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11月の★ハッピーバースデー
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☆11日
フリーランスの戦場カメラマンにして木天蓼大学の学生である
諸星 譲
は、
詠坂 紫蓮
の誕生日を祝うべくバイクを走らせていた。
「俺の行きたいところに付き合って欲しい」と言って約束しただけで、わざと誕生日のことは言っていないが。
(……うーん、きっとバレてるよね……)
先日誕生日を覚えてるかと聞かれたばかり、「誕生日。約束だよ」とまで言われている。
(まあバレててもこういうのは演出が大事だよね! それでまた驚いてもらえれば万々歳かな)
紫蓮はバイクの後ろで譲の背にくっついていた。
「どこに行くかは着いてからのお楽しみ!」
乗る前に言った譲の言葉に微笑む。
(ふふ、譲にいさん、ちゃんと誕生日覚えててくれたんだ。どこに連れて行ってくれるんだろう)
譲は紫蓮にとって母親の従兄弟にあたる。
家族のような存在だったから二人で出かけるのも自然なことだったけど。
いつのまにか異性として意識するようになっていて。
今日は紫蓮の16回目の誕生日。
(こうやって譲にいさんのバイクの後ろに乗ってお出かけするのは何度目かしら。こうやって走ってる時間も結構好きだな、私)
(こうして堂々とくっつけるのはこんな時だけだものね)
流石にこんな事口には出せないけど。
風の中、温かい譲の背中に命を預けている感覚が、とても気持ちいい。遊園地のアトラクションでは味わえない。
「寝子島で一番夕日が綺麗に見えるとこに連れて行くよ」
譲がつぶやいた。
バイクは海沿いの道へと入って行った。
空がオレンジに染まりつつあった。
「わぁ……綺麗な夕焼け」
紫蓮が声を上げる。
譲は車で入れるぎりぎりのエノコロ岬の灯台近くでバイクを止めた。
「ここ俺のお気に入りの場所なんだ」
ヘルメットを脱いだ譲がカメラを取り出す。岸壁近くまで二人は歩いた。
夕日の中、時折波しぶきが岩を洗う。
「夕日って一日の中で一番刹那的だよね。一瞬一瞬が表情違うし逃したらもう二度と見ることが出来ないというかさ」
「譲にいさん、今日はありがとう。とっても素敵な……ふふ、写真か……綺麗に撮ってね」
カメラを向けられ、紫蓮が微笑む。
「今日の夕日もこの一度限り」
譲は紫蓮ごと夕日を写真に収めた。
「うん、よく撮れた。凄く綺麗」
(紫蓮ちゃんの顔が赤い気がする……それともこれは夕日に染まっているから? 俺の顔も赤くなってるかも……でも夕日でわからないよね。バレたらかっこ悪い)
譲はそんなことを思いながらカメラをしまった。
自分一人ならずっと夕日の写真を撮り続けるところだが、今回は紫蓮の誕生日だ。
「改めて……紫蓮ちゃんお誕生日おめでとう」
譲が取り出したのは、木彫の蓮の花のブローチだった。
「えっ、プレゼント? わぁ……素敵なブローチ……可愛いデザインね」
蓮の花なのは紫蓮の名前からのイメージだろうか。
「中々イメージに合うのがなくて自分で作っちゃった」
「手作りなの? すごい……うん、すごく嬉しい!」
(譲にいさん、昔から器用で、大抵のものは作っちゃうんだよね)
イメージに合うものを探してくれただけでも嬉しいのに、世界に一つしかない手作り。
「じっとしてて。マフラーにつけてあげる」
ブローチを持ち、譲が言う。
「あ、そうね……マフラーを留めるのに使ってもいいかも。付けてくれるの? じゃあ、お願いしちゃおうかな」
軽い気持ちで頼んだ紫蓮だが。
(って、この体勢……! う、うう、すごい顔が近い! この間の鎌倉帰りの時よりも……)
二人は間近で見つめ合う形になった。
(これ期待しちゃっていいの? 譲にいさんも私と同じ気持ちでいてくれてるの!?)
紫蓮は目を閉じていた。
(ど、どきどき……このまま目を閉じて待ってたら……)
譲のほうもこの状況に動揺していた。
長旅で何度も修羅場を潜ってきた経験から、どんな危機的状況でも動じないはずだったのに。
恋愛は戦場とは勝手が違うようだ。
(これって……キス、していいのか? いや、でも)
目を閉じた紫蓮は、とても愛らしかった。
唇が、近づく。
しかし譲は迷った末思いとどまった。
(このままじゃなんだか流されたみたいで)
代わりに紫蓮の唇に指を押し付ける。
思わず紫蓮は目を開いた。
(アレ? この流れって、ほら、キスーとかそういう流れじゃ……? なんか全然そんなレモン味とかしないんだけど……)
「うん似合う! ブローチ」
譲はそう言って紫蓮から離れた。
(か、勘違い……なの、かな。そ、そうよね。譲にいさんがそういってくれた訳じゃないし、私からもまだ何も気持ち伝えてないものね)
そして紫蓮を見ている譲の視線に慌てる。
「え、あ、いや、な、なんでもないの! その、このブローチありがとう! 大切にするね!」
「ごめん、もうちょっと待ってくれる? ちゃんと気持ちの整理付けてくるからさ……」
譲が呟いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月11日
参加申し込みの期限
2015年10月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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