機感をあおって止まないほどに、凄まじく赤いスープ!
具材は、本店での定番、ニャンティチキンをチョイス。野菜もキャベツにニンジン、カボチャにオクラ、半熟卵もトッピングして、見た目には大変に豪勢です……赤いけど!
冷たくて甘~いストロベリーラッシーもスタンバイ、これなら万一許容限界を超えた辛さだったとしても大丈夫!
というわけで満を持して、翠響は、ぱくり。
「……あれ?」
ぱく、ぱくり。カボチャをいただいて、ほろほろの鶏肉を崩してスープと一緒に口へ、半熟卵も溶きながらご飯とからめて、ぱくり……ぱくぱく!
「なーんだ、どんなに辛いのかと思って身構えてたけど、大したことなっ辛ぁぁぁああああああ!!?!?!?」
お口をがばっ、シャットダウン! すかさずお母さんが手渡してくれたラッシーを投入、ひとまずどうにか耐えたものの、唇、舌、口の中全部を荒れ狂う……辛さの暴風圏! ヤバイ! これはヤバイ!
それでも少しずつ、ぱく、もぐ……あまりの辛さにじたばたとしながらも、食べ進める翠響。やがて、
「………………」
ちーん! ちゃんと完食したことには敬意を表しますけれど、その頃にはすっかり、意識が飛んでいたということです。デスコヴィル、恐るべし……!
格安! 破格! お値打ち価格! なんて言葉には、誰しも惹かれるものでしょうけれど。
山田 勘三郎
にとってはこれが、なかなかに切実な問題が絡んでいたりするのです。
「ちょうど臨時収入もあったしなー。へへっ、食いまくってやるぜー!」
こんなイベントですもので、来場するお客の中には、鉄人のごとく強靭かつ底なしな胃袋の持ち主が、ちらほらといらっしゃいますけれど。つまりは、勘三郎もまたそんなひとり……それでもって付け加えるなら、彼、いつだって懐具合はサミシイ限りであります。満足するほど食べまくれるなんて機会は、そうそうありゃしないわけなのです。
「あれもこれも格安で食えるこのチャンス、見逃す手は無いぜ!」
なんてテンション高め、勇んで会場へ踏み込んだ彼は、まずは腹ごしらえの『寝子ヶ浜スペシャルお好み焼き』の大盛りから始めて、次にはラーメン、寝子島丼にたこ焼きイカ焼き、そばにうどんなどなど……かつてなく有り余る資金を武器に次々、ぺろりっと平らげていきます。
と、
「おっ、カレーの良い匂い! えーっと、秋特製スープカレー……ありゃ?」
「ん?」
不意に目が合ったのは、見たことのある顔。メニューを眺めていた、
双葉 由貴
少年でありました。
「よー、双葉っつったっけ?
米フェス
の時以来だなー。元気してたか?」
「まあね、そっちは勘三郎だったっけ。お前もスープカレー、食うのか?」
おませな彼は、すこぶる辛い、というかヤバイといった寸評でにわかに話題になりつつあった、ニャンティに入るところだったようです。
勘三郎は、看板やのぼりでしきりと推されているところの、特別メニューとやらをひとつ眺めると、
「……お前これ、食えるのか? ここのカレーは子供向けじゃないぜ、お前にゃきっと無理だな」
「むっ……!?」
彼の言葉ももっともでして、折しもちょうどその時は、家族連れの娘さん、翠響の『辛ぁぁぁああああああ』が空へと響き渡ったところ。客席でばったりと突っ伏してしまった彼女を見るに、どうやら聞きしに勝る辛さであるようです
とはいえ、由貴はこれがなかなか、負けず嫌いなタチでして。
「そんなことないぜ、俺だって辛い物くらい食える! お前こそどうなんだ、食べられるのか? どうせ無理なんだろ!」
「な、何ィ……!? お、俺はこのくらい、平気で食えらぁ! 何なら、勝負するか? へっ、年齢分のハンデだ、俺は水ナシでもいいぜ!」
「言ったな、望むところだ!」
とまぁ、売り言葉に買い言葉。引っ込みがつかなくなった末、ふたりは激辛スープカレー早食い勝負! なんて、無謀な対決に挑むことに相成ったのでした。
向かい合って卓につき、注文を飛ばしてはバチバチバチっと、アツい火花を散らすふたり……これはもう、激闘必至!
やがて。どん、どどん! 到着するマグマ溜まり、いやさ『デスコヴィル・ナパーム』! その思った以上の赤さ、鼻を突く刺激臭……もう食べる前から分かる、このヤバさ!
ごくりと唾を飲み込み、これを今から、食うの? 俺が……? なんて早くもめげそうになりつつ、目の前には打ち負かしたい相手の顔。もう、後には引けない!
ふたり同時に、スプーンを赤いスープの中へとちゃぷん。うわぁぁとろみがあるよこのスープ、どれだけの唐辛子がここに溶けてるの? 飽和してるよこれ……なんて思いながらに。もはや黙って食べるのみ、いざ! 男と男の、勝負ッ!
ぱく、ぱくり。
「「…………辛ッれぇぇぇぇぇぇええええええッ!?」」
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月02日
参加申し込みの期限
2015年11月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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