this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【お三夜】ワッショイ! 寝子島お三夜まつり!
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
14
つぎへ >>
真境名 アリサ
が乗り込んだのは、豪華絢爛を絵に描いたようなクルーズ船、桜栄号。
「うわー……なんというか、あたしみたいな庶民には完全に無縁の空間だわ……」
なんて呟きが思わず漏れてしまうほど、そこはきらびやかな空間だった。
湖のほとりで出会った青年
の言葉通り、いっそ拍子抜けするほど呆気なくアリサは高級クルーズ船への乗船を歓迎されたが、
(何、この優雅でセレブな空間は……根が庶民のあたしには眩しすぎる!)
というわけで圧倒されっぱなし、口を開いても「凄い」以外の感想が出てくる気がしない。
少し気持ちを落ち着けようと湖を眺めていたところに、
「どう、私の船は? 気に入ってもらえたかしら?」
と、言葉をかけられてアリサは声の方を振り返った。
声の主は
桜栄 あずさ
。このクルーズ船の持ち主である。
「あ、その、気に入った、というか、凄いなぁって」
気さくな性質のアリサだが、今は慣れない状況にちょっぴり緊張している。
そんなアリサの様子にふっと妖艶な笑みを漏らして、ふわふわとしたねこ耳とねこ尻尾を優雅に揺らしながら、あずさは客人へとカクテルグラスを差し出した。
礼を言いグラスを受け取ったアリサ、その中にたゆたう色彩の美しさに思わず見惚れる。
「わ、とっても綺麗! 仕事柄お酒には詳しいはずなんだけど初めて見たわ……もしかして、オリジナルカクテルかしら?」
「ふふ、ご名答ね。今日の記念に特別に作らせたのよ、この湖をイメージして」
お喋りの相手ができて嬉しいわ、と自身のグラスを軽く掲げるあずさ。
少し笑って、アリサもそれに倣った。グラスの中の湖が揺れる。
(こういう豪華な船に乗って、カクテル片手に湖を眺めるなんて滅多にできない経験よね)
(気後れしてないで、満喫しないと勿体ないかも!)
ドレス姿でないことだけをほんの少し残念に思うアリサだったが、この際服装と雰囲気のミスマッチは気にしない!
(仕事柄って言ったらお酒にも強いんだけど……今日は一杯に留めておこう)
そんなことを思いながらカクテルを口に運んだ、その瞬間。
「うーん、なかなか進まないわねー」
と、下の方から声がした。あずさと2人、アリサは声の方へと視線を落とす。
そこには、いかにも手作りといった感じの小振りの船が一艘浮かんでおり、
「ざばーんって波が来たらいい感じなんだけどなー」
なんて言いながら謎の特撮ヒロイン――
入江 みつび
がその船のオールを漕いでいた。
思わずまじまじとその姿に見入ってしまったアリサ、ふと、みつびの船がある見慣れた物で出来ていることに気づく。
「……かまぼこ板?」
小さく零すや、『かまぼこ』という単語に反応してバッと上を向くみつび。
「そうそうこれ、かまぼこ板で作ったの! ふふふ、いいかんじでしょ?」
「……うん、凄いと思う」
桜栄号とはまた別の意味で色々すごい。
アリサがこくと頷くのを見て、みつびがますます笑みを明るくした、その時。
「えっ? 何あれ!?」
突如湖を割って、巨大なナマズがみつびの船の横からぬうと顔を出した。
そして、ナマズはそのままみつびのかまぼこ船に体当たり!
「わっ、わわ。素人作りのかまぼこ船にアタックはだめだよー」
あっという間に、みつびの船はバラバラになってしまった。
残った愛用のサーフィンボード(これが船の基盤だったのである)につかまってぷかぷかしながら、みつびは大きなため息を漏らす。
「ああーほらー。あとで板ひろわなきゃだなー」
「だ、大丈夫!?」
「うん、平気平気ありがとー。そうだ、あんたさ、かまぼこあげるからちょっと波つくってよ。ざばーんって派手なやつ」
心配するアリサに問題ないと手を振って、みつびは手作りかまぼこを手にナマズと交渉。
かまぼこをもぐもぐしたナマズ、機嫌よさそうにたっぷりと身体を動かした。
水面に、大きな波が生まれる。
「そうそう。よーし、このままあんたの波で向こうまでいかせてもらうわ」
かまぼこだけに板に乗るのはお手のものとばかりに、みつび、颯爽とサーフィンボードの上に立ち上がる!
「うるとらにゃんこたん三夜湖にテイクオフ♪ うん、いい波、っていうか流石にここでサーフィンできるとは思ってなかったわ。サンクスなまずさーん」
みなさんおっさきー♪ とみつびの姿と声が湖の向こう側へと遠ざかっていくのを、アリサは夢でも見ているような気持ちで見送るのだった。
「なんていうか……色々衝撃的だったような……?」
「まあ、色んなことがあるものよね~。それもまた人生のスパイスよ」
ぽかんとするアリサの隣で、あずさが優雅にカクテルを口に運んだ。
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
14
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【お三夜】ワッショイ! 寝子島お三夜まつり!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月24日
参加申し込みの期限
2015年10月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!