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【お三夜】ワッショイ! 寝子島お三夜まつり!
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三夜湖のほとりを、
李 小麗
と
十朱 此方
は2人連れ立って歩いていた。
「さぁ、此方。一緒に湖を渡るのだ、頑張ろうなのだ!」
「うん、絶対に勝ちましょう」
猫のお面を斜めにつけた小麗がぐっと拳を握れば、此方もこくりと頷き頭にねこ耳を揺らす。
やる気は十分、けれど2人は、まだ湖を渡る手段を決めかねていて。
「ぬぅ、湖を渡る方法はどうするべきかぁ……」
小麗が腕組みをして首を捻る。
その傍らで、此方も口元に手をあてがって思案顔。
「船か泳ぐ……泳ぐのは、寒いから大変そう。船の方が良さそう?」
「此方は船がいいのか?」
「えっと、小麗が濡れない方がいいなって」
此方の言葉に小麗は目をぱちぱちと瞬かせて、やがて「ありがとうなのだ」と破顔した。
その笑顔の愛らしさに、きゅんと胸をときめかせる此方である。と、その時。
「……んっ!?」
小麗が、此方の肩越しに何かを見つけたらしくその瞳をきらりとさせた。
「何なのだあの乗物はっ! 此方、なんか白鳥の乗物があるのだ!」
「えっ? えっと、あれはスワンボート……」
「しゃおりーはあれがとっても気になるのだ! あれに乗って行こうなのだ!」
此方が説明を挟もうとするが、小麗はもうすっかり未知の乗り物に夢中。
ぐいぐいと腕を引かれて、此方は小麗と共にボートの貸し出し場へ。
間近で見るスワンボートは、さながら本物の白鳥のような優雅さだ。
小動物のようにちょろちょろしながらスワンボートをまじまじ観察する小麗へと、貸し出し場の係員が声をかける。
「ほうほう……これはスワンというのか。なるほど、白鳥だしスワンって感じがするのだ」
なんて謎の納得をする小麗の目には、既にスワンボートしか見えていない様子。
「ふふふ、これなら優雅に湖を渡っていけそうなのだ。此方、この子でいいか?」
小麗の問いに、再びこくと頷く此方。
「白鳥だからきっと強い。私も賛成」
どこかずれた言葉を返す此方の顔は大真面目である。
2人が言うのだから、これは優雅で強いに違いない、はず!
「それじゃあこのスワンを借りるのだ! 早速乗り込むのだ!」
「小麗、足元に気をつけてね?」
「任せろなのだ!」
勢い込んでスワンボートに乗り込む小麗に、此方も揺れに注意しながらそろりと続く。
小麗が、くいとお面の位置を整えた。意気込みの現れである。
「よーっし! 一緒にお社を目指すのだ!」
やる気に満ち溢れた小麗の様子に、
(小さい頃に漕いだことがあるけど、昔の事過ぎて色々と忘れてる……でも負けない!)
なんて、此方も気合を入れ直し表情を引き締める。
「じゃあ行くのだ! いっせーので、ギコギコギコギコ! でスタートなのだ!」
小麗の言葉に、此方はこくこくと頷きを返した。
自身の暮らす旧市街のお神輿をのんびりと見物し終えて、
真境名 アリサ
はきょろきょろと辺りを見遣る。
今日は水着ガールズバーでの仕事も休みだし、と神事に顔を出したアリサ。
三夜湖の向こう側のお社へ魚を奉納する行事に参加するつもりなのだが――いかんせん、船選びが難しい。
(泳いで湖を渡ろうという猛者もいるみたいだけど、あたしはパスだわ)
職業柄水着姿になるのには慣れているアリサだが、ここは空調管理されている店内ではなく冬の気配が間近な湖のほとり。
(この寒さの中泳ぐのは……沖縄で育ったあたしには難易度が高すぎるもの)
ただでさえ寒いのに、とぶるりと震えるアリサは、シーサイドタウンの駅ビルmiaoのセールで購入したねこ耳フード付きのパーカーを羽織っている。
肉球付きの手袋も手にはめて、防寒対策も猫っぽさもばっちりだ。
他にも色々と寒さに備えている、南国育ちのアリサである。
さて、そんなアリサ、湖畔に停泊する高級クルーズ船――桜栄号に目を留めていた。
「わあ、すごいわね……けどこれ、乗せてくれるのかな?」
ちょっぴり不安に思いながら桜栄号を見つめるアリサに、
「どうしたんだ?」
と、声をかけたのは
龍目 豪
。
探検部の部長である豪、湖へ漕ぎ出す自作のイカダの最終調整を近くで行っていたのだが、困っている様子のアリサを見かけて放っておけなかったのだ。
「あ、ええと、あの船乗せてもらえるかなって思って」
「どれ……ん? 桜栄号? 多分、うちの理事長の船だよな……うん、問題ないと思う。声かけたら乗せてくれると思うぜ!」
にっと白い歯を見せる豪に背中を押されて、アリサはほっと息を吐き口元を緩めた。
「ありがとう、行ってみるわ。あなたはどうするのかしら?」
「俺? 俺はあれで社を目指すつもりだ」
豪が、自身のイカダを親指でくいっと指す。目を丸くするアリサ。
「イカダ? もしかして、あなたが作ったの?」
アリサの言葉に、豪は胸を張って、眩しいような笑みを零した。
「探検部だからな。泳いでいくか悩んだんだが、操船の訓練にもなるだろうし」
海洋部員でもあるからな、と笑う豪の表情はどこまでも屈託がない。
その笑顔につられるようにして、アリサもにこりとする。
「頑張ってね、応援してるわ」
「ああ、そっちもいい旅をってな」
軽く手を上げる豪に小さく手を振って、アリサは桜栄号へと歩を進めるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月24日
参加申し込みの期限
2015年10月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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